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ジヌよさらば〜かむろば村へ〜
 

★★★
ジヌjよさらば

●監督
松尾スズキ

●キャスト
松田龍平
阿部サダヲ
松たか子
西田敏行
二階堂ふみ
中村優子

■ ストーリー ■

 
 東京の銀行で働いていた高見武晴は、融資先の経営者の自殺など、お金によって苦しむ人を多く見てしまったせいで、お金恐怖症になってしまう。お金を使わないで生きていこうと決心した高見は、東北の過疎地の一軒家を購入して一人暮らしをはじめるのだが・・・。

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■ レビュー ■


 2014年日本映画。監督は松尾スズキ、出演は、『舟を編む』の松田龍平、『陰日向に咲く』の西田敏行、『パコと魔法の絵本』の阿部サダヲ、『四月物語』の松たか子、『百瀬、こっちを向いて。』の中村優子など。いがらしみきおさんのマンガ『かむろば村へ』を元にしたコメディ映画。

 一言で言えば大人向けのブラックコメディ映画です。ちょっと子供には無理。俳優、脚本家としても活躍する松尾スズキさんが監督、出演する異色のコメディ作品です。CGはほとんど使用されていない作品で、福島県柳津町でのロケによって、過疎化の東北の寒村の生活観がリアルに伝わる作品ですが、アクの強い登場人物の強烈なキャラクターと毒のあるユーモア、生々しい色気など、良くも悪くも個性的な作品です。なので、誰にでもオススメできる作品ではありません。コメディ作品として楽しむべきだと思いますが、笑いのネタも微妙なものが多くて、子供向けではありません。基本的には、主要登場人物3人の個性がコメディ映画としての最大の魅力で、松たか子さん、二階堂ふみさん、中村優子さんの三人の色気も楽しめるという構成になっています。かなりクセのある映画なので生々しい描写が苦手な方、ブラックジョークでは笑えないという方にはおすすめできません。

 基本的にはコメディ映画なので、笑える作品として楽しめばいいと思いますが、色々と興味深いセリフも出てきますし、これから田舎暮らしをしようと考えている方には、参考になる事も多いと思います。私も東京で10年ちょっと暮らした後に東北での田舎暮らしをした経験がありますが、寒さに関しては、関東以南に住んでいる方にとっては厳しいと思います。もうコレは慣れるしかありませんし、寒さの苦手な方には東北への移住はオススメできません。方言など言葉の違いについてですが、慣れるまでに2年ぐらいはかかりますし、この作品で描かれている通り、いきなり訛った言葉をマネしようとしても絶対にうまくいきませんし、地元の人にはすぐによそから来た人だとバレてしまいます。慣れない内は標準語を使うなり、素直に元々住んでいた地方の言葉を使って、自然に方言やイントネーションが使えるようになるまでマネしない方がいいと思います。慣れない東北弁を使っても、いきなり怒られたりはしないと覆いますが、状況によってはバカにされているような印象を与えてしまう事もあると思います。この作品のロケ地は福島県です。私も10年以上福島県に住んでいたので、福島県に親切な人が多いのは知っていますし、『フラガール』でも描かれている通り、ホントにいい所です。田舎ならどこでも親切な人ばかりというわけではありません。地域の個性と言うか住民性というのがありますが、福島県ならオススメです。私も早く福島県に戻りたいと思っています。

まぁ、色々あるのよ田舎だから

 都会でも色々ありますが、田舎は田舎ならではの事情があるので、都会をは違ったストレスがあるかもしれません。まぁ、暇なので噂話が凄いし、近所の人はみんな顔見知りで近くに住む親戚なども多かったりして、しがらみも多く、義務や責任にしばられる事も多いでしょう。狭いコミュニティなので、もしかしたら色恋のトラブルもあるかも。こういう事は、よそから来た人には分からないので、地元の人に聞いて、触れてはいけないタブーがあるかどうか確認しておきましょう。

自分を捨てちまった男は何の為に生きる?

 多分、この作品の最大のテーマだと思います。仏教でも自我を捨てる事が修行の目的ですし、キリスト教でも、映画『ミッション』や『沈黙−サイレンス−』で描かれているように、神に仕えるという事は自分の人生よりも神の為に生きる、人々を救う為に生きるという事です。もしかしたら、自分のことばかり考えて生きるから悩んだり、怒ったりする事が多くなるのかもしれませんね。自分を捨てて、配偶者や家族、友人、他人の為に生きると決意して生きれば、かえって気持ちが楽になるような気がします。

自分の思ったようには解決しない

 この言葉を実感している人は多いんじゃないでしょうか。物事が自分の思い通りにいかず悩んでいても、結局何とかなるもんですが、願い事が忘れていた頃に叶ったり、自分の思い描いた通りの結果では無かったりすることも多いと思います。きっと、自分の利害を超えた所でバランスが取られているんでしょうね。



金ではない、何か大切なものを探しているこの男が・・・

 村長が高見の為に応援演説するシーン。この作品で一番ホロっとさせてくれるシーンです。この後に、村民を唖然とさせるオチが来るのですが・・・。

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原作は、かむろば村へ

 いがらしみきおさんの原作マンガは、全4巻発売されています。この作品が気に入った方は、マンガの原作を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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