１９７０年代後半から、１９８０年代にかけて発売されていたワッシュバーンの主力ギター、ウイングシリーズのスルーネックモデルです。このウイングシリーズは、イーグル、ファルコン、ホーク、レイブンと４つのグレードで発売されていて、初心者向けのレイヴン以外は、すべてスルーネックボディで、スルーネックによるボディの鳴りの良さにレスポールのようなハムバッキングのパワフルなサウンドがセールスポイントです。
デザイン的には、レスポールのダブルカッタウェイとほとんど同じですが、ボディは重厚な造りでレスポール・ダブルカッタウェイよりも重量があります。また、このタイプは、発売当初３カラーのバリエーションでしたが、スルーネックボディの重厚なサウンドとスタイリッシュなデザインで人気が高まり、後にカラーバリエーションが増えました。私の入手したモデルも後期型のカラーで、ボディのセンターに部分にスルーネックらしい木目のデザインではなく、鮮やかなレッドに統一されたカラーで、若い方にも受け入れやすいデザインになっています。サウンド的にはレスポール系のサウンドですが、スルーネックボディで重量が４．７ｋｇと重めで、あっ取材の割には中域、低域が充実していて、重低音の効いたハードロックや、本格的なブルースなどに向いていると思います。サウンドの好みは人によって違うので、一概には言えませんが、ギブソン･レスポール・ダブルカッタウェイよりも重心の低いサウンドを得る事ができるので、価格帯から考えると、ギブソン･レスポール・ダブルカッタウェイよりもお買い得な気がします。ただし、レスポールに比べても重量があり、ギブソン･レスポール・ダブルカッタウェイと比べてネックも太めなので、ワッシュバーンのヌーノ･モデルやステージ･シリーズなどのギターに慣れている方や、女性にとっては、扱いづらいと思います。指の大きさが平均的な方や、レスポール系のギターを使い慣れている方にとっては、ギブソン･レスポールとほとんど変わらない音質を楽しめる名機だと思います。私は、体が小さく指も短いので、正直言って弾き易くはないのですが、このギターを入手してから、ギブソン･レスポール・ダブルカッタウェイを手放してしまいました。これ１本あれば、レスポール系のサウンドは十分という満足感を与えてくれるギターです。
すでに製造終了品なので中古のみで入手可能です。中古商品は、かなり品薄で入手困難ですが、楽器店などで探すか、オークションなどで気長に探せば見つかるかもしれません。もし、今同じスペックで製造販売されたら２０万円前後になると思いますから、５万円から１０万円の価格帯で見つかれば、迷わず購入した方がいいでしょう。ちなみに、このシリーズのファルコンは、デッドストックで２０万円前後が相場になっています。
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●Neck-through body construction
●3-piece rock maple and rosewood neck
●solid ash body with carved arch-top
●Strings through body anchored in back
●Polished rosewood fingerboard with jumbo nickel silver frets
●Washburn : Negative Heel : design
●Washburn : Power Sustain : humbucking
●Washburn : Harmonic Lock : bridge sysytem
●Equalizing brass nut
●Deluxe machine heads
●Chrome plated hardware
●Wood control and truss rod cover
●Bound body and fingerboard
●Pearl dot position markers
●Color : grained brown , tobacco sunburst , wine red
etc
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