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令和四年1月 一般質問 |
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福川タカ子の一般質問(十二月議会)
12月14、15,16日
福川タカ子は15日に登壇しました。
◆22番(福川鷹子議員)
皆さん、こんにちは。
通告に従って、一般質問をやります。よろしくお願いします。
今回、3項目やります。
1.交通安全対策について
今年6月にまたまた飲酒運転ドライバーによる大事故が千葉県八街市で起きてしまいました。そのことで信号のない横断歩道についての改善、見直しが全国的に行われました。事故が起きるたびに安全 に対する意識が高まっています。日頃から注意していればいいことですが、なかなかできていない現状です。私もドライバーの立場で、常に信号のない横断歩道を渡ろうとする方がいると譲っていますが、 なかなか相手側、対向車が止まらない、歩行者は渡れない状況にあります。そういう場面に度々遭遇しています。だから同じ質問を繰り返し、繰り返しすることになってしまっています。
また、12月9日にも保育園児が近くの公園にお散歩に向かって歩いていた信号のない交差点付近で車が突っ込んできて園児10人が病院に搬送される事故がありました。そのうち3人の子供にはけががな かったとのこと、少しはほっとするものの、運転手の男性は体調不良を訴えて病院に運ばれた後、意識不明の重体となっているとのこと。
朝霞市でも、多くの保育園の子供たちが近くの公園へお散歩に行きますが、事故に遭った話は幸いにして聞いていませんが、八街市の事故を受けて、市の対応と取組状況についてお聞きします。
また、道路交通法第38条では、横断歩道等における歩行者等の優先が定められているが、依然として一時停止をしていない車が多く見受けられます。運転手への啓発など、市の取組状況についてお聞き します。
◎笠間三生都市建設部長
1点目の交通安全対策についての(1)に御答弁申し上げます。
市では、令和3年6月に千葉県八街市において発生した帰宅途中の児童が死傷した事故を受けて、通学路などの安全対策を早期に実施するため、庁内関係部署並びに小・中学校、朝霞警察署などの関
係機関と連携し、緊急安全点検などを実施いたしました。
その点検結果を基に、関係機関と連携した現地確認及び検証を行い、緊急性や安全性なども考慮し、今年度より順次対策工事を実施いたします。
次に、信号のない横断歩道における課題について、市としましては道路交通法第38条に記載のある横断歩道などにおける歩行者優先の遵守は非常に重要なことと認識しており、朝霞警察署に対し適宜 横断歩道付近の取締り強化をお願いしているほか、市ホームページや「広報あさか」、駅前電光掲示板などを活用し周知を図っております。直近では、先月27日にくみまちモールあさかで開催した防災フェ アに合わせて、道路交通法第38条に関連したパネル展示を実施しました。今後におきましてもイベントなどを含め、様々な機会を捉え啓発してまいります。
そのほか道路の形状からドライバーが横断歩道を認識しづらい場所や交通量の多い道路では、路面標示による注意喚起や横断旗の設置に加え、市内の事業者から寄贈された横断歩道一時停止の啓 発看板を設置したほか、東弁財地区においては横断歩道部が盛り上がったスムース横断歩道を第五小学校前を含め4か所設置しており、車両速度の抑制や横断歩道部にいる歩行者が視認しやすくする など、横断歩道前の一時停止につながるものと期待しております。
2.公共交通空白地区について
前回9月の議会でも同僚議員が公共交通空白地区のことを熱く質問されていました。実は私のところにも9月議会を傍聴されていた市民の方から手紙が届きました。それによりますと、空白地区の公共交 通のことについて、もっと強く市のほうに要望してほしいとのことが書かれていました。空白地区の現状と改善に向けた今後の取組についてお聞きします。
◎笠間三生都市建設部長
次に、2点目の公共交通空白地区についての(1)に御答弁申し上げます。
市では公共交通空白地区の改善に向けまして、行政や地域に住まう皆様、交通事業者などが協働して新たな公共交通を導入するに当たり、一定のルールの下、ステップに沿って検討が進められるようガ イドラインを作成し、本年10月に開催した地域公共交通協議会において承認を得たところです。
