新編こどもとり図鑑
オオワシ
ラムサール条約登録から2年目の冬を迎える涸沼に、今年も天然記念物のオオワシが渡来した。
茨城町の網掛公園にはオオワシの姿を写真に収めようと多くの写真愛好家が訪れている。
このオオワシは越冬のためオホーツク海から毎年1羽が飛来していて、同一個体とみられている。
1月下旬に渡来し、例年3月中旬まで周辺に止まっていて、シベリアに旅立つ。
オオワシは日本最大級の猛禽類で、極東地域にだけ分布する貴重なワシで、絶滅危惧U種に指定されている。
オスは88cm、メスは102cmとメスの方が大きい。
翼を広げると250pにもなる。
黄色く太くて大きなクチバシが目立つ。
長めの楔形の尾を持った大型のワシ。
翼は長くて幅が広く、飛翔時は後縁がふくらんだように見える。
体全体は黒褐色で、翼の前と尾羽が白く、足は黄色い。
若鳥では下面や尾に白い羽が点々とあり、成鳥に近づくにつれて白くなる。
日本には冬鳥として主に北日本の海岸に渡来し、知床半島では特に多い。
北海道では流氷に降りたり、湾港に飛んできて、魚を狙ったり、弱った鳥や海獣を、捕えて食べ、その死骸も食べる。
オオワシ1








ミヤコドリ1

涸沼に今年もオオワシが渡来したというニュースに誘われ、涸沼に出かけた。
丁度、城里の方に出かける予定があったので寄り道。
涸沼の網掛公園には早くもオオワシを見ようとたくさんのバーダーがやってきていた。
お昼前後によく出ると聞いたが、時間がなく情報収集のみで撤退。
帰路にも立ち寄ってみたがやはりだめ。
鳥見の常道だが、寄り道程度ではなかなか見ることが出来ない。
オオワシ








オオワシ2

涸沼の鳥見の一週間後、道東根室にオオワシを見に出かけた。
ここでは間違いなく見れるが、天候次第・・・
この日はやや風が強く、時折雪が舞う天気。
それでも、根室の給餌場にはオジロワシに交じってたくさんのオオワシが見られた。
新編子ども鳥図鑑
0.標識鳥 1.コブハクチョウ 2.オオハクチョウ 3、コハクチョウ 4.コクチョウ  
5.オオヒシクイ  6.マガン  7.カナダガン 8.シジュウガラガン 9.,ハクガン  10.カリガネ
50.タンチョウ 51.マナズル 52.ナベズル 53.カナダズル 54.オオバン 55.バン  
56.クイナ 57.ミヤコドリ  58.オオワシ




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