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令和五年3月 一般質問 |
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福川タカ子の一般質問(三月議会)
3月16,17,20日
1. 子育てについて
(1) 障害のある子どもの幼稚園、保育園への入園の状況はどうなっていますか
◆22番(福川鷹子議員)
それでは、1回目一括で、2回目以降一問一答で質問をさせていただきます。
3項目のうち、1番、子育てについてでございます。
先日、障害のお子さんをお持ちのお母さんから相談がありましたので言わせていただきます。
私が暮らし続けたいまち朝霞を実現するための重点事業に位置づけるものを挙げている、そして、子育てがしやすいまち朝霞を目指す取組があったり、つながりのある元気なまちを目指す取組となってい るものの、障害児について全く支援外です。障害のある子供の幼稚園・保育園の入園の現実はどうなっているのでしょうか。国や県と連携し、子育て支援を充実しますともありますが、障害のある子もない 子も同様の保育を受けたいという親の気持ちがかなえられないのはなぜでしょうか。重点事業として扱っていただけないのはなぜなのでしょうか、お聞きしたいと思います。
◎麦田伸之こども・健康部長
1点目の子育てについての(1)について御答弁申し上げます。
公設の保育園として行っているものにつきましては、まず、育成保育がございます。こちらは、公設の保育園1園当たり2名から4名の枠を設けて、心身に障害等があり、加配職員を配置することで集団保 育が可能なお子さんを預かるもので、毎年10月頃に受付を行っております。また、民設の保育施設につきましては、加配児童に職員を配置することへの補助金の支給を行っております。こちらは、複数の 園長等によって加配の必要性の判定を行い、必要とされた場合には、施設に対し加配の職員の配置を求め、配属された際に補助金を支給するものです。また、幼稚園につきましては、入園は各園が独自 に行っているところでございます。
以上でございます。
2. 道路行政について
(1) 道路工事を行うとき、通行禁止又は回り道への誘導の取り組みについて
次に、道路行政についてです。
先日、弁財坂下の信号の市道4号線を、前方の信号が緑なので普通に通過するつもりで走っていたときのことです。急に前の車が停止して、いきなり運転手が車より降り、赤のカラーコーンを車の周り 4か所に置き工事を始めました。誘導者もなく、「迂回してください」の看板も何も用意されていない状態で工事が始まりました。この道路は、交通量の多い道路でもあります。先ほども言いましたが、こ の場所は農協のある交差点、弁財坂下の信号で市道4号線です。工事をしている人に聞くと、緊急工事なのでと言い訳をしていました。幾ら緊急といえども、道路を一時片側通行にしての工事を開始し なくてはいけないのであれば、少なくとも道路許可証などの手続が必要ではないのかと思っています。許可なくできるのでしょうか、お聞きいたします。
また、別のところです。市道585号線、市役所先、ながみね寝具店の坂を下ったピザ屋の交差点から江戸政の通りを入るこの道路は、道幅もかなり狭く、大きい道路から入ってきて対向車は通れないと ころです。また、迂回も厳しいところでの工事でした。工事現場まで入ってきて、初めて動けないことを知るのです。こうした道路を塞ぐのであれば、入り口に迂回の看板を立てることや誘導員を置いた 上、工事をするべきではないのでしょうか。ここには誘導者はいらしたものの、車の前に立っていたのでは何の意味もないのです。だから、入ってきた運転手さんが車の移動を求めてけんかになってい ました。幾ら緊急といえども、道路許可証の条件はどうなっているのかお聞きします。
◎山崎明日香都市建設部長
2点目の道路行政についての(1)に御答弁申し上げます。
市道で道路工事を行うときには、事業者は、市に対し道路占用の許可を取得する必要があるとともに、警察署に道路使用の許可を取得する必要があります。工事期間中の迂回路や適切な誘導員配置等については、事業者は道路使用の許可を取得する際に警察署と十分な協議を行っているものと認識しております。市としましては、交通の危険防止のため、道路占用許可の際に、警察との十分な協議について確認を行うなどの対応を検討してまいります。
(2) 市道10号線の一方通行から県道新座和光線の交通の確保について
道路行政の2点目、市道10号線の一方通行から県道新座和光線の交通の安全確保についてです。
市道10号線より県道新座和光線254の信号を新座市の方向に走っていこうとする場合、自転車、歩行者が信号を無視して左右から走ってくることがあり、とても危険な場所なのです。この場所について は、市もこれまでもいろいろな検討をしてくださっているのですが、それでも安全確保ができていないときもあると多くの市民の声が届いております。あと少し何か工夫することができないかと思っていま す。いかがでしょうか。