公共交通空白地区の改善に向けましては、10月に空白地区における先行検討3地区に関係する自治会、町内会を対象に説明会を開催し、ワークショップ形式で自治会、町内会の皆様と市で一緒に運行 ルートを検討したりしたほか、11月には上内間木町内会の役員会に職員がお伺いし御説明をさせていただきました。さらに根岸台7丁目地区では周辺の自治会、町内会で集まり、ガイドラインに基づく地 域組織を立ち上げた旨の御連絡をいただくなど、地域住民の皆様と市で連携を図りながら公共交通空白地区の改善に向けての動きが始まっているとことです。
今後につきましては、各地区の運行ルートなどについて、自治会、町内会の皆様から御相談があった際には、議案ごとにサポートさせていただくとともに、適宜交通事業者の協力も仰ぎながら、公共交通 空白地区の改善に向けて取組を推進してまいりたいと考えております。
以上です。
3.ヤングケアラーについて
先ほどケアラーについて同僚議員より質問がありました。私はヤングケアラーに特化してお聞きしたいと思います。若干ダブるところもあるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
11月はケアラー月間でした。私は最近、ヤングケアラーのことをよく目にしたり、耳にしています。それもそのはず、11月はケアラー月間だったからです。そして同時に、ヤングケアラーのことも見たり、聞い たりし、そのたび心を痛めています。
皆さんはヤングケアラーを知っていますか。ヤングケアラーとは法律上の定義はありませんが、一般的に、本来大人が担うような家事や家族の世話、介護、感情面でのサポートなどを行っている18歳未満 の子供のことです。家族の中に支援を必要とする人がいる場合、サポートする大人がいなければ子供が担うことになります。具体的には、入浴やトイレの介助、買物、料理などの家事などが該当します。
全国初、埼玉県がヤングケアラーの実態調査をしたとのことでした。それは本来大人が担う家事や家族の世話などのケアを日常的に18歳未満の高校生、中学生、小学生が行っていることです。特に高校 生、中学生が勉学と介護、家族の世話を行っている。そしてそのことを誰にも打ち明けたり相談に乗ってもらったりができず、1人で苦しみ、1人で悩んでいる。将来のある子供たちが勉強を犠牲にしないで 将来のために生き生きと過ごせたり、家族の見守りもできる環境づくりを考えてみる必要性を強く感じています。
現在、市はそのような環境に置かれている子供たちの実態を調べたことはありますか。また、今後、具体的な取組はどのようにしていかれるか、お聞きします。
これで1回目の質問を終わります。
◎麦田伸之こども・健康部長
3点目のヤングケアラーについての(1)につきまして御答弁申し上げます。
ヤングケアラーとは、本来大人が担う家事や家族の世話などのケアを日常的に行っている18歳未満の方のことであると認識しております。ヤングケアラーの特徴の一つとして、幼い頃から介護が日常にあ り、自分自身でその現状が当たり前だと思い込み、自分の置かれた状況の大変さに気づいていないことがあり、またどうすればいいのか分からない、相談する人がいないなど、1人で抱え込んでしまう状況 が多いものと考えております。
加えて、介護により自由に遊ぶことができない、勉強に支障を来してしまう、進学を断念してしまうなど、子どもの権利条約の原則を享受できない問題なども懸念されます。
実態調査につきましては、埼玉県が令和2年度に県内高校2年生を対象に実施した実態調査結果によると、ヤングケアラーである、あるいはヤングケアラーだったと回答した生徒は、全体の約4.1%であり、そのうちケアについて話せる人がいなくて孤独を感じる、ストレスを感じると回答した生徒は、それぞれ20%近くとなる結果でした。
また、国が令和2年度に全国で1割に当たる中学校、高等学校を対象に実施した実態調査結果によると、家族の世話をしていると回答した生徒は、中学2年生では5.7%、高校2年生では4.1%、定時制高 校2年生相当は8.5%と全日制高校に比べ、やや高い傾向が見られました。
