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来日公演決定！リマスター盤発売！

　ジョニー･ウィンターの３作目のアルバム『ジョニー･ウィンター･アンド』、前２作と比べて、ロック色が強くなり、リック･デリンジャーの名曲『ロックン･ロール･フー・チー・クー』をはじめとしてポップな曲も多く、べったりとしたブルースが苦手なロックファンにも聴きやすい名盤です。ＬＰレコードから愛聴していた名盤ですが、ＣＤで探してみると、なかなか見つからず、しまった、廃盤か？と焦りましたが、廃盤も何も、国内盤ＣＤは発売されていないようです。こんな名盤を発売しないなんて、レコード会社はいったい何を考えているのでしょうか？怒り心頭です。ですが、２０１１年ジョニー･ウィンターの来日公演が決定し、このアルバムもリマスター盤で発売が決まりました！

　このアルバムでは、名曲『ロックン･ロール・フー・チー・クー』の作曲者であり、ギタリストでもあるリック・デリンジャーがギタリストとして参加しています。このアルバムでは、当然リードヴォーカルは、ジョニー･ウィンターですが、コレが凄い！本当に、なんか、このまま歌い続けたら脳梗塞でも起こしそうな強烈なパワーで歌っています。ここまで凄いと、最近のデスメタル系のヴォーカルもビビると思います。ギターに関しては、黒人ブルースマン顔負けのブルースフィーリング溢れるソロに、ロックのお手本のようなリフ、特に１曲目の『ゲス・アイル・ゴー・アウェイ』のリフは、レニー･クラビッツの『ロックン･ロール･イズ･デッド』の原型になっていると思いますし、７曲目の『プロディガル・サン』はレーナード・スキナードの『ニードル･アンド･スプーン』にソックリです。まさに、アメリカンロックのお手本のようなギターが楽しめます。意外とも言えるのが『ノータイム・トゥ・リブ』『アム・アイ・ヒア』などの幻想的なバラード。プログレッシブ･ロックのバンドが演奏してもいいような、透明感のあるバラードが収録されているのには驚きました。１曲目から最後まで、名曲ぞろいの名盤で、何度聴いても飽きる事がありません。何とかリマスターして国内盤を発売してもらえませんかねぇ・・・。

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■　アム・アイ・ヒア　■

『お前は本当にそこにいるのか？』『俺は本当にここにいるのか？』、こんな幻想的で浮遊感のある歌詞に、アメリカンロックらしいメロディ。洗練されたアレンジとは言えませんが、名曲ぞろいのこのアルバムの中でも、特に印象に残る１曲です。

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国内盤ＣＤ未発売でしたが・・・

　ヒジョーに残念ですが、現在発売されている輸入盤ＣＤの音質は、お世辞にもいいとは言えません。現在、国内盤では発売されていないませんが、２０１１年ジョニー･ウィンターの来日公演が決定し、国内盤リマスターＣＤの発売が決定しました。すぐに廃盤になってしまう可能性が高いので、早めに予約購入した方がいいでしょう。

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●ジョニー・ウィンター・アンド

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