次世代向けコンパクトスピーカー!
1986年発売当時定価43800円(セット)。世界中で100万本ものセールスを記録した定番コンパクトスピーカー。スタジオモニターより更にコンパクトなサイズでJBLサウンドを楽しめます。
スタジオスピーカーの名機J216などよりも小さめなコンパクトスピーカーですが、大型スピーカーをセットするスペースの無い方や、住宅事情で重低音の出せない方にとっては、かなりお買い得なモデルです。低音に関しては中型、大型のスピーカーとは比較になりませんし、一見するとおもちゃのようなスピーカーですが、中高域の音抜け、音の伸びの良さは、まさにJBLサウンド!。特に、アパート暮らしをしていたりすると、低音が振動となり近隣からの苦情などにも配慮しなければなりませんが、近隣に気配りする必要がある方には、最適だと思います。地を這うような低音は得られませんが、中高域の音の輪郭はクリアで、明るく伸びやかなJBLサウンドで、ジャズやロックの楽器の音をリアルに楽しみたいという方に向いていると思います。私は自分で楽器をプレイするので、楽器の音のエッジがはっきりと聴き取れるという意味でも、このスピーカーにはお世話になりました。J216などに比べて低音が出ないので、原音に忠実なサウンドを楽しみたいという方には、低域に関して不満が出るかもしれませんが、低域のベースやドラムの音質も輪郭がはっきりしているので聴き取りやすく、重低音さえ望まなければ十分にJBLサウンドを楽しめるスピーカーです。ただし、コンパクトスピーカーだからと言って、アンプを安物にしてしまうと、スカスカした音質になってしまうので、アンプはケチらない方がいいでしょう。アンプのスペースもコンパクトしたいというのであれば、DENONのPMA−7.5シリーズなどを使えば、かなりの音質で音楽を楽しめます。
昔、ミュージシャンを目指して一人暮らしをしていた時、ビンボーで安物のシスコンを使っていたんですが、このスピーカーがあれば、好きなミュージシャンの曲をコピーする時に苦労せずに済んだのになぁ、と痛感します。音のエッジがはっきりしているので、ギターやベースのピッキングのニュアンスも分りやすく、ドラムの繊細なシンバルワークなども聴き取りやすいので、ビンボーなミュージシャンにとっては最高のスピーカーだと思います。また、亡児設計なのでテレビの近くにセットが可能、AVシステム兼用のスピーカーとしても便利です。
このCONTROL1はシリーズ化されて最新の製品は新品で購入が可能です。また、発売当時の定価が5万円以下と安く大ヒット商品だったので、中古商品も豊富です。最新の製品は低音が充実しているようですが、低音が出すぎると困るという方は、中古でCONTROL1を探して購入した方がいいかもしれません。中古での相場は1万円前後と格安なので、コストパフォーマンスを考えてもCONTROL1は魅力的です。
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