市では、これまで直接的にヤングケアラーに関する調査等を行ったことはございませんが、国や県が実施した調査結果を踏まえつつ、要保護児童対策地域協議会の機能を活用し、ヤングケアラーとなっ ている子供の把握に努めてまいります。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
答弁ありがとうございました。
それでは、順に質問をさせていただきたいと思います。
1番目の交通安全対策についてです。
答弁では、千葉県八街市の帰宅途中の児童の死傷事故を受けて、通学路等の安全対策を早期に実施をするため、市内関係部署並びに小・中学校、朝霞警察等の関係機関と連携をし、緊急安全点検を していただいたことは感謝するところです。また、点検結果を基に関係機関と連携して現地確認及び検証を行って、緊急性、安全性を考慮し、本年度より順次対策工事を実施していただくことについてもよ く分かりました。ありがとうございます。しかし、信号のない横断歩道における課題についてはなかなか改善されていない現状です。
それは数年前のことです。県から、市内の保育園全てにお散歩に行くときに着用するグリーンのベストが配布されました。それを着用してお散歩に出かけますが、信号機のない横断歩道を子供たちと一緒 に横断したく、渡ろうとして立っていても、なかなか車は止まってくれないとの声をよく聞いています。その場所は、根岸のほうでは馬頭観音の五差路のところ、膝折の北浦公園のところ、私も別のところで経 験したことがあるのですが、溝沼にありますアコレの前、それと朝霞の森、青葉台公園、ここは高校生、中学生が通学に使っていますし、親子で公園に遊びに来た人たちも常時渡っているのですが、この 信号機のない横断歩道は、交通法第38条に記載のある横断歩道等における歩行者優先の遵守は重要であるが、運転手の意識がなさ過ぎるような気がしております。幾ら朝霞警察に対し、適宜横断歩道 付近の取締りを強化のお願いをしたり、市のホームページや「広報あさか」や駅前電光掲示板等を活用しても、ドライバーの意識のなさから行っているように思います。しかし、何もやらないより、やってい ただけたほうが少しでも改善につながるし、安全にもつながっていくと思いますので、これからもよろしくお願いしたいと思います。
また、11月27日にくみまちモールあさかで開催した防災フェアに合わせて、道路交通法38条に関連したパネル展示も実施していただいたとの答弁もありました。その結果、成果等はどうでしたか。また、そ のとき、どれくらいの市民が興味を示されていたのでしょうか。大まかでもいいのですので、分かれば教えていただきたいと思います。
今後も様々なイベントを含め啓発してまいりますとのことですが、今やれることをやっていただきたい。市のできる具体的な対応策についてお尋ねしたいと思います。
信号機のない横断歩道での歩行者の横断時における車の一時停止状況、全国調査をJAFが行いました。日時は2021年8月11日から8月30日のうち、月曜から金曜日の平日のみ、調査時間は10時から 16時の間だそうです。この目的は、交通マナーに関するアンケート調査の設問の中で、信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しない車が多いと思う人はということで86.2%の人 が思ったらしいです。とても思うが43.7%、やや思うが42.5%に達し、このような場面で一時停止しない車が多い傾向でした。この実態を把握するため、信号機のない横断歩道に着目し、2016年から全国で 実態調査が実施されています。今後も横断歩道の事故や死傷者減少の一助となるよう、信号機のない横断歩道における車の一時停止の向上を図るとJAFは今後とも継続して取り組むようです。市ででき る具体的な対策はありますか。お聞きします。
◎笠間三生都市建設部長 1点目の(1)の再質問に御答弁申し上げます。
アコレ朝霞溝沼5丁目付近を通る市道10号線や青葉台公園、朝霞の森の前を通る市道643号線は、直線的で見通しがよいため、道路交通法第38条の定めを違反し、横断歩道において止まれないような スピードで走行する車両が見受けられますので、注意喚起を促す立て看板を設置してみたいと思います。
また、北浦公園、馬頭観音につきましては、横断歩道手前で停止しない車両の取締りについて朝霞警察署に依頼してまいります。