◎山崎明日香都市建設部長
次に、2点目の(2)に御答弁申し上げます。
議員御指摘の県道新座和光線と市道10号線が交差する部分については、交差点に近接する民地の万年塀などにより交差点付近を通行する自転車や歩行者等の状況が確認しにくいなど視認性が悪く、 青信号表示により市道10号線から車両が交差点に進入する際に、歩行者や自転車との出会い頭の衝突事故も懸念される状況にございます。このため、当該交差点においては、関係行政機関と協力の 下、信号機や横断歩道の設置に加え、カーブミラーの設置、交差部のカラー表示や路面シールを設置するなど、これまで様々な交通安全対策を実施してまいりました。市としましては、当該交差点のさらな る交通安全対策の向上を図るため、有効な対策について朝霞警察署に相談してみたいと考えています。
(3) 老朽化で道路が陥没した時、応急処置で終わらせないで全面修繕をすることの考えを問う
続いて、3番目、老朽化で道路が陥没したとき、応急処置で終わらせないで全面修繕することの考えを問うについてです。
市道536号線の老朽化した道路がしょっちゅう陥没し、その都度市民から修理をしてほしい旨の相談があります。そのたびに職員の手で緊急に処置していただいていますが、このやり方では限界があり ます。そろそろ応急処置で終わらせないで全面修繕することを考えてほしいのですが、いかがでしょうか。
◎山崎明日香都市建設部長
次に、2点目の(3)に御答弁申し上げます。
本市の舗装の維持管理につきましては、舗装修繕計画に基づき、主に1級、2級道路などの重要路線を舗装損傷状況に応じた適切な処置を計画的に行うことで舗装の長寿命化や維持修繕費のライフサ イクルコストの縮減を目指し、それ以外の道路については、職員の巡視結果や住民の方からの通報などを基にした小規模修繕を適宜行うことで舗装の機能維持に努めているところでございます。
議員御指摘の市道536号線につきましては、現在全面的な舗装改修の予定はございませんが、一部の路面に沈下やクラック等の損傷を確認しておりますので、今後必要な対応について検討してまいりま す。
3. 自然・環境に恵まれたまちを目指す取り組みについて
(1) 滝の根公園の改修工事について
続いて、3点目、自然・環境に恵まれたまちを目指す取組について。
令和5年度の主な事務事業の中の自然・環境に恵まれたまちを目指す取組として滝の根公園の老朽化した遊歩道を改修しますとあります。
まず、この改修工事の内容についてお伺いしたいと思います。
これで1回目を終わります。
◎山崎明日香都市建設部長
次に、3点目の自然・環境に恵まれたまちを目指す取組についての(1)に御答弁申し上げます。
令和5年当初予算に計上いたしました滝の根公園遊歩道改修工事の内容につきましては、経年劣化した園内の木製階段2か所の改修を行うものです。材質につきましては、木製の場合、設置環境により 割れや腐食などが発生することから、施設の長寿命化に配慮した素材を検討したいと考えております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員) 答弁ありがとうございました。
子育てについてから質問させていただきます。
育成保育を公設保育園でやっていただいていることは、よく存じております。そこに入るのに、10月頃に受付を行ってからですが、公設保育園では働く家庭のお子さんを預かることが目的であるのだから、 働いていない御家庭のお子さんはなかなか預かってもらえないと思われていることがあります。そのため幼稚園に入園させるしかないのですが、それだと、加配職員の配置に係る費用の問題でなかなかス ムーズには受け入れてもらえないのが現状のようです。それは御存じだと思っておりますが、いかがでしょうか。障害があってもなくても、同じように預かってもらい、楽しく同年齢の子と交流して成長させた いというのが親の気持ちです。そのことを考えると、市はどうされているのでしょうか。
発達障害は、見た目ではあまり分からないのですけれども、コミュニケーションの取り方がちょっと違う、集団生活になじみにくい子供たちのことです。発達障害には様々な種類があり、また、多くの場合、 複数の障害を持っています。自閉症とは、対人関係、社会性やコミュニケーション能力に困難があります。また、興味や関心の幅が狭く、物事に強いこだわりがあります。同じ動作を繰り返したり、柔軟な 思考や変化への対応が苦手です。注意欠落多動性障害とは、感情や行動のコントロールをするのが苦手で、忘れっぽい、気が散りやすい、落ち着きがない等の特性があります。周囲から否定的な目で見 られがち、また、年齢にそぐわない行動が多く見られるので、日常生活や集団生活で苦労することが多くあります。学習障害としては、学習・知的な面では問題はないものの、特定の分野、読み書き、聞く、 話す、計算等が苦手、ディスレクシア(読字障害)、ディスグラフィア(書字障害)、ディスカリキュリア(算数障害)等があります。知的障害、知的な遅れがある。知能検査によってはかられます。
