作品名50音別
⇒ ⇒ ⇒
ア
カ
サ
タ
ナ
ハ
マ
ヤ
ラ
ワ
 
  > ホーム > 映画 >  > 八日目の蝉  


DVD 購入ガイド

 

●監督・キャスト●

 



●ジャンル別●
ドラマ 
コメディー
恋愛
青春・学園
アニメ・CG
アクション
ミステリー・ホラー
犯罪・サスペンス 
SF・ファンタジー
実話・伝記
ミュージカル・音楽
戦争・西部劇 
クラシックス



 


  ●特集●

ロックを楽しむ

元気になれる

アーティストの方へ

可愛い女

男の生き方

コンピューター

泣ける

宗教、哲学

科学・SF

スポーツ

ロードムービー

人生相談?

友情

サウンドトラック


 

◆ショップ◆


激安

CDが105円から

八日目の蝉
 

八日目の蝉

●監督
佐藤純彌

●キャスト
井上真央
永作博美
小池栄子
劇団ひとり

●第35回日本アカデミー賞
・作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞など受賞

■ ストーリー ■


 野々宮希和子は、不倫相手の秋山の子供を中絶したせいで子供を生めない体になってしまった。希和子は秋山夫妻が外出中に、二人の子供を一目見ようと秋山家に侵入し、衝動的に生まれたばかりの赤ん坊を誘拐してしまう。希和子は、警察から逃れる為に逃亡をはじめるのだが・・・。

●日本映画特集のページへ

 

■ レビュー ■

 

 2011年日本映画。監督は、成島出。出演は、『永遠の0』の井上真央、『さいはてにて・やさしい香りをまちながら』の永作博美、『晴天の霹靂』の劇団ひとりなど。実際の事件をヒントにした
角田光代さんの小説を映画化したサスペンスドラマ。

 日本アカデミー賞で10タイトルを獲得した名作です。作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞などの主要部門を独占しました。その評価の通り、重苦しいテーマですが、主演の井上真央さん、永作博美さんの迫真の演技だけでも観る価値ありと断言できる作品です。物語を通して、家族の絆のもろさや、人間の情けや愛情によって、他人でも家族以上の絆が築けるという事を実感させられる内容になっています。あまりにもテーマが重いので観終わった後に、ハッピーな気分になれるようなタイプの映画ではありませんが、感動がいつまでも心に残る作品です。笑えるシーンはほとんど無いんですが、島の子供たちと野々宮希和子が遊んでいるシーンでの幽霊の話が唯一笑えます。島に居た女性の幽霊が、かっこいい大学生のお兄さんについていって島を出てしまうというネタなんですが、幽霊になっても面食いかよっとツッコミたくなりますね。大体、大学生のお兄さんに迷惑だろ。シリアスなテーマが苦手と言う方にはオススメしませんが、日本映画史に残る名作である事は間違いありません。もうこの二人の女優さんは、間違いなくワールドクラスですね。

 主人公の秋山恵理菜は、自分の居場所を見つけられませんが、こういう人って意外と多いような気がします。仕事や家庭の都合で一番好きな場所で生活する事が出来ない人も多いと思います。私も家庭の事情で故郷に戻りましたが、以前住んでいた福島に帰りたくてしかたがありません。故郷が嫌いだというのもありますが、福島県に住んでいる時に世話になった人たちに会いたい、また近くで暮らしたいという気持ちが強いからです。故郷が一番好き!といのが理想かもしれませんが、多分、愛する人の近くで暮らす、愛する人との思い出がある場所で暮らすというのが人間にとって一番幸せなような気がします。帰りたいのに帰れないというのも、かなりつらいものです。でも、自分が今いる場所に、自分を必要としている人、自分の援助を必要としている人が居るなら、自分の利益よりも、自分を必要としている人間の利益を考えるべきかもしれません。今居る場所が自分の場所ではないと感じている人は、今、この場所で生きている事で、誰かの役に立っているだろうか?一番好きな人がそばにいるだろうか?と考えてみてはいかがでしょう。私は本当に帰りたいですが・・・。

あほなことをする人間を、見棄てんと助けてやらなあかん

 私たちが肉眼で見る事ができない天使が、知らない所で守ってくれているとしたら、ありがたいですね。でも、私たちも、友達や家族、知り合いが危険な目に遭わない様に見守ったり、手助けしたりする事はできるかも。

私たちと助け合って生きていきましょう

 この映画で描かれているエンジェルホームという施設はカルト教団のように描かれていますが、弱者が互いに助け合って生きるコミュニティがあってもいいような気がします。こんな世の中ですから、利害を抜きにして互いに助け合いながら生きられるなら、ある意味で理想的な暮らしだと思います。

世界で一番好き

 あなたは誰が世界で一番好きですか?こう質問されて、すぐに返事ができる人は幸せだと思います。世界一好きな人の為に生きるのが、一番幸せな生き方かも。



名シーン

目の前が、パァと明るくなって景色が見えたんだ

 主人公の秋山恵理菜が、病院で体験した経験を話すシーン。こういうのは多分、女性特有の感覚だと思いますが、妊娠すると女性は精神的に強くなり、神様や天使に励まされるような感覚になる事があるようですね。とても印象的なシーンです。

映画見るなら ⇒スカパー!おまかせプラン


ガイド

サライ、アベル、エステル、エゼキエル、リベカ ルツ、

 エンジェルホームという施設の中で、家を離れて共同生活している女性たちは、それぞれ新しい名前を与えられいますが、この名前は、聖書に登場する人物の名前から取られています。ちょっとだけ紹介すると、サライという名前は女性で、日本で発売されている雑誌の名前に用いられていますね。エステルという名前も聖書に登場する女性の名前で、ビューティーサロンの名称で使われるエステというのは、この名前が語源になっています。エゼキエルは男性の預言者で、ニコラス・ケイジ主演の『ノウイング』のテーマにもなっています。洋画では聖書をテーマにした作品が凄く多いですが、日本の映画でも時々聖書をテーマにした作品があります。聖書の知識があると、そういった作品が一層楽しめると思います。この機会に聖書を読んでみてはいかがでしょうか?聖書をダウンロードして読むことができるアプリがあります。



Google
 
 
  > ホーム > 映画 >  > 八日目の蝉  
作品名50音別
⇒ ⇒ ⇒
ア
カ
サ
タ
ナ
ハ
マ
ヤ
ラ
ワ