アメリカ人のグル・ピトカは、インドで修行を積み有名な教祖になったが、ライバルに差をつけられ、いつも２番目の人気に甘んじていた。彼は、何とか１番になろうと富と名声を求めてアメリカへ渡り、テレビ出演でトップの人気を得ようと考える。テレビ出演の条件は、スランプに陥っているプロ・アイスホッケー・チームのスター選手を立ち直らせること。ホッケーチームのオーナーが美人だった事もあり、大乗り気で引き受けるのだが・・・。

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　２００８年アメリカ作品。監督はマルコ・シュナベル、出演は、 『オースティン･パワーズ』のマイク･マイヤーズ、『イントゥ･ザ･ブルー』の ジェシカ･アルバ、『ガンジー』のベン･キングスレーなど。インドで修行を積んだアメリカ人の教祖が、テレビに出演して名声を得ようとする姿を描いたコメディ作品。

　日本未公開作品。ラジー賞で最低作品賞、最低男優賞、最低脚本賞を受賞した作品です。マイク･マイヤーズらしい作品で、 ジェシカ･アルバ、ベン･キングスレーなどの有名俳優も出演していますが、下ネタばかりの作品なので、下ネタが嫌いな人には楽しめない作品になってしまいました。下ネタを得意とするマイク･マイヤーズの本領発揮とも言えますが、あまりにも下品なネタが多い上、ジェシカ･アルバの魅力が生かされていないので、ジェシカ･アルバに期待するファンもガッカリさせてしまう内容です。宗教がテーマになっている作品なので、それなりに気の利いたセリフは出てきますが、下ネタのインパクトがあまりにも強く、名言も心に残りません。『ウェインズ･ワールド』『オースティン･パワーズ』シリーズなどの大ヒット作品で有名なマイク･マイヤーズ主演の作品なので期待した人も多かったと思いますが、日本未公開も当然といった感じです。マイク･マイヤーズのファン以外は楽しめないでしょう。

『目には目を』は、全員が損するだけ

　コメディ映画としてもB級で、何の感動も無い作品ですが、宗教を扱った作品だけに、ちょっとだけ興味深いセリフが出来てます。『目には目を』という発想は、報復を連想させますが、結局報復しても、また相手がやり返してきてキリがありません。攻撃されてもガマンする事で因果応報のワナから逃れる事ができるかもしれませんね。

 

失敗は成功に至るまでの、挑戦の結果だ

　失敗ばかりでファンに嫌われているオーナーが自己嫌悪に陥ってしまいますが、そんな彼女にグル・トピカが、前向きに考えられるようなメッセージを送ります。度重なる失敗の経験も、逃げ出さずに挑戦した記録と思えば、成功を目指してまた挑戦する気持ちになれると思います。あきらめて何もしないよりは、失敗しても挑戦し続ける方がいいんじゃないでしょうか？

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