2010年日本作品。監督は、『虹の女神 Rainbow Song』の熊澤尚人、出演は、『永遠の0』の三浦春馬、多部未華子、蓮佛美沙子、夏菜、桐谷美玲など。第32回講談社漫画賞少女部門受賞作を実写映画化した青春映画。
2008年『このマンガがすごい!』で1位を獲得、原作コミックが大ヒットして、アニメも製作され、ついに実写映画化されました。青春映画で定評のある熊澤尚人監督の実力が十分に発揮されていますし、出演者も原作のイメージを壊さない最適なキャスティングだと思います。三浦春馬さん、多部未華子さんの二人も良かったですが、蓮佛美沙子さん、夏菜さん、桐谷美玲さんなどもオリジナルのキャラクターにピッタリでした。特に、千鶴を演じる蓮佛美沙子さんのキャラクターはコメディの要素でも生かされていて最高です。実写映画だと原作のイメージとかけ離れた作品になってしまってガッカリというパターンが多いですが、原作コミックの7巻までのエピソードを一部設定を変更しながらも完結するストーリーで、約2時間という枠にうまく収めています。コミックを読んだファンも未読の方にも楽しめる上質な青春映画です。私は原作が大好きだったので、すぐに鑑賞しましたが予想以上によく出来た作品で満足できる内容でした。少女マンガが原作なのでラブストーリーなんですが、女子の友情、片思いの苦悩、学校内でのイジメなども描かれていて単なるラブストーリー作品としてではなく青春映画として名作だと思います。学校内で生徒の描写も細かく描かれているので、この作品を観て青春時代を思い出す方も多いでしょうし、実生活でこんなドラマな無かった人には、憧れとして楽しむ事もできると思います。
私は一応進学校に通っていましたが、高校生の頃にはミュージシャンになろうと心に決めていたので、学校にいる時間が無駄に感じて、ほとんど毎日遅刻、早退、最悪の出席率。学校にいるより楽器の練習をしていたいというタイプで、ほとんど学校にいなかったので、こんなドラマには無縁でしたね。高校生の割には、冷めていたとゆうか精神的にも老けていたので、この作品で描かれていたような青春は憧れです。もうちょっと人並みの高校生活をしていればなぁと今になって思います。在学していた頃は、最多遅刻、最多早退の記録保持者で、欠席数は2位でした。1位はバイク事故で入院した奴で、彼は留年しました。まぁ自慢にはならないですが。
みんなに迷惑かけたくない
自分の事より他人の事を優先した考えるような人は、できるだけ他人に迷惑をかけないように気をつかいます。でも、場合によっては、それが人を傷つけてしまう事があります。人間生きていれば、必ず誰かの世話になり迷惑をかける事もありますよね。
本気で届けって思わないと、ちゃんと受けてもらえないんだよ
気が小さい人、おとなしい人は、気持ちを伝えるのが苦手で誤解される事が多いですよね。でも、自分にとって絶対に譲れない大事な事に関しては、しっかり意思表示した方がいいです。ちゃんと言葉にして伝えないと、相手も受け止めようなないですし、勿論、返事ももらえませんから。
私らの間でも知らないこといっぱいあるんだ
読心術ができるような超能力者でなければ、人の考えを全て知る事はできません。親しい間で誤解が生じることは多いので、できる限り正直に話し合ってコミュニケーションをとった方がいいでしょうね。
いっつも人の気持ちばっか思いやってて
この作品の主人公・爽子の最大の魅力はここでしょうね。自分の事より他人の事を優先するような人なら恋人や伴侶に最高だと思います。