1992年アメリカ作品。監督はウリ・エデル、出演はポップスターで女優としても活躍するマドンナ、『プラトーン』『スパイダーマン』などのウィレム・デフォー。セクシー系のアーティスト、マドンナ主演のエロティック・サスペンス。
この作品が好きな方には申し訳ないのですが、ハッキリ言って名作とは言えません。法廷シーンなどは、ウィレム・デフォーの名演もあり、それなりに良く出来ていますが、『SEXで人は殺せるか?』という争点で展開されるというあたりで、すでにB級です。マドンナのセックスシンボルとしての魅力を最大限に生かした作品として、マドンナのヌード、ベッドシーンなどは、男性ファンにとっては見所ですが、サスペンス映画としては、特に意外な展開やアイディアも無く、予想通りに展開して、予想通りに終わってしまうので、マドンナのセクシーな魅力を楽しむ以外は、特にオススメできる要素もありません。どう見てもB級映画なのは仕方無いですが、C級、D級にまで落ちないように、『プラトーン』『最後の誘惑』などに主演していた名優ウィレム・デフォーを起用しています。ウィレム・デフォーにとっては、彼のキャリアに傷を付けるような凡作で、本人も出演を後悔しているかもしれません。とにかくマドンナのヌードとベッドシーンを楽しみたいという方だけにオススメです。もしかしたら、マドンナ自信も、自分の女として一番魅力的な姿を映画として残したいという願望もあったのかもしれません。
SEXで人は殺せるか?
マドンナなら殺せるかも?と思わせるような作品ですが、普通に考えれば、『殺せねぇーよ!』の一言で終わってしまうような気がします。