2004年アメリカ作品。監督はポール・マクギガン
、出演は、『パール・ハーバー』のジョッシュ・ハートネット、『ミシェル・ヴァイヨン』のダイアン・クルーガー、『ノウイング』のローズ・バーンなど。4人の登場人物それぞれの情熱的で一途な恋愛を描いた恋愛映画。
どちらかというとマイナーな作品ですが、純愛を描いた恋愛映画の隠れた名作としてオススメの作品です。ヒットを狙うあまりに話題性重視というか、過激なストーリー展開の映画が多い昨今ですが、この作品は恋人同士のすれ違いと、情熱的な恋愛感情をメインに描いているので地味な作品ながら恋愛映画のファンにとっては貴重な正統派恋愛映画だと思います。愛する人にメッセージを残したのに誰かに邪魔されて届かなかった、ほんのちょっとのスレ違いで逢えない・・・。もしかしたら自分の身にも起こりえるテーマなので共感できる人も多いと思います。また、ジョッシュ・ハートネット、ダイアン・クルーガーというアイドル的な人気のある二人の魅力、ファッションも楽しめるので、ファンには絶対に見逃せない作品でしょう。ストーリーは一人の男性と二人の女性の三角関係をメインにしているので、三角関係の恋愛でつらい思いをした事がある人にはキツいかもしれませんが、隠れた名作としてオススメの名作です。
ちょっとだけネタバレですが、この作品には、自分が恋焦がれている男性が自分の友達と付き合い始めてしまうという悲恋の要素があります。こういう事って結構あるんですよね。私が昔デパート勤めしていた頃、高校を卒業したばかりの女性社員が、同級生だった憧れの男の子を職場のデパートに招いた事がありました。別に彼氏だったわけでもないのに、自慢げに同僚の女子社員に紹介していたんですが、結局、その時の出会いが元で、他の女性社員と結婚。結局、職場に自分が恋焦がれている男性を招いたその女性社員は、同僚の女性に彼を結婚相手として紹介してしまったような形になりました。うん、悲劇ですよ。でも、これも運命と言うか、どうしようも無いことと考えてあきらめるしかないんでしょうね。間違っても逆恨みしてイジメとしないようにお願いします。その女性社員はイジメに走りましたが・・・。
これだって心を決めた次の瞬間、別の誘惑が目に入る
どうなんでしょう。モテる人だけかもしれませんが、結婚相手として本気で交際を始めると新たな出会いがあったり、過去に付き合っていた人と再会してしまったり、自分の意思を試されるかのような状況に置かれる事があります。そんな誘惑に全て打ち勝って手に入れた愛が本物なんでしょうね。
ヘタにカッコつけることは、もうやめるよ
誰かを好きになると、その相手に気に入られたくてカッコをつけるようになります。ちょっと背伸びして相手に好感を持ってもらおうとするんですが、コレが元でコケる事も多いような気がします。カッコ悪くても誠意を持って相手に気持ちを伝えたほうがいいかもしれません。
人って恋をすると正気でないことをする
本気で恋をしている時ってほとんど病気に近いですね。もう他の事に目が行かなくなるし、自分と相手の事しか考えなくなります。それが恋愛感情の面白い部分でもありますが、周囲の人にとっては迷惑なのかも。