■　ストーリー　■

　プロの運び屋フランクは、犯罪がらみの仕事を中心にしているが、今は裕福な家の息子ジャックの送り迎えのドライバーをしていた。子供の送り迎えという退屈な仕事だったはずが、ある日、ジャックを連れて行った病院で、偽の医師に発砲されるという事件に巻き込まれ、ジャックが誘拐されてしまう・・・。

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　２００５年フランス・アメリカ合作。監督は『トランスポーター』の1作目と同様ルイ・レテリエ、製作、脚本はリュック・ベッソン。主演は『スナッチ』『ミニミニ大作戦』などのジェイソン・ステイサム。元軍人で武闘派の運びやの活躍を描くアクション映画、シリーズ第２作目。

　第１作目が大ヒットし、今作ではフランスとアメリカの合作になっているので、ハリウッド系の俳優、アンバー・ヴァレッタ、マシュー・モディーンも出演し、前作以上にスケールの大きいアクション映画になっています。ジェイソン・ステイサムの格闘シーン、カーチェイスなどは相変わらず見ごたえがあり、悪役にセクシー女優のケイト・ノタが起用されていて、下着姿で銃を乱射するクレイジーな犯罪者の存在感は、強烈なインパクトがあります。また、テロリストによる細菌兵器での犯罪というスケールの大きい犯罪がストーリーのポイントになっているので飛行機の中での格闘シーンなどド派手なアクションを十分楽しめます。ただ、１作目のイメージが、かなり強烈なので、やはり二番煎じ的なグレードで、セクシーな犯罪者のキャラクターもエロゲロ系なので好みが別れると思います。１作目のスー・チーのような正統派の美女が好きな方、恋愛的な要素が欲しい方には、物足りなさが残るかもしれません。それにしても、リュック・ベッソンが監督や製作をしている作品には、必ず超スリムな美女が出演していますが、ミラ・ジョボビッチのような極端にスリムなモデル体型の出演者は、リュック・ベッソンの好みで選んでいるのでしょうか？

あれこれ悩んでも始まらない

　子供とは無縁なイメージがあるフランクが、幼いジャックに語りかけるシーンは微笑ましいですが、大人にとってもうなずけるようなセリフが出てきて感心してしまいます。フランクは、いいお父さんになれそうです。

できない約束はするな

　このセリフも、フランクがジャックに対してルールを教える場面で出てきます。簡単に口約束して約束を守らない人間は、誰にも信用されなくなってしまいますし、口だけは達者！と言われて軽蔑されてしまいます。ちょっと為になるルールですね。

 

 

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