これらの障害を持つ我が子が他の子供と何か違うと思うのは、家庭や保育園、幼稚園などの場が多いものです。保育園、幼稚園に入園する年齢、時期になりますと、親自身は子供の状態に気づかず、入 園手続のために施設に行くと、幼稚園や保育園のほうから保健センターや養育センターに相談されるといいのではないですかというアドバイスをいただき、初めて我が子は他の子供と違うということに気づ くそうです。
障害を持って生まれてくる子供たちは年々増加しております。そのような中、朝霞市も育成や療育支援に力を入れていただいているのですが、育成保育を運良くしていただけている御家庭のお子さんはい いのですが、入園条件に合わず、なかなか入園ができない方も多くいらっしゃいます。このことを市は御存じでしょうか。このような方の入園の受入れをしていただくにはどうすればいいのかお聞きします。
◎麦田伸之こども・健康部長
初めに、そういった障害をお持ちの児童の受入れとしては、先ほど答弁したとおり、公設保育園での育成保育という枠がございます。以前は、いわゆる障害の児童をお預かりする育成保育は公設だけで 行っておりましたが、民間保育園でも障害のある児童についても受入れをしていただくために、民間に対する加配に対する補助金制度を設けておりますので、今は、公設の保育園においても民間の保育 園におきましても、障害のあるお子さんについてはお預かりすることができる。さらには、公設保育園においては、医療的ケア児においても看護師の配置を今進めておりますので、そういった受入れの態勢 も整えているところでございます。
また、御指摘の幼稚園につきましては、こちらの入園は各園が独自に行っておりますので、入園の基準につきましても各園ごとに異なっております。そのため、朝霞市から障害のある子の入園について促 したり割り振ったりという制度がございませんので、家庭の状況によって必要な支援等を案内する場合には、まずは市のほうに御相談いただいて、どういった支援ができるかこちらでアドバイスをさせてい ただきたいと考えております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
ありがとうございます。
公立で育成保育を受け入れていただいても、民設園は厳しい現状なのです。障害児を受け入れると、それぞれ加配職員を配置することに対して補助金も支給して対応していただいているということですが、加配職員を配置するための補助金を支給してもらうことの大変さは御存じでしょうか。もう少し簡単な手続で、そして短時間で支給をしていただけるようになると、民間でも預かってもらいやすくなるのではな いでしょうか。そのあたりはいかがでしょうか。
◎麦田伸之こども・健康部長
その児童に加配が必要であるかどうかということは、やはり、その該当する園だけの判断ではなく、ほかの園の園長さんたちの目で見て、初めて加配が必要かどうかという判断ということを今させていただ いていますので、その手続を省略するというのは、現状では難しいというところでございます。ただ、現状におきましても、既に入っている児童が、実は加配が必要であったと。園独自で加配をつけていて、 それが後々に認められれば、遡って補助金の交付もしておりますので、そういったことは御相談いただきたいと思います。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
障害のある児童だったり、気になる児童に加配職員を配置することに対する民設保育施設への補助金はどのようになっているのか教えてください。
◎麦田伸之こども・健康部長
民設保育園の補助金としましては、1日8時間の保育時間である児童に対する保育士や看護師等を1名配置して、一月当たり最大で23万6,600円でございます。また、子育て支援員の場合ですと、1名配 置で最大16万4,800円となっております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
今、答弁で1日8時間の児童に対する保育士、看護師は1名で月最大23万6,600円、子育て支援員で1名16万4,800円ということですが、この児童は、障害手帳を持っている子もいない子もいると思うのです 。また、子供が医師から障害児と認定されているとは限らないけれども、児童の状態を見て加配が必要と判断された児童ということですが、以前に私が経験したことがあるのですが、子供の日常保育の中 で、もしかしてこの子はと感じたときに、市に相談して調べていただいたのですが、保育士さんや加配が必要かどうか判定してくださる指導者の不足で時間がかかって、結局、大事故になりかけてやっと動 いていただいた経験をしています。今は昔と違って、大分早めに見ていただいて、面接のときにも、ちょっとかなというときは、印をすればそれなりに見てもらえたりして安心はしているのですが、親が認めな い厳しさもあるのですが、この辺はどうなのでしょうか。
