1954年イギリス、ミドルセックス州生まれ。1970年代に日本でも絶大な人気のあった美人女優で、一時期TVコマーシャルにも起用されていました。美人女優にありがちですが、あまり作品に恵まれませんでした。B級映画に出演する事が多く、主演での作品も少ない為、今となっては忘れられた女優といった感じです。出演作品の中で最も有名な作品は、フェイ・ダナウェイ、キャサリン・ロス、オーソン・ウェルズ、マックス・フォン・シドーなどが出演した『さすらいの航海』ですが、日本では人気が無かった為かDVD化されていないようです。
『ピンク・パンサー』『チャンス』などで有名な喜劇俳優のピーター・セラーズと結婚、『ゼンダ城の虜』では共演していますが、1980年にピータ・セラーズが他界、彼の残した莫大な財産を相続し、後に再婚しますが、ピーター・セラーズに変わるパートナーを探す事はできず、アルコール依存症になり1994年に他界しています。一般的な評判としては、年寄りの有名人と結婚して莫大な財産を手に入れた悪女のように言われていますが、個人的意見としては、ピーター・セラーズとの結婚直後のインタビュー記事で、家事をするのが楽しいと語り、夫婦生活が幸せそうだった事からも、遺産よりもピーター・セラーズの人柄に依存しきっていたんじゃないかと思います。再婚した相手では、彼女の心の隙間を埋める事が出来なかったのかもしれません。可愛そうな女優さんだと思います。
好みにもよりますが、もしかしたら世界一美しい女優さんだったかもしれません。リン・フレデリックを観る為に、色々と探しましたが、脇役が多く、主演作品が少ないので、現在日本でDVD化されている『吸血鬼サーカス団』『荒野の処刑』『ニコライとアレクサンドラ』の3作品でのみ彼女を観る事ができます。『さすらいの航海』はアメリカのアマゾンでもプレミアム価格になっていて100ドル以上、『熱愛』はビデオもDVDも未発売、『ゼンダ城の虜』はVHSビデオテープでも入手困難になっています。写真やポスターなども入手困難なので、オークションなどで昔の『ロードショー』『スクリーン』などの雑誌の写真を探すしか手はなさそうです。
私の友人が英語版WIKIを翻訳してくれたので、以下に翻訳文を載せておきます。
彼女はコメディアン俳優ピーターセラーズの4番目にして最後の妻となったが、
当時は、セラーズ自身が女道楽で彼女を積極的に誘ったのだとする者よりも、彼女が財産目当ての便乗結婚をしたのだて揶揄する声が多かった
このことは、彼の死後たった6ヵ月で彼女が再婚したことにより、さらに信憑性を持つこととなる。
伝えるところによれば、セラーズは1980年に心臓マヒで死ぬ1週間前に、自分の遺言書からフレデリックを除外する作業の途中だったと言われているが、
実際は彼女が彼のおよそ4500万ポンドすべての財産を相続することとなった。
一方ではセラーズは自分の2人の子供たちと女優のアン・ホーにそれぞれ、わずか800ポンドづつを残したに過ぎなかった。
フレデリックは彼の死後のピンクパンサー続編は、前夫の思い出を汚すものだとして、それを作った製作会社に対し1500万ドルの賠償を勝ち取った。
フレデリックが死んだ後は母のアイリスがピーターセラーズがらみの収入とロイヤルティーのすべてを受け継いだ。
アイリスが死ねば、全財産はキャシーに渡り、娘リンが彼女の3番目の夫バリー・アンガーとともに相続してゆくことになるだろう。
いつでも映画を楽しみたい!!
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