オリーブヒヒ(サバンナヒヒ) 霊長目オナガザル科ヒヒ属の大型のサル。 サバンナ、疎林帯から森林帯にかけて生息し、主に地上で生活をしている。西アフリカからエチオピアを含む東アフリカに広く分布している。東アフリカにはオリーブヒヒとキイロヒヒの2亜種がいるが、東側にはキイロヒヒが分布している。 いずれもガッシリした体格で、四肢で立っている姿を横から見ると頭から背、尻と下がっている。尾は通常根元から3分の1ほどが上に向かい、あと3分の2は垂れ下がっている。顔はほとんど無毛に見え、鼻筋は長く、鼻先は尖っていて一見犬の鼻先に似ている。目は丸く小さく、くぼんでいてその間隔は狭い。ペニスはピンク色で目立つ。メスは小柄で、オスの半分ぐらいの体重で、尻には毛がなく尻ダコが大きく露出している。 大きな群れを作り、夜は樹上か岩山の上で寝るが、日中はそこから通常1〜2kmほどの半径内の草原、疎林帯などで採食する。その時にはオスが周辺に陣取り、警戒に当たる。主に草食だが雑食でもあり、昆虫、トカゲ、鳥の卵なども食べる。採食以外はお互いに熱心に毛づくろいをすることが多い。 天敵はヒョウなど猛獣、ワニ、ニシキヘビ、大型猛禽類などに捕食される。 オリーブヒヒは体色が濃灰褐色で、体つきはがっしりしている。 オスにはたてがみがあり、尻ダコは黒い。 鼻孔は上唇より前に突出している。 ケニアでは西半分に多く見られる。 ロッジやキャンプ場の近くにもいるが、ナショナルパーク内では餌をやることが厳禁なので必ず守ってほしい。 |
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サバンナヒヒの群れは十頭から数十頭の群れで行動している。 ボスざるを先頭に危険がないかどうか見守りながら移動する。 群れの中心には子育て中の母子の集団がいる。 餌場につくと、オスざるが見張りをして、採食する。 |
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採食が終われば、大人たちは思い思いに毛づくろいを始める。 その周囲では子ザルたちが遊び始める。 あるものは親を相手に、あるものは少し冒険・・・ これも食べ物かな・・・ |
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