１９７７年シカゴ、大学を卒業したばかりのハリーとサリーは、同じ車で一緒にニューヨークに出ることになるが、ハリーは恋人がいるのにサリーを誘い、その事が原因でサリーはハリーに対して不信感を抱く。５年後、二人は再会するが、お互いにパートナーとの結婚をひかえて互いを意識しなかったが、さらに５年経って再会した時、二人はそれぞれ悩みを抱え、何でも気軽に相談できる親友としての関係がはじまるのだが・・・。

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　１９８９年アメリカ作品。監督は『スタンド・バイ・ミー』のロブ･ライナー、出演は、『アナライズ･ミー』のビリー･クリスタル、『ドアーズ』のメグ・ライアン、『ブルース･ブラザース』のキャリー･フィッシャーなど。友情から恋愛に発展していくカップルの姿を描いたラブコメディ。

　ラブコメと言えば、この作品でしょう。 メグ・ライアンがラブコメの女王というイメージを定着させる事になった作品で、 メグ・ライアンのキュートな魅力と抜群のファッションセンスが楽しめるだけでなく、２０代から３０代の男女の恋愛に関する本音が生々しく描かれているので、恋愛の参考書としても面白い作品です。主役のハリーを演じるビリー･クリスタルは、どこか憎めないコミカルなキャラクターで、女性にも男性にも好感が持たれるタイプ、そして、サリーを演じる メグ・ライアンは、ワガママで現代的な女性というキャラクターで、多くの人の共感を得られるような物語になっていますが、やはり、映画としては、 メグ・ライアンの男性からも女性からも愛されるキュートなルックスと、ハリウッドでもトップクラスのファッションセンスが見所でしょう。ファッションに興味のあるかた、特に女性にとっては、ファッションセンスを参考にできるというだけでも価値があると思います。内容的には、男女のかけ引き、本音に関して苦笑してしまう部分もありますが、日本人の私たちでも、ミョーに共感できる要素が多いと思います。主演の二人は、ともにラブコメ向きのキャラクターで、コメディの要素が強調されているので、恋愛映画としての深い感動に号泣するような場面はありませんが、友情か愛情か？で悩む繊細な心の動きなどは、うまく描かれていますし、かなり笑える作品なので、週末の気分転換には最高だと思います。『スターウォーズ』シリーズでレイア姫を演じたキャリー･フィッシャーが、サリーの親友として登場していますが、こちらは、あまりのオバサン振りに唖然としてしまうファンもいるかも？

男と女は友達になれない？

　セックスが邪魔をするから男と女は友達になれない？。アメリカ人らしい発想ですね。性欲の対象として考えてしまうと異性に対する友情は難しいかもしれませんが、恋愛対象では無いと割り切って考えれば、男女の友情は可能ですよね。

人は、ブスに限って『性格がいい』と褒める

　こういう事はありますね。友達を紹介してくれるなんて話が出ると、まずルックスに関して質問する人が多いと思いますが、『性格がいい』という答えが返ってくるなら、大体美しいとか可愛いというタイプではないんですよね。でも、ルックスが良くて性格が悪いなら、ルックスが悪くても性格がいい人を選んだ方がいいですよ絶対に。まぁ、ルックスも性格も最悪だと関わり合いになりたくないですが・・・。

皆、自分はセンスいいと思っているのよ

　センスは人それぞれなので、どんな趣味でもいいと思いますが、客観的に見てヒドイ格好をしている人に限って、自分はセンスがいいと絶対的な自信を持っていたりするんですよね。自分のセンスに自信があっても、たまには、友達からアドバイスをもらった方がいいでしょうね。

時と場所というものがあるのよ

　『機は熟した』なんて言葉もありますが、人間の行動、言動には、それにふさわしい時と場所があるんでしょうね。間の悪い時に行動を起こしてしまうと、大きなトラブルを抱え込んでしまう事があります。大胆に行動する時は、機が熟したかどうか考えてからはじめた方がいいのかもしれません。

 

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