なお、横断歩道における歩行者優先などの交通ルールをドライバーが理解し、遵守することが何よりも重要なことですが、歩行者においても横断歩道において手を挙げて横断の意思表示を示すことによっ て、車両が止まりやすくなるという調査結果も出ておりますので、市としましては、歩行者の立場における効果的な啓発方法などについても検討し、ホームページや街頭活動、イベントなど、機会を捉え周知 に努めてまいります。
なお、くみまちモールあさかで先月27日に行われました防災フェアにつきましては、約3,000人の来場者がございましたので、道路交通法第38条の周知につきましても一定の効果はあったものと考えており ます。
続いて、2番目の公共交通空白地区についてです。
新たな公共交通を導入するに当たり、一定のルールの下、ステップに沿って検討が進められるようガイドラインを作成し、10月に地域公共交通協議会において承認を得たとの答弁でした。10月には空白地 区における先行検討3地区に関係する自治会、町内会を対象に説明会を開催し、ワークショップ形式で自治会、町内会の皆さんと市で一緒に運行ルートの検討をされた。また、11月には上内間木町内会 の役員さんに職員が伺い説明をされたようです。また、根岸台7丁目地区では、周辺の自治会、町内会で集まり、ガイドラインに基づく地域組織を立ち上げた旨の連絡が来たとの答弁でした。今後は、各 地区の運行ルート等について自治会、町内会の相談があった際には、事業ごとにサポートさせていただくとのことです。
では、以前に空白地区について、膝折の方たちも問題提起をしていたこと、覚えていますか。そういうときがあったと思うのですが、そちらの方は今回どうなっていますか。
また、内間木地区においても実証実験をしたことがあったと思うのですが、その辺のことについては今回の空白地区の改善に向けてどのように取り組まれたのか、お聞きします。
◎笠間三生都市建設部長
続きまして、2点目の(1)の再質問に御答弁申し上げます。
先行検討3地区のうち膝折町4丁目地区につきましては、10月に実施した説明会の後、現時点で特段の御連絡はいただいておりませんが、市としましては周辺の自治会、町内会にお話を伺い、適宜サポートをさせていただきながら一体となって取組を進めていきたいと考えております。
次に、市内循環バス内間木線社会実験につきましては、内間木公園で路線バスや市内循環バスに乗り換える必要があったことなどから、利用が伸びず終了となった経緯がございますが、現在検討してい る新たな公共交通については、空白地区から駅まで直結するルートで考えており、また地域の皆様にとって使いやすく、親しまれるよう運行ルートやダイヤ、運賃などについては地域にお住まいの方などが 主体となって検討を進める枠組みとしたことなどが、内間木線社会実験を踏まえて改めた主な点となってございます。
以上です。
3点目のヤングケアラーについて。埼玉県が実態調査をした結果、ヤングケアラーである、だったと回答した生徒が全体の約4.1%であり、そのうちケアラーについて話せる人がいなくて孤独に感じる、スト レスを感じると回答している生徒も20%近くいることの、今、答弁でいただきました。国が全国で1割に当たる中学生、高校生を対象に実施した調査結果とほぼ同じようです。家族の世話をしていると回答し た中学2年生では5.7%、17人に1人、高校2年生では4.1%、24人に1人というのが分かりました。
では、市ではヤングケアラーに関する調査は行ったことはないとのことです。しかし、ヤングケアラーとなっている子供の中には、ネグレクトや心理的虐待に至っていることもあります。
2021年6月、初めて国のヤングケアラーの実態調査をした結果、また具体的には食事の準備や洗濯など、兄弟の保育園への送迎、祖父母の介護や見守りなど多岐にわたる。また、世話にかけている時 間は、平日1日の平均時間が中学生は4時間、高校生では3.8時間、中には7時間以上もやったと答えた生徒もいるそうです。実はヤングケアラーは、本人にその自覚がなかったり、家族の問題を知られ たくないと思ったりしていることが少なくありません。このことで国もまずはヤングケアラーをいち早く見つけ、支援につなげることが重要だと考えていて、大きく四つの支援策が検討されています。
