デジタル世代のためのサンスイサウンド
1987年発売当時の価格は79800円、α-Xバランス・サーキットを採用しアナログ再生をメインとした製品からCD再生をメインにしたプリメインアンプへと変わっていった時代の名機。この価格帯では考えられないグレードでベストセラーになりました。
サンスイの音の魅力の虜になっていたので、907シリーズをメインアンプとして長く使用していましたが、80年代中盤以降にレコーディングされたCDを聴くときに、ちょっとだけ不満がありました。私は、バンド活動をしていたので生の楽器の音に日常的に慣れていて、少しだけ違和感を感じていました。ちょっと試してみようかな、という気持ちで中古で購入したのですが、80年代以降のCDには、ピタッとはまった感じで、結局907とα607iを併用して使用することにしました。
アナログレコードを聴くときには圧倒的に907が良かったんですが、CDをソースダイレクトで再生した場合、近代的なサウンドにマッチした音像を再現してくれたのが嬉しくてたまりませんでした。低音の音のまとまりも良く、引き締まったベース音、ドラムサウンドで、音のまとまりが良く、大音量で鳴らせない環境の人には丁度いいと思います。70年代までの音楽ソフトは907、80年代中盤以降のCDはα607iという風に使い分けて使用していました。中古で購入して2万円ほどだったので、いい買い物ができたと思います。発売当時かなりに人気があったので、中古品も多く、入手しやすい機種だと思います。
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