◎麦田伸之こども・健康部長
まず一つは、そういった民間の施設に対する補助金の対象といたしまして、障害の認定がある子だけではなく、いわゆる気になる子に対しても、現状では加配としての補助金を交付しておりますので、その 辺は、市のほうに御相談いただけたらと思います。
保護者の方がなかなか障害を認めてもらえないという件に関しては、そういった声は多くあると伺います。やはり、そういったことについては、その子を安全に保育するためには、やはり加配が必要と考えて おりますので、粘り強くそういったことを保護者の方に申し上げていく必要があるのかと思っております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
育み支援バーチャルセンター事業とありますが、これはどのような内容ですか、改めて聞かせてほしいです。
◎麦田伸之こども・健康部長
育み支援バーチャルセンター事業につきましては、発達障害を含む発達に心配のあるお子さんの早期発見・早期支援のための途切れのない総合的な事業となっております。発達相談ですとか心理相談 などの発育発達相談での個別の支援や保育園・幼稚園への巡回相談による支援者への助言を通して支援しまして、子供たちが就学した後も支援が途切れることがないよう、関係機関で情報共有し、継続 した支援を行うものとなっております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
継続的な支援ということですが、保育園や幼稚園に巡回して相談が受けられるというようなこともお聞きしているのですが、その子供が保育園や幼稚園の集団に入っていないとなかなか見ていただけない ような感じがしているのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。
◎麦田伸之こども・健康部長
あくまでも、そういった巡回相談については、保育園ですとか学校ですとか、そういった組織に属している方のいわゆる先生方へのアドバイスといいますか、そういったことをさせていただくものとなっており ますので、個別に障害でいろいろ悩みをお持ちの方ということであれば、保健センターに直接御相談いただきたいと思います。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
4か月、1歳6か月、3歳など乳幼児の健康診査をされているのです。受診状況と、健診を受診して、そこからこういう支援につながったケースはどのぐらいあるのでしょうか、お聞きしたいと思います。
◎麦田伸之こども・健康部長
乳幼児健康診査の令和3年度の受診状況につきましては、4か月健診は、受診者が1,164人、受診率が97.8%、10か月健診は、受診者が1,211人、受診率が96.5%、1歳6か月健診は、受診者が1,328人、 受診率が96.8%、3歳児健診は、受診者が1,300人、受診率が94.7%でした。
そのうち、発達に関して支援につながった子供は、1歳6か月健診では41人、3歳児健診では77人となっております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
ありがとうございます。
乳幼児健康診査を受診して、ちょっとというふうに見つけていただけることはとてもありがたいし、やはり、早め早めに子供の発達状況を知って、それに付随する医療関係などにつながったり集団につなが ることはとてもいいことだと思いますので、ありがとうございます。
障害のある人につながりのある元気なまちを目指す取組として、障害のある人による芸術作品の制作及び作品の展示会を開催すると重点事業の中に書かれていたのですけれども、このテーマも「障害の ある人が」とありますけれども、よくよく読んでいると、低年齢、乳幼児には該当していないような気がするのですけれども、これはどうでしょうか。小さい子供たちにもこのテーマが該当するのですか。芸術作 品の制作及び作品の展示会を開催するのに関われるということは。
◎佐藤元樹福祉部長
芸術作品の展示の関係は、丸沼さんの協力を得てやるつもりでございます。当然、通ってきて、触れてみて制作をする、その制作したものを展示するということで、乳幼児というところは難しいのかと考えて ございますが、設計については今後考えていく予定でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
ありがとうございます。