その一つとして、早期把握のための支援策では、教育関係者、医療、介護、福祉の関係者、児童委員や子供食堂なども対象に研修を実施し、ヤングケアラーへの理解を深めてもらおうとしています。当市 はこの関係者との研修はされていますか。
例えば、学校では学校を休みがち、忘れ物が多い、宿題ができないことが多いなどの兆候をつかみ、こうした子供の状況の背景に家族の世話があった場合、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーと 連携し、自治体が提供する福祉サービスにつなぐ。また、自治体ごとに地域の実情を把握したり、独自に実態調査を行うことも推進していくことはどうなっていますか。
二つ目として相談です。ヤングケアラーの6割以上が誰かに相談した経験がないと答えています。このため家族の生活や介護を経験した人などが対面だけでなくSNSなどオンラインで相談を受け付ける取 組を進める。また、子供の相談に乗るスクールカウンセラーやソーシャルワーカーの配置を支援して、相談機能を強化し、福祉サービスのほか、民間の学習支援などにつなげていく。
三つ目として、家事、育児支援です。世話をしている家族で最も多かったのは中学生、高校生、いずれも兄弟でした。中学生の61.8%、高校生の44.3%が兄弟の世話を始めた時期は小学校のときからだ そうです。時間的余裕がないという回答も多かったです。
四つ目として、介護としての支援。同居する家族に病気や障害があるなどして、治療や介護が必要な場合、どのようなサービスを利用してもらえるか検討する際、子供による介護を前提としているケースが ある。子供が主に介護を担っている家庭には、子供による介護を前提とせず、在宅向けの介護サービスの提供を自治体などに周知すると国では決めております。当市の状況はどうなっていますか。
国はヤングケアラーの認知度を高める取組を進めることにしていますが、その際の注意点としてヤングケアラーであることが悪いことだと受け止められないようにすることを挙げています。課題もあるのは、子供たちが家族の世話や介護をしていることでなく、それを過度な負担となって勉強に支障を来したり、子供らしい生活が送れなかったりすることだと思います。多くの取組が法律で義務づけられているわ けではないので、それを実際やるかどうか決める、それぞれの自治体の動きが大切、どこに住んでいても、子供たちに必要な支援が届くように、子供たちの声が届くようにしてほしいが、市はどのようにさ れるかお聞きします。
2回目は以上です。
◎麦田伸之こども・健康部長
3点目の(1)の再質問につきまして御答弁申し上げます。
ヤングケアラー支援に関する市の取組といたしましては、広報紙を通じ広く市民に対してヤングケアラーという問題が存在していることや、相談できる窓口を紹介することにより、相談しやすい環境づくりに 努めてまいりたいと考えております。
なお、ヤングケアラーに関する広報につきましては、本年11月に市ホームページ及び子育て応援サイトに周知啓発のための記事を掲載したところでございます。
次に、研修の実施状況につきましては、埼玉県が全国に先駆けてケアラー支援条例を策定し、それに基づくケアラー支援計画において、ケアラーを支える人材育成の具体的な取組として、早期発見や適 切な支援に関する教育、福祉が連携した研修などの実施が盛り込まれておりますので、こうした研修などに積極的に参加し、ケアラー支援への対応、努力の向上、それから連携強化に取り組んでまいりた いと考えております。
ヤングケアラーの状態にある児童・生徒を把握するタイミングとしては、学校生活における場面が多いことも考えられることから、引き続き教育委員会等と連携を密に図り、効果的な啓発方法や連携方法 などを研究するとともに、家事支援や介護保険サービス、障害福祉サービスなど適切な支援や関係機関につなげてまいりたいと考えております。
以上でございます。
22番(福川鷹子議員) それでは、要望になりますが、簡単にやらせていただきます。
