2009年アメリカ作品。監督は、『ラスト・サムライ』『ブラッド・ダイヤモンド』などのエドワード・ズウィック、出演は、『遠い空の向こうに』のジェイク・ジレンホール、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイなど。難病に苦しむ女性と製薬会社の営業マンの恋愛を描いた恋愛映画。
コメディ色の強い恋愛映画ですが、コメディを強調しすぎて恋愛の感動が軽くなるという致命的な欠陥は無いので、泣ける恋愛映画の名作としてオススメできる作品です。主人公のジェイミーがファイザー製薬の営業という設定になっているので製薬業界の一部が生々しく描かれていて恋愛映画として楽しむだけでなく、色々と勉強になる作品としてもオススメです。広告に洗脳されて薬を買いたくなるようなシステムがあるとか、副作用を黙認とかギリギリじゃないかな?と思うような事まで描かれているので社会派作品が好きな方にも興味深い作品だと思います。ラブコメ作品として、純愛映画として、製薬会社の内幕を一部明らかにした社会派作品としても楽しめる名作です。あと、アン・ハサウェイにの美しいヌードシーンがあるので、彼女のファンの方も必見です。さすがエドワード・ズウィック監督!この監督さんの作品はほとんどハズレがありません。
私の友人に製薬業界に詳しい人がいたんですが、彼の話によると、営業職では、一番ワイロが多い業界だそうで、それだけ儲かるんでしょうね。ファイザー製薬さん社名が実名で出ていますし、バイアグラなどの商品も実名で出ていて、どんな副作用が出るかも描かれてますから、薬を選ぶ際に、ちょっと参考になるかもしれませんね。まぁ、この作品を観ると、できるだけ薬を使わないようにしようという気持ちになります。
ゾロフトには自殺願望との関連が
薬品には必ず副作用があります。必要だから服用するわけですが、副作用が大きすぎて、逆に体調が悪くなったり、命の危険を感じるようなやめた方がいいですよね。自殺願望を引き起こすような薬はちょっと怖いですね。日本で風邪薬として普通に販売されているものにも自殺願望の原因になるものがあるそうです。気をつけましょう。
抗生剤が人の免疫力を弱めた
科学、医学の進歩によって病気の治療も飛躍的に向上しましたが、何事も一長一短、薬の多用によって人間が本来持っている免疫力が低下してしまうなら、あまり薬を使わない方がいいかもしれませんね。
病気のおかげで人に優しくなれた
健康で病気に無縁な人は、病人の苦しみを理解する事が難しいかもしれません。そう考えると、病気になって病人の気持ちを自分の事のように感じる事ができるようになれるなら、病気もムダにはなりませんね。
一人と出合っただけで人生が変わるんだよ、永遠に
人間は生まれてから死ぬまでに多くの人と出会いますが、たった一人の人によって人生の進路が変わってしまうことがあります。最愛の人との出会い、信頼できる恩師との出会いなどが人間にとって一番貴重な財産のかもしれません。