なぜそれを言ったかというと、先日、中央公民館において障害児の作品展があったのです。そのときに、小学生や中学生のすばらしい作品を展示しているのを見て、やはり、こういう障害を持つ子供は特 化した部分があるので、できたらそういうところにも参加させていただけるように、小さいときから光を当ててあげてほしいという思いから聞いてしまいました。ありがとうございます。
それでは、加配認定を受けていて、保育所側の受入れ態勢が整わなかったために入所できない児童はどれぐらいいるのでしょうか。
◎麦田伸之こども・健康部長
令和4年4月当初は2名おりましたが、年度途中で入所ができておりまして、令和5年2月時点ではゼロ人となっております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
ありがとうございます。
では、障害を持つことを理由に幼稚園の入園を断られた親への対応はありますか。
◎麦田伸之こども・健康部長
こちらについては、先ほど申し上げたように、幼稚園については各園が独自に行っておりますので、なかなか市のほうから申し上げることができませんけれども、家庭の状況によっては、必要な支援等を御 案内できる場合もございますので、まずは、市のほうに一度は御相談いただきたいと思います。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
朝霞市の幼稚園では全く受入れがないのです。親御さんは、保育園には育成保育があったりしますけれども、先ほども申したように働かないといけないというのが条件で引っかかっているようで、幼稚園な ら大丈夫かということで、見つけられて、行って入園を断られる場合もありますけれども、事前にうちの子はよそのお子さんと違うところがあってどうかなと心配しながらお電話で問合せをしたら、頭からそう いうお子さんは受け入ていませんと断られるケースが多い。
しかし、近隣の志木市や新座市ではそういうお子さんも受け入れていらっしゃるということをお聞きしたので、問合せをしてみました。先日、志木市のある幼稚園に連絡しましたら、障害の度合いにもよりま すと。先ほど、医療的ケア児に対して今年から取組をしていただけて、見ていただける施設があるということは本当にうれしく思っておりますが、身体に障害があってその子が一人で歩けない、そういうお子 さんはお預かりが厳しいですけれども、多動性だったり、知的障害、言語障害、そのようなお子さんであれば見させていただいていますというお話だったのです。だから、志木市や新座市の見ていただける 幼稚園に行かせることも可能ではあるでしょうけれども、車を運転して送っていけるお母さんならいいですけれども、車が運転できる人ばかりではありませんので、そういうことから考えると、朝霞市もそうい うふうに考えていただけたらありがたいのにと思っているのですけれども、市からの指導はできないと先ほどおっしゃったのですけれども、それはなぜなのでしょうか。
◎麦田伸之こども・健康部長
保育園の場合ですと、制度の中で、市のほうで入園の受付をして、選考して入所承諾をするという流れがございますが、幼稚園につきましては、まず、県の所管になりまして、もともと、入園の基準ですとか、そういったものについては独自で定められることとなっていると思いますので、そういった関係から、市のほうではなかなか申し上げることができない。
ただ、先ほど議員がおっしゃられております、働かないと保育園には入れないという件ですが、育成保育の枠の中では就労を特に要件としてございませんので、申込みをすることは可能でございます。ただ、現状、ここ数年については、保育園の育成の枠になかなか空きがないものですから入りづらい状況ではございますが、入所は可能でございますので、まずは、一度御相談いただきたいと思います。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
保育園の育成保育のことはよく分かります。申込みをしておかないと入れない。けれども、お母さんとしたら、働いていないのに預けるのはどうなのかと気を遣っているのです。あと、預けるために働かない といけないというような思いもあるようで、悩んでおられることをお聞きしております。
最後に、障害児と健常児が共に過ごせる保育環境に向けた取組はどのようになっていますか。
◎麦田伸之こども・健康部長
保育施設で受け入れた障害児につきましては、加配の職員を配置した状態で、普段から健常児と一緒に保育を実施する態勢を整えております。なお、令和5年4月から増床による定員増の予定がある民 間保育園で、同時期に児童発達支援施設を併設する予定と聞いております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
ぜひ、障害児の子も健常児と一緒に楽しく成長していけるような環境づくりにいち早く取り組んでいただきたいと要望して、この件は終わります。
2点目の道路行政についてです。
