ＶＩＣＴＯＲ　ＬＳ−１００

 

ビクターＳＸ−１００の純正スピーカー

　１９８９年発売のビクターＳＸ−１００の純正スピーカースタンド２本１組、定価２００００円。木製で１本の重さ６Ｋｇ組み立て式。付属のネジでＳＸ−１００を固定できます。ＳＸ−１００の為に開発されたスタンド、スタイリッシュなデザインはインテリア性も抜群です。

　ビクターのスピーカー、ＳＸ−１００専用スタンドなので、ＳＸ−１００をネジで固定して使用するのがベストだと思いますが、他のメーカーのコンパクトスピーカーに使用してもインテリア性が高く、スピーカーの持ち味を生かしてくれると思います。コンパクトスピーカーＳＸ−１００用のスタンドなので、サイズはコンパクトで、１台の重さは３．５ｋｇと軽量ですが、小型ながら、迫力があり抜けの良い低音を聴かせてくれるＳＸ−１００の性能を１００％生かしてくれるスタンドで、木製スタンドの持つ自然な低音を生かしてくれるスタンドです。支柱のデザインもビクターのＬＳ−５００のような丸型ではなく、洗練されたデザインで、高級感の感じられるデザインになっています。ただ、トッププレートの幅が１３５mmと狭く、ＳＸ−１００本体の幅よりも狭い為、ＳＸ−１００を使用する場合はネジでしっかり固定した方がいいでしょう。また、他のスピーカーを使用する場合は、スピーカーの横幅のサイズを確認してから、購入した方がいいと思います。

　このスタンドのユニークで実用性の高いポイントは、ベースプレートのインシュレーターが微調整可能だという点です。ベースプレートにはラバーのインシュレーターが４つ付いていますが、後ろの２つはネジ式になっていて、回転させて高さを調整する事ができます。木製スタンドでベースプレートがフラットなタイプは、床が傾いていたり、フローリングカーペットを使っていたりすると、スタンドがガタついてしまったり、スピーカーを平行にセットできないという難点がありますが、多少床の傾きがあっても、このスタンドは高さの微調整が可能なので平行にセットする事が可能です。ちょっとした事ですが、便利なベースプレートだと思います。

　この製品も古い機種なので、製造終了品ですが、ビクターのバスレフ型スピーカーの名機ＳＸ−１００が人気商品だったので、オーディオショップなどで中古品を探せば見つかると思います。天板の横幅が狭いので、お使いのスピーカーのサイズを確かめてから買ったほうがいいと思います。相場は半額の１００００円前後になっているようです。

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