リザーブII電源搭載!
1983年発売。当時定価79800円。A-11の回路技術を継承して開発されたリザーブII電源を搭載したプリメインアンプです。電源部には、リザーブ電源をさらに発展させたリザーブII電源を採用、廉価版ながらA-10と同傾向の力強く立体的な音質になっています。また、
MCカートリッジ、MMカートリッジにも対応しているので、アナログファンにとっては、価値のある機種だと思います。
A−10シリーズの音にすっかり魅了されてしまい、A−7にも興味を持ち購入しました。A-10シリーズに比べると、やはり全体の作りもチープで、音質的にもA-10ほどの迫力は感じられませんが、リザーブII電源というNEC独自の電源部の威力は、このアンプでも十分に楽しめます。楽器の音に、まるで生き物のような躍動感があり、ソリッドでパワフルな音を楽しめます。このアンプで映画のDVDを鑑賞すると、BGMの音質にも活力を与えてくれるので、BGMの音の良さに唖然としてしまいます。A-10シリーズのアンプとの決定的な違いは、低音部分で、地を這うような低音、腹に響くような低音とまではいきませんが、このクラスのアンプとしては十分な低音だと思います。またMM、MC両方のアナログも楽しめますし、A−10に近いサウンドが楽しめます。サンスイの707シリーズのようなグレードのプリメインアンプといえるかもしれません。
NECのA−10シリーズに比べるとマイナーな機種なので、中古市場でもめったに見つかりませんが、大体1万〜2万円ほどで購入可能なようです。A−10の音の傾向は好きだけれど、大音量では音楽を聴けない、という環境の方には向いていると思います。MC、MMカートリッジに対応しているので、低価格でアナログ盤を楽しみたい方にも最適ではないでしょうか。
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