１８１０ 年、セルビアのシュテッテル村で、少女たちが次々行方不明になっていたが、少女たちは、吸血鬼の住む城へ閉じ込められて吸血鬼の餌食になってしまっていた。その事実を知った村人たちは、城主をの吸血鬼を殺し城を焼き払って、吸血鬼に協力していた女を追放する。それから１５年が経ち、村はベストによる死者が増え続け、村は封鎖されて孤立状態になってしまう。そんなある日、不気味なサーカス団が村へやってくるのだが・・・。

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　１９７１年イギリス作品。監督は、ロバート・ヤング。出演は、『ニコライとアレクサンドラ』『荒野の処刑』などのリン・フレデリックなど。吸血鬼、ペスト、呪いなどホラーの要素をタップリと取り込んだホラー映画。７０年代独特の映像の雰囲気とリン・フレデリックの魅力が楽しめる作品。

　リン・フレデリックのファンの方、または、７０年代のホラー映画の雰囲気が好きな方にはオススメの作品です。ホラー映画のファンにはカルト的な人気のある作品で、古い特撮ならではのグロテスクさ独自の雰囲気を持った作品です。最近のリアルな映像と比べてしまうと、かなり古さを感じてしまいますが、日本の仮面ライダーなどの特撮に愛着があり、そういう懐かしさを楽しみたい方にはいいと思います。リン・フレデリックにも７０年代的なレトロ感覚にも興味が無いという方にとっては、厳しいかなと思いますけど・・・。

リン・フレデリックの魅力

　ホラー映画ファンには怒られてしまいそうですが、私にとって、この作品の魅力はリン・フレデリックにつきます。ちょっと、ふっくらとした健康的な美しさのあるリン・フレデリックの映像を楽しむことができます。娼婦役で出演した『荒野の処刑』とは違って、清純派の少女という役なので、おしとやかで清楚な魅力があります。この作品でも、リン・フレデリックの存在感は際立っています。ここまで美人だと、目立ちすぎて、映画全体から考えると使いづらい女優さんなのかもしれませんね。

教会の十字架

　吸血鬼の兄妹に追われ教会に逃げ込むシーンですが、リン・フレデリックと十字架の組み合わせが絵になります。絶世の美女と、苦手な十字架・・・吸血鬼にとっては究極の選択ですね。

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