ワシントンポスト紙のスター記者であるジョン・クラインは仕事も順調、妻メアリーと新居を購入する予定で、幸せの絶頂だったが、メアリーが運転中にコウモリのような生物を目撃し自動車事故を起こしてしまう。病院に入院したメアリーは、検査の結果不治の病に起こされていることがわかり、その後、他界してしまう。メアリーは、運転中に目撃したコウモリのような生物を入院中にスケッチブックに書き込み、ジョンはそのスケッチが気になっていた。それから２年後、ジョンは、帰宅途中に車が故障し、気がつくと、６００キロも離れたウェスト・バージニア州ポイントプレザントに着いていた。そして、この町で、目撃されている生物がが、妻メアリーが事故の直前に見た謎の生物と同じだという事実に気づき、調査をはじめるのだが・・・。

 画像安定装置でダビング成功！

　２００２年アメリカ作品。監督は『隣人は静かに笑う』などのマーク・ペリントン、主演は『天国の日々』『愛と青春の旅立ち』などのリチャード･ギア、『ミスティック・リバー』『エミリー・ローズ』などのローラ・リニー。アメリカのポイントプレザントという町で実際に起きた不思議な事件を元にしたミステリー・ホラー。

　この作品は予言がテーマになっていますが、人類の滅亡とか、地球レベルでの予言ではなく、局地的というか、スケールが小さい感じがしていたので期待していなかったのですが、予想以上に内容が興味深く、楽しめました。予言をテーマにした作品と言えば聖書の予言や、ノストラダムスの予言などが、よく映画化されますが、この作品では、モスマンと呼ばれる神秘的な生物による予言で、大きな事故や災難が起こる場所に現れ、事件が終わるといなくなってしまうというもので、預言書や霊による予言、イエス・キリストやマリア様による予言とは全く違います。予言が人間に伝えられる方法も、人によって様々で、予知夢であったり、電気的な信号による電話であったり、姿を現したりと、今までの予言を扱った本や映画とは違って、恐怖を感じさせるような方法をを使っています。映画の中でモスマンの表現は曖昧になっていますが、それが逆に、捕らえどころのない恐怖を感じさせます。主人公のジョンが妻のメアリーを亡くして、その幻影を追うような形で事件に関わってしまうという流れは、人間味のあるストーリーで共感が持てます。最後の最後で、全ての謎が解き明かされるというパターンでは無いので、すべての事象にハッキリとした答えが欲しい方には満足できないかもしれませんが、人間に認知されていない、科学的に証明されていないというだけで、実際には存在しているものがあるんじゃないかと感じさせてくれる作品です。

何もかも壊しちゃった

　ワシントンポストの優秀な記者でありながらも、妻の為にパーティーを欠席するほどの愛妻家のジョンが妻メアリーを亡くしてしまうシーンは、本当に悲しいです。不治の病を患ってしまった為に、二人の幸せな結婚生活が失われてしまった事を、メアリーはジョンに謝ります。悪意があったわけでも、何か失敗したわけでもないのに、ジョンに謝る姿には切なくなってしまいます。こんな謙虚で思いやりのある女性だったら、忘れられなくなるのは当然かもしれません。

彼女はいない、だが、いずれ会える

　ジョンに電話でコンタクトを取った預言者が、ジョンの妻メアリーに関してジョンに告げる言葉ですが、この言葉には、ちょっと期待してしまいます。感情的な話になってしまいますが、誰しも愛する人との死別は避けられません。死んだらおしまい、もう会えないと考えると悲しくて仕方がありませんが、いずれまた会えるんだと信じられれば、絶望的な気分にならずに、再会への希望が持てるようになります。また会えるんだ！と信じたいですね。

目に見えなくとも存在する物は多い

　予言に関する知識が豊富な元教授が、ジョンにアドバイスするシーンが、この作品の最大のポイントかもしれません。『合理的な説明は不可能』としながらも、興味深い意見が色々と紹介されています。なぜ予言を与える存在がなぜ意図を告げないのか？というジョンの質問に対する、『君はゴキブリに自分を証明しようとするか？』 というセリフには、ちょっとショックを受けました。私たち人間は、自分たちを、進化した存在だとか、知的な生物だと思い込んでいるだけで、ある存在からみれば、ゴキブリ同様の下等生物に過ぎないのかもしれません。そんな価値観の違いも教えてくれる名場面です。

映画見るなら　⇒スカパー！おまかせプラン

予言は必要か？

　この作品の中でも運命という言葉がでてきますが、事前に起こることを知らせてくれる人、書物などがあるとしても、事前に知ることができるだけで、起こる事件は防ぎようがないような気がします。この作品の中では、他の事件の予言も出てきますが、すべて予言通りに事件が起きてしまいます。悲観的な考えかもしれませんが、世の中に起こることを予め知っている存在がいて、その存在が何かを伝えてくれても、事件や事故を回避することはできないのかもしれません。世の中には、予知能力があると言って予言をし、サッパリ当たらない預言者が多いですが、こんな人間も人間に恐怖や混乱を与えているだけで役に立っているようには思えませんし、当たる予言も当たらない予言も、人間には必要ないような気がします。当たらない予言をテレビや雑誌で公表しているような人間は、治安妨害かなんかで逮捕して欲しいですね。

ＤＶＤ 購入ガイド

ネットで気軽にDVD CDレンタル　ぽすれん 

 

宅配DVDレンタルサービス【TSUTAYA DISCAS】
☆月額2,079円でＤＶＤ＆ＣＤが借り放題!!☆
★無料お試しキャンペーン実施中!!★

検索用語を入力 検索フォームを送信

 

毎月しっかり副収入！会社を辞めて本業も夢じゃない
アフィリエイトをはじめるなら『Webノウハウ講座』

このサイトは、正規パートナーサイトなので
【 ギフトナンバー「w10241」 】と入力して
このサイトから申し込めば、１０％オフとお得です。

アフィリエイトで稼ぎたい方は、いますぐクリック！！