アイドル系のパンク・クイーン
1984年生まれ、カナダ出身のソングライター、ヴォーカリスト。2002年、アルバム『レット・ゴー』でデビュー、このデビューアルバムは全世界で約1700万枚という、新人アーティストとしては驚異的なセールスを記録し、デビュー直後に世界のトップアーティストの仲間入りを果たします。その後発表した、『アンダー・マイ・スキン』『ベスト・ダム・シング』のアルバムも世界中で大ヒット。現在女性アーティストとしては、世界で最も人気のあるアーティストと言えるかもしれません。
アヴリル・ラヴィーン自信は、自分の音楽性をポップロックと位置づけているようで、一般的にパンクロッカーとして見られていることに違和感があるようです。しかし、PVでのパフォーマンスは、パンク的な反骨精神が感じられ、男勝りなイメージはパンクロッカーとしてもイメージを強くしています。新人アーティストの場合、レコーディングの経験が少ない為、レコーディング・プロデューサーやエンジニアがアレンジ、レコーディングの音質に関して主導権を握り、アーティストの作った曲を、プロデューサーのアイディアによってアレンジしてしまう事が多く、アヴリル・ラヴィーンのアルバムも、その傾向が強いと思います。パンクの要素だけでなく、グランジ、オルタナティブ系の要素のあるアーティストとして認識されるのは、アヴリル・ラヴィーンの曲を、プロデューサーが、グランジ、オルタナティブ風にアレンジした為で、アヴリル・ラヴィーン本人は、パンク、グランジ、オルタナティブなどのジャンルを意識しているわけではなく、ポップロックを作曲しているつもりなのかもしれません。ボブ・ディランのカヴァー『天国の扉』もアルバムに収録していますが、この選曲もアヴリルの意向なのか、プロデューサーのアイディアなのかは、微妙なところです。
ストライクど真ん中!
アヴリル・ラヴィーンには失礼な言い方かもしれませんが、彼女のルックスは、男性にとっては、本当にストライクど真ん中!という魅力があります。私の友人、知人の間でも支持率100%です。あらゆる年代から支持される美貌によって男性に支持されるというルックスを持っていることは、ヴィジュアル的に非常に有利で、音楽性より、ルックスから入っているファンも多いと思います。また、おしとやかで、ブリっ子な美人ではなく、攻撃的で本音丸出しのスタイルは、同姓からも圧倒的な支持を得ています。もちろん、ただルックスがいいだけではなく、本当に曲が良く、音楽に対する取り組みがマジメなプロフェッショナルなアーティストでもあります。
身長158cmと小柄なアヴリルは、自分に体型に合う日本の服が大好きで、来日すると服をまとめ買いして行くそうです。若い女性のほとんどが、そうであるように、アヴリル・ラヴィーンもファッションに強い関心があり、自分のブランドの服を発売するほどですが、そのファッションセンスは賛否両論のようです。