スピーカー本来の性能を引き出すスピーカーベース
発売当時メーカー希望小売価格14,900円/2本(税込15,645円/2本)。スピーカー1セット分4本で約3万円という手ごろな価格と、スピーカーベースの間隔を変えてセッティングすることにより、好みのサウンドにチューニングが可能で、大ヒット、ロングセラー製品です。
オーディオファンには、おなじみのTAOCのスピーカーベース。手持ちのスピーカーの性能を十分に生かしきっているか不安になって、スピーカースタンド選びに苦労している方も多いと思いますが、このスピーカーベースを使ってみて、ダメなら、そのスピーカーはダメと判断できると思います。私も、JBLの4312BMkUを購入したときに、、スタンド選びに悩み、スタンドの購入資金が無かった為、コンクリートブロックを使い、さんざんな目にあいました。ブロックの重ね方を色々と変えてみたりしましたが、あまり変化も無く、まぁ、こんなもんだろう・・・という感覚でスピーカーを使っていましたが、思い切って、このスピーカーベースを使ってみると、別のスピーカーになってしまったんじゃないかと思うほど、音が良くなりました。
コンクリートブロックなんか使っていた為に、スピーカーの性能を甘く見ていました。スピーカーには、申し訳ないことをしたと思ってます。
TAOCのホームページでも紹介されていますが、この製品は、コンクリートブロックに比べ、平均15dB以上の制振効果がでているようなので、その差は歴然としています。スピーカーの再生能力が十分発揮できるので、十分な低音が得られると同時に、振動による音ブレからくる、曖昧な音が無くなり、一つ一つの音が明瞭になります。重量はありますが、1個20kgの重量スタンドに比べれば、移動やセッティングも楽なので、体力的にも助かります。若いときほど重いものも持てないですし・・・。
オーディオチューニングが可能なので、使用するスピーカーによって、使い分けが出来るというのも魅力です。参考までにですが、私はJBLなど音抜けの良いスピーカーでは、標準のセッティングか、ちょっと、やわらかめのセッティング、ビクターなどのスピーカーでは、ちょっと幅を狭くして、硬めの音にセットします。JBLは原音に近い音が出るのは魅力的ですが、最近のリマスターCDは高音がキツイので、やわらかめのセッティング。ビクターの響きの良さ、広がりのある音質には、硬めのセッティングにして、音を引き締めています。セッティング方法は、このページの下部に記載してあります。
2本で20kg近くの重量があり、音質、安定性ともに最高水準なので、ロングセラー商品です。中古商品でも、販売価格は2万円から3万円になっているようです。高さが20cmなので、ローソファや、座椅子などを使っている方には丁度いいと思いますが、高さが足りない場合は、御影石を敷くなどして、高さを調整するといいと思います。このシリーズは、高さは20cm共通ですが、スピーカーの奥行きのサイズによって選べるように、奥行きがが20cm、30cm、40cmの3種類が発売されていて、それぞれ、400DH、300DH
、200DH という型番で発売されていました。各シリーズのサイズは以下の通りです。
◎ 400DH
● W120×H200×D400mm
● 重量:14kg/1本
◎ 300DH
● W100×H200×D300mm
● 重量:9.2kg/1本
◎ 200DH
● W120×H200×D200mm
● 重量:8.5kg/1本
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