新編こどもとり図鑑
ミヤコドリ
ミヤコドリはミヤコドリ科の鳥で、世界で四種類、日本では一種類の貴少な鳥。
世界的に分布するが、日本では数少ない冬鳥または旅鳥。雌雄同色で、頭、頚(くび)、体の上面は光沢のある黒色。
腰、腹から尾は白く、尾の先は黒い。
体色は白と黒のツートンカラー。
飛翔中には黒い翼に、太い白帯が出る。
クチバシは先が少し太くて長く赤い。眼の虹彩も赤い。
足はがっしりしていて淡紅色で、趾(あしゆび)は3本。
若鳥は黒色部が褐色味を帯び、クチバシの先が黒っぽい。ピリーッなどと大きな声で鳴く。
極東やヨーロッパなどで繁殖し、アフリカ、南アジアに渡り越冬する。
河口や海岸、干潟などにいて、数羽から数十羽で群れて行動する。
主食は二枚貝で、魚、甲殻類、ゴカイなどの小動物を食べる。
餌をとるのは干潮時で、満潮時は人気のない場所で休む。最近では東京湾などに定期的に越冬しており、三番瀬では秋冬には多く見られる。
ミヤコドリの語源は奈良時代、大伴家持が難波京にちなんで「都鳥」と名付けたといわれ、「万葉集」にも都鳥の歌が残る。
しかし、この都鳥はユリカモメではないかという説もあり定かではない。
ミヤコドリ1






夕暮れのミヤコドリ


ミヤコドリ1

クチバシが長くて先が少し太く、足は比較的短い。
頭部から首、体の上面は光沢のある黒色で、飛ぶと太い白帯が出る。
腰から尾は白く、尾の先は黒い。
胸から腹は白く、クチバシは赤く、足は淡紅色。
ミヤコドリ2






貝を採った

飛ぶ

ミヤコドリ2

世界的に分布するが、日本では数少ない冬鳥または旅鳥として渡来する。
海岸の砂浜、干潟、岩礁などにすみ、二枚貝をよく食べる。
繁殖期以外は群れをつくる。
ピリーッという大きな声で鳴く。
新編子ども鳥図鑑
0.標識鳥 1.コブハクチョウ 2.オオハクチョウ 3、コハクチョウ 4.コクチョウ  
5.オオヒシクイ  6.マガン  7.カナダガン 8.シジュウガラガン 9.,ハクガン  10.カリガネ
50.タンチョウ 51.マナズル 52.ナベズル 53.カナダズル 54.オオバン 55.バン  
56.クイナ 57.ミヤコドリ  58.




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