クリームのスタジオレコーディングの際にリーダー的な存在だったのはジャック・ブルースだったようです。ロック、ジャズ、クラッシックまでプレイできる音楽的な才能が、スタジオワークで、生かされていたようです。特にクラッシックの影響が感じられる曲に関しては、ほとんどジャック・ブルースが一人で作曲、編曲していたと考えていいと思います。しかし、スタジオレコーディングの音の悪さには、ガッカリさせられます。これは、プロデューサーのフェリックス・パパラルディだけの責任ではなく、実力的に世界一のバンドを自覚していたクリームのメンバーが、音質に無知頓着だったせいもあるかもしれません。同じ時代に発売されているビートルズのアルバムなどと比べると、グループサウンズ丸出しのヒドイ音なのは残念でしかたがありません。