チタン合金?
発売当時、定価6930円から9870円、チタン配合シースなどのオリジナル技術を駆使したアートリンクケーブル。
振動や曲げにも強く、そのうえソフトで接続や引き回しがスムーズで プラグは防振プロテクター付き。
チタン配合シースを使用していると言うので興味津々で購入しました。最近、様々な分野で利用されているチタン合金は、ついにチタン合金製のドラムまで発売され、万能合金のような評価があったので、オーディオケーブルに使ったらどうなんだろうと期待していました。最初に手にした時には、あまりに軽いことと、ケーブル自体がとてもやわらかくて扱いやすいので、大丈夫かな?と不安になりました。音質的には、不安が的中したというか、取り立てて個性的な音だとか、革新的な音質というタイプではありませんでした。オーディオ製品に付属しているケーブルに比べれば、音に厚みがでますが、主に中域に厚みが集中しているような傾向で、低域の迫力が増強されるとか、高域の伸びが良くなるといった印象はありませんでした。低域の迫力や、細々とした高域の伸びは要らない、とにかくヴォーカル、リードプレイを楽しみたいという、ヴォーカルがメインのポップスを聴く方には、メインの中域だけを前面に出してくれるので向いているかもしれませんが、RCAケーブルに個性や、チューニングの要素を求める方には不満が出ると思います。
現在製造終了で、中古商品でのみ入手が可能です。定価が50cmで6930円、1Mで8400円、1.5Mで9870円と、かなり手ごろな価格で販売されていた為、中古商品も2000円から5000円と格安です。
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