ミシェルの母親のエリザベスは、ル・マンでのレース中の事故で、息子のミシェルの車が大破する生々しい夢を見て目が覚める。その夢があまりにもリアルだった為、チームのオーナーである夫アンリにル・マン２４時間レースへ出場しないようにと懇願する。一方、ミシェルは、世界各国のレースで好成績を収めていたが、ライバルチームの陰謀によって親友のデヴィッドを亡くしてしまうが、レーサーとしての実力があるデヴィッドの妻が、ミシェルのチームに加わり、ル・マン２４時間レースへの参加が決定するのだが・・・。

ネットで気軽にDVD CDレンタル　ぽすれん 

　２００３年フランス作品。監督はルイ・パスカル・クヴレア 製作、脚本には『グラン・ブルー』のリュック・ベッソン、主演は、サガモア・ステヴナンと『ナショナル・トレジャー』シリーズのダイアン・クルーガー。ヨーロッパを中心に人気のあるレーサーを主人公にしたコミックの実写版。

　かなりコンパクトにまとめているので、悲しい場面はあっても、それほど感情を揺さぶられるほどではなく、深遠なテーマや斬新さもありませんが、エンターテイメントとしては最高です。ハリウッド映画とは違う色彩感覚、映像美に満ちた作品なので、その映像の芸術性の高さだけでも楽しめます。また、出演者がハンサム、美人揃いでキャラクター的な魅力もあります。ル・マン２４時間がストーリーのハイライトシーンなので、車好きの方や、レースが好きな方なら一層楽しめると思いますが、レースに関する知識がなくても、車載カメラの迫力の映像、スピード感などは本物のレース以上に迫力があるので、カーアクションとしてそれなりに楽しめます。観終わった後に深い感動が残るとか、人生を変えるほどの衝撃がある作品ではありません。あくまで、娯楽作品として楽しんだほうがいいでしょう。

ミシェルは眠らない・・・

　酒もタバコもやらず、暑さ寒さをものともしないミシェルには何か超人的な才能と感性が感じられます。哲学的なセリフや、啓発を与えてくれるような名言は出てきませんが、人間離れした雰囲気を持っていて、しかもハンサムで情に厚いキャラクターは、女性ファンには魅力的だと思います。

リュック・ベッソンが脚本と製作で参加

　最近監督としての作品が少なくなり、引退状態ですが、この作品では脚本、製作でリュック・ベッソンが参加しています。自身の監督作品で無いことも影響しているのかどうか微妙ですが、この作品では、『ニキータ』『レオン』などのような残酷なほどの悲壮感はありません。あくまで娯楽作品として割り切っているようですが、リュック・ベッソンが監督、脚本の作品も期待したいところです。

ＤＶＤ 購入ガイド

映画見るなら　⇒スカパー！おまかせプラン

検索用語を入力 検索フォームを送信

リュック・ベッソン

サガモア・ステヴナン
ダイアン・クルーガー
ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