2013年、日本作品。監督は、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴、出演は、『陰日向に咲く』の岡田准一、『君に届け』の三浦春馬、『八日目の蝉』の井上真央、『ALWAYS 三丁目の夕日'64』の染谷将太、『ハッピーフライト』の吹石一恵など。『ボックス!』などの原作で有名な百田尚樹の原作を映画化した戦争映画。
興行収入86億円以上、歴代の邦画実写映画で6位になるなど、日本の戦争映画としては異例の大ヒットを記録した名作です。特撮技術者として優秀な才能を持つ山崎貴監督の本領が発揮され、リアルで迫力のある空中戦の映像を楽しますし、感動作として人間ドラマを楽しめます。また、戦争を知らない世代の人にとっては、戦争当時の日本人が置かれた厳しい状況や生活を知る事のできる作品で、貴重な価値のある作品だと思います。主に特攻隊員の人生に焦点が当てられ、命の重要性という誰にとっても避けては通れないテーマがメインになっているので、普段あまり深く考えずに生きている人も、命について考える機会になると思います。岡田准一さんをはじめ日本を代表する演技派の俳優が起用され、彼らの名演によって日本映画史に残る名作として高い評価を得ている作品です。恋愛映画としても楽しめるので、戦争映画が嫌いな方にも是非観ていただきたい名作です。
大ヒットした作品で、かなり話題になっていましたが、政治的な主張に偏りがあるという評判もあったので、しばらくは敬遠していましたが、友人が、『誰が何と言おうと、アレは名作だ!』と奨めてくれて鑑賞しましたが、評判通り、文句無しで素晴らしい作品でした。細かい事を指摘すれば、右翼的な思想も少しは感じられますが、特攻作戦が無益な作戦だったという事実も描かれていて、政治的なバランスも均等に、客観的に描かれていると思います。私の祖父は102歳で他界しましたが戦争経験者で、部屋に天皇陛下の写真を飾り晩年も天皇崇拝をやめませんでした。やはり子供の頃から教育された事は、なかなか忘れる事ができないようです。死ぬまで何かを信じ続ける事ができたのは幸せな事なのかもしれません。たとえそれが間違っていても・・・。
あの時代を生きた者でなければ、この感覚はわからない
雲泥万里のごとき高い隔たりがあるという言葉も出て来ますが、戦争のあった時代を生きた人間でなければ分からない事は多いでしょうね。実際に同じような経験してみないと共感したり、同調したりする事もできないと思います。
お前が死ぬことで悲しむ人間はいないのか?
自殺願望があったり、簡単に死を選択する、命を粗末にする人は、自分の事に意識が集中してしまって、残された家族や友人の事まで考える余裕が無いんでしょうね。悲しむ人の気持ちを考えれば、もっと命を大切にできるはずです。
何でもいいから人のためになるような仕事がしたい
誰でも自分や自分の家族為に働きますし、それが当然ですが。、人の為になる仕事をして生きていければ、最高だと思います。
なぜ今日まで寿命が延びたか、今分かりました。
毎日同じ事をくりかえすばかりで退屈するような日常を送っている人も、波乱万丈で落ち着かない日々をおくっている人も、今生きているのは何かやるべき事があるからでしょうね。あるいは、まだあなたを必要としている人がいるからだと思います。