アナログ時代の金字塔
1981年発売当時定価175000円。サンスイ全盛期の代表的なプリメインアンプで、オーディオと言えばサンスイと言われた時代の傑作で、プリメインアンプの一つの完成形と言えるほどの音を聴かせてくれます。
JBL4312BMkUと共に、私のオーディオライフの原点とも言える製品で、とても思い入れのあるアンプです。サンスイのアンプは、JBLとの相性がいい事で知られていますが、特にアナログ盤を聴くには、アンプ、スピーカーのお互いの良さを最大限に引き出す最高の組み合わせの一つだと思います。アナログ盤に限らず音は良いのですが、アナログでは、MCカートリッジに
対してMCヘッドアンプから専用トランスの搭載されたことにより、微妙なニュアンスの違いが楽しめます。JBLとの組み合わせで驚いたのは、映画のDVDなどを再生している時に、犬の聴力でも本物の音と感じてしまうらしく、我が家の愛犬の表情が激変する事です。他の組み合わせではスピーカーから出てくる音に反応する事は無いのですが、この組み合わせだと、近所の犬までが遠吠えを始めてしまいます。リアルなサウンドと言う事に関しては、この組み合わせがベストかもしれません。
当然の事ですが、アナログ盤がメインソフトだった時代のアンプなので、アナログ盤を聴くことを前提に設計されています。最近のアンプはCDをメインに設計してあるので、アナログファンの方なら、このアンプを中古で購入した方がいいかもしれません。ただ、CDがメインになった時代のソフトを聴くなら、α907シリーズの方が良いと思います。私も一度修理をお願いした事がありますが、サンスイの修理センターは、今でもメンテナンスに対応してくれますから、故障の際にも修理が可能です。α907シリーズより前の、907G、907Xなども中古で3万円前後で購入できると思います。
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