コンパクトでもアルニコ!
1988年発売、定価35000円(1本)。アルニコを採用し、高い評価を得ていたSX−511のコンパクト型と言えると思います。ウーファーの磁気回路にはアルニコが使用されています。ビクターのロングセラーとなったSX-3以上にしっとりした上品な音を楽しめます。
SX−511を使用してビクターの音質に惚れ込んでいたので、このシリーズへの関心が強く、サブシステム用として購入しました。コレも大当たりでした。大音量でガンガン鳴らすタイプではありませんが、ヴォーカルを中心とした中域は、潤いのあるリアルなサウンドで、高域もビクターならではの響きの良さがあります。そして何より引き締まった低音の質感が心地よいサウンドです。中途半端に低音が出るスピーカーは低域に音のしまりが無く、中高音の邪魔をしますが、このスピーカーには、ビクターのSX−L5のような独特の引き締まった低音なので、心地よくドライブ感を楽しめます。リビングなどで、家族や友人と、あまり音を大きくしないでくつろいで聴くには最高の機種だと思います。購入直後は、休日だった事もあり、嬉しくて1日中聞いていたのを覚えています。
この製品用に専用スピーカースタンドも発売されていました。中古品でセットになっているものがあれば、それがベストだと思いますが、比較的軽めのスタンドだったので、代用スタンドを使用しても音質にはそれほど影響が無いと思います。カラーはこのページの写真のように、SX−511などと同じ色の他に、ブラックもありました。
●ビクターのスピーカーを探す