先ほどの道路工事の件の答弁では、道路工事を行う事業者が市に対して道路占用許可を取得する必要があり、また、警察に道路使用の許可を取得する必要があるとのことですが、市は、交通の危険防 止のため、道路占用許可の際に、警察との十分な協議についての確認を行う等の対応を検討してくださるとのこと。これは、ぜひよろしくお願いします。
道路占用許可の文言の中に、占用期間中は占用物件の管理を適切に行い、道路の構造及び交通に支障を与えないことが記載されています。いま一度、道路占用許可申請があった場合、改めて確認し てくださるようにお願いしておきたいと思います。これは要望です。
次に、市道10号線の一方通行から県道新座和光線の交差点の交通安全対策の安全確保についてです。
交差点に隣接している民家の万年塀がありまして、この万年塀が見通しを悪くしているとの市民の声です。できれば所有者に市から働きかけていただきたいのですが、いかがでしょうか。
◎山崎明日香都市建設部長
現地調査を踏まえてにはなりますが、ブロック塀等撤去補助金制度の要件に該当すると思われますので、所有者に対して補助金の活用と適正な維持管理に関する周知をしたいと考えております。
◆22番(福川鷹子議員)
ありがとうございます。
所有者に協力していただくこともお願いするとともに、県道を通行する自転車や歩行者に対して注意喚起などの安全対策は実施できないでしょうか。いま一度お願いします。
◎山崎明日香都市建設部長
現状におきましては、警察による歩行者灯器の設置、埼玉県朝霞県土整備事務所による路面シール設置などの対策がなされておりますが、啓発看板の設置等、追加で有効な対策について朝霞警察署に 相談してみたいと思います。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員)
この道路は、この間見に行ってきたのですが、交差点にカーブミラーの設置、それから、交差部のカラー表示、路面シール設置と、いろいろ対策を実施していただいていることは分かりました。一部の歩行 者や自転車のルール違反で危険なことが発生しています。今後もさらなる工夫をしていただき、安全確保をお願いしたいと思います。
道路の3点目の老朽化道路の陥没の件ですけれども、全面的な舗装をしていただきたい。陥没するたびに市の職員が行ってくださって、すぐ修理していただいているのですけれども、それだけでは済まな いので、予算化が必要なことですけれども、できたら早い時点に全面修繕をしていただきたいと思っています。やはり、安全・安心に道路を通過できるようにしていただけるように、これも要望しておきます。
続いて、自然・環境に恵まれたまちを目指す取組について。
この公園は、緑に囲まれた公園です。夏頃には蛍が飛ぶほど自然豊かな公園、そしてまた、子供たちの大好きなザリガニも捕れることもありました。常ににぎわっていたことを記憶しております。しかし、年 々利用する方も高齢化してきています。先ほどは、工事内容として、老朽化した、破損の著しい園内の木製階段2か所の改修を行っていただけるという話でした。木製の場合は腐りやすいこともあるため、 施設の長寿命化に配慮した高強度のプラスチック製に変更したいと考えているという答弁もいただきました。大いに賛成しております。よく分かります。危険なところは直ちに修繕を望みます。
そこでお聞きしたいのは、この工事はいつ頃着手されるのか、そして、その工事をするときの公園の利用はどのようになっているのか、城山公園のように公園を閉鎖して行われるのかお聞きしたいと思い ます。
◎山崎明日香都市建設部長
まず、工事の実施時期でございますが、来年度は公園施設長寿命化の工事や青葉台第二駐車場の工事なども予定しておりますため、現時点で実施時期は未確定となってございます。
次に、工事を行う際は、工事中も公園を利用していただけるように、改修を行う階段付近に限って立入禁止を行うなど、安全対策に配慮しながら行いたいと考えております。
以上です。
◆22番(福川鷹子議員)
工事の時期はまだ未確定ということで、分かりました。
また、改修を行うときは、くれぐれも安全に配慮して行ってくださることを要望しておきます。
ちょうどこの話をいただく前に、高齢者の方から要望があったのです。あの公園を毎日散歩している高齢者の方から、公園を利用する際に手すりが欲しいと。階段を修理するとともに手すりをつけていただ くことは難しいでしょうかということを言われておりますが、それはいかがでしょうか。
◎山崎明日香都市建設部長
公園の維持管理を行う中で、施設の修繕等の優先順位を踏まえながら、設置についても検討していきたいと考えております。
以上でございます。
◆22番(福川鷹子議員) 高齢者には時間がありません。できるだけ早くお願いしたいと思います。要望しておきます。
ありがとうございました。これで終わります。 |
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