1番の交通安全対策、千葉県八街市の交通事故は絶対にやってはいけない飲酒運転による大事故でした。こういうことは絶対に許せるものではありません。飲酒運転に対する罰則があり、車の運転とい う技術で仕事をし、生活を支えていたことでしょうが、最悪な事故の結果になってしまったことだと思っています。これくらい大丈夫だと思うおごりが事故を起こした。これは本人だけではなく周囲の人たちに 大変な迷惑をかけられているのだと、とてもつらい、苦しい思いになり、当市は道路交通法38条の定めを違反し、横断歩道において止まらないようなスピードで走行している車両が見受けられます。だから 注意喚起を促す立て看板を設置してみたいと思いますとの答弁と、横断歩道における歩行者優先などの交通ルールをドライバーが理解し、遵守することが何よりも重要なことですが、歩行者においても横 断歩道では手を挙げて、横断の意思表示を示すことで車両が止まりやすくなるという調査結果も出ているという答弁もいただきました。確かにそうです。ですから、保育園のお散歩に行くとき、横断歩道のと きというのは手を挙げるように、今、指導してやっているところです。
確かに運転していて感じることは、渡るか渡らないのか、はっきりしない場合もあります。そういう態度に行き当った経験もあります。また、この事故を受けて千葉県では、八街市だけではなくお店で、千葉 県の八街市だけではなく千葉県全体というふうに聞いたと思うのですけれども、お店でお酒を飲んで車で帰る人、車で来て酒を飲んでいる人等々、飲酒運転をしているかなと疑われる人は、携帯、スマホか ら警察にSNSとかで写真で投稿して協力をしているということも始めたとも聞いています。八街市では交通事故根絶に向けて、歩行者が横断歩道で渡りたいとき手を挙げる意思表示を積極的に行うことも 徹底しているようです。また、福井市では、先日、テレビで見たのですけれども、福井市では幼稚園児が大根を育ててドライバーに交通事故を起こさないでねという思いを込めて、大根絶という意味で大根 を配っていたかわいい場面も見ました。ああいったかわいい子が事故に遭わないように、事故に遭わせないようにしていきたいものです。
当市でもイベントなど機会を捉えて周知に努めてまいりますとのことですが、市独自でやれることを工夫していっていただきたいと思っております。
最後に、思いやりティドライブ、優しい運転でみんなが笑顔に、思いやりにあふれた交通社会をみんなでかなえ、つくりたい、また信号機のない横断歩道で多くの車が止まらない現状を変えるためには、一 人一人の思いやりが必要だと思います。みんなで一緒に思いやりの輪を広げたいものです。横断歩道で手を挙げている人を見たら、すぐに止まれるように走るように心がけたいものです。一人一人が思い やりの運転、安全運転に心がけることを願います。市も市民に伝えられることは伝えてほしい。また、警察とも連携をしてほしい。これらのことを要望して、この問題は終わります。
2点目の公共交通空白地区についてです。
今回の公共交通空白地区の改善に取り組むとともに、効果的な、効率的な運行になることを願っていますとのこと、本市でも高齢化が着実に進行しています。一方で、財政状況が厳しさも増す中、高齢者 等の交通弱者の移動支援や公共交通空白地区の改善に取り組むためには、より効果的、効率的な運行を目指す必要があります。見直しの視点として残された公共交通空白地区の多様なニーズへの対 応、将来にわたって持続可能な運行計画になること、現在検討している新たな公共交通については、地域にお住まいの方などが主体となって検討を進める枠組みとしたとも答弁にありました。ぜひ地域の 皆様にとって使いやすい運行ルートやダイヤ、運賃としていただけることを強く要望します。
3点目のヤングケアラーです。
本来大人が担う家事や家族の世話などのケアをしているヤングケアラーの子供たちが、同級生が当たり前に行っているように勉強のしたいときにする、遊びたいときに遊べる、子供らしく生き生きと育てる 環境の整備を、またいろいろな立場で見守っていけるような市になるよう、みんなで地域で子供たちを育てていけたらと思います。
答弁でもありましたように、ヤングケアラーの状態にある児童・生徒を把握するタイミングは、学校生活における場面が多いということも考えられるとのことでした。学校生活での変化、毎日子供さん、生徒さ んと接していて、変化に気づいたら、いち早く気づいていただいて、子供たちに寄り添っていただけるようにお願いして終わります。ありがとうございました。 |
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