ケビンの家族は、クリスマス休暇に家族全員でパリ旅行へ行くはずだったが、大慌てでの出発で、両親は、ケビンだけを家に残して出発してしまう。ケビンが居ない事に気づいた両親は、すぐに家に引き返そうとしたが、あいにくクリスマス休暇で飛行機は満席で、すぐに帰宅するのは不可能だった。その頃、1人残されたケビンは、誰もいない家で、やりたい放題で遊んでいたが、クリスマス休暇中の留守を狙った泥棒がケビンの家を狙っていた・・・。

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　１９９０年アメリカ作品。監督は『グッドナイト・ムーン』『ハリー・ポッターと賢者の石』などのクリス・コロンバス、出演は『マイ・ガール』のマコーレ・カルキン、『グッド・フェローズ』のジョー・ペシなど。クリスマスの家族旅行で、家に置き去りにされてしまった少年が泥棒から家を守ろうとする姿を描いたコメディ作品。

　『すてきな片想い』『ブレックファスト・クラブ』などの名作を監督し、いまだにカルト的なファンが多いジョン・ヒューズが製作と脚本を担当。８歳の子供とマヌケな泥棒コンビの対決が、ユニークなアイディア満載で描かれ誰でも爆笑できるコメディ作品になっていますが、家族の愛情を描くのがうまいクリス・コロンバス監督らしい心温まるファミリー映画でもあります。ベン・アフレックとマット・デイモンが出演している映画『ドグマ』の中でも、この作品のアイディアだけは、想像の女神ミューズでさえ思いつかないと絶賛されていますが、ケビン少年と泥棒コンビの対決のアイディアは、今までのコメディ映画には無かった斬新なアイディアが満載で、コメディ作品の最高傑作と言っても過言ではないと思います。また、小生意気で悪賢いケビンのキャラクターと、泥棒コンビのマヌケぶりが、抜群のユーモアセンスを際立てています。とにかく何も考えないで爆笑できる作品なのでコメディ映画として楽しめますが、家族のありがたみを痛感させてくれる感動的な要素もあるので、家族との不仲で悩んでいる人にとっては、貴重なメッセージを含んだ作品としても楽しめると思います。

本当は皆を心から愛してるのに、ついケンカをする

　一緒に暮らしていると、イライラしてケンカしてしまう家族でも、離れて暮らしてみると、家族のありがたみが痛感できるものです。家族という親しい関係だからこそ、自己主張が強くなってしまい、ケンカになることも多いんでしょうね。

少なくとも物事がハッキリして、怖がらなくてすむよ

　ケビンは、近所に住む謎の老人と教会で一緒になり、本音で話す機会を得ます。息子とケンカをして孤独な生活をしている老人に対して、ケビンがアドバイス。ケンカ別れした家族や友人に連絡するのは勇気がいりますが、悩んでいないで連絡してみれば、以外に簡単に仲直りできるかもしれません。もし、ダメでも、モヤモヤとして気持ちを引きずらずに、気持ちがスッキリ出来るのは間違いありません。

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シリーズ化されましたが

　世界中で大ヒットしてシリーズ化されましたが、この作品で主演をしているマコーレ・カルキンが出演咲いている作品は、本作と続編『ホーム・アローン２』のみで、３作目からは、キャストが変わっています。やはり、この１作目が最高ですが、２作目もハートウォーミングな作品になっているので、それなりに楽しめます。３作目以降は、んー、ヒマなら観てもいいかな、というレベルです。

 

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