2012年アメリカ作品。監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』なえどのロバート・ゼメキス、出演は、『マーシャル・ロー』『マイ・ボディガード』のデンゼル・ワシントン、『天使のくれた時間』『オーシャンズ11』のドン・チードルなど。アルコール依存症の旅客機パイロットが航空機事故やその後の出会いの中で変わっていく姿を描いたヒューマンドラマ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』などの名作の監督として有名なロバート・ゼメキス監督が、またも映画史に残る傑作を創りあげました。旅客機の墜落を究極のリアリティで描いた映像はとにかく衝撃的で、観客は映画がはじまって30分以内で映画史に残る名シーン、疲労感さえ感じる生々しい映像にショックを受けるでしょう。そして、その後には、アルコールやドラッグ依存症で苦しむ登場人物や友人との関わり合いの奈かで主人公の人間性の変化という人間ドラマを楽しむ事ができます。ただし、審理や裁判などの大人の駆け引きや、アルコール、ドラッグ依存者の描写など、あまり子供に見せたくないようなシーンが多いのでR指定作品です。オマケとしては、主人公の年齢がクラッシックロックの全盛期に青春時代を過ごした世代なので、ローリングストーンズやジェフ・ベック・グループなどクラッシックロックの名曲が挿入されている点はロックファンンにとってはうれしい所でしょう。最高のリアリティでアクションシーンを楽しめる娯楽作品として、感動の人間ドラマとして楽しめる名作です。
ここまで酷くないにしても、アルコール依存症、中毒などで苦しんだり、その兆候がある人にとっては色々と共感できるというか観に覚えのあるシーンが出てきてつらいかもしれません。きっぱり止めようと酒を捨てても、また買ってしまうとか・・・。今、禁酒禁煙をはじめたばかりの人は観ない方がいいかもしれませんね。まずは、酒に依存しなければならないほどの実生活の悩みを解決するのが先決でしょう。まぁ、わたしもその悩みが解決できないで飲んでしまうんですが・・・。
神を信じなきゃバカだ
主人公の二人が入院中にがん患者からこんなアドバイスを受けます。無視論者の人にとっては嫌なセリフかもしれませんが、結局ここが一番のポイントだと思います。神様を信じるかどうかで人生は大きく変わってしまいます。
彼女と出会うためあんたは助かった
男女の運命的な出会いだけでなく、友達や上司、恩師などとの出会いによって人生が大きく変わる事があります。そんな時、自分はこの人に出会う為に長生きしてきたんだなと実感してしまいます。そしてまた、自分の存在が他の人の人生を変えることもあるでしょう。
嘘は身を滅ぼす
嘘には2種類あると思います。自分の保身の為の嘘と他人を守る為に嘘。自分を守る為に嘘をついても結局、その嘘が原因になって信用を失い余計に立場を悪くしてしまうような気がします。