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グッモーエビアン!
 

★★★★★
グッモーエビアン!

●監督
李闘士男

●キャスト
三吉彩花
大泉洋
麻生久美子
能年玲奈

●第67回 毎日映画コンクールスポニチグランプリ
新人賞 - 三吉彩花

■ ストーリー ■


 中学校3年生の広瀬ハツキは、名古屋で母親と二人で暮らしている。ハツキの母親の広瀬アキは、名古屋では有名なパンクバンドのギタリストとして活躍していた元ロッカーで、17歳で未婚の母となり、今では会社員としてハツキを養っていた。実の父親を知らないハツキだったが、幼少の頃から父親のように自分を可愛がってくれた母親のバンド仲間の矢口(通称ヤグ)が父親のような存在だった。しかし、ヤグは万年プータローで、臨時収入が入れば放浪してしまうような男だった。ある日、二人の元に、海外旅行からヤグが帰ってくるのだが・・・。

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■ レビュー ■


 2012年日本作品。監督は、山本透、出演は、『旅立ちの島唄』の三吉彩花、『駆込み女と駆出し男』の大泉洋、『カンゾー先生』の麻生久美子、『ホットロード』の能年玲奈など。吉川トリコさんの小説を原作にした家族愛を描い人間ドラマ。

 シングルマザーと暮らす中学校3年生の女の子の視点から家族について描いた人間ドラマですが、母親と、その恋人がロックファンで一般的な親子関係ではありえないにぎやかな生活が描かれていてコメディ色が強い作品なので、かなり笑える作品になっています。やはり、コメディ色の強い作品では、大泉洋さんのキャラクターが生かされます。今回は、大泉洋さんが、パンクバンドのヴォーカル、麻生久美子さんがギタリストが役を演じる為、二人ともギターを特訓して、演奏シーンでは、本人達が実際に演奏しているので、演奏シーンの迫力、リアリティも完璧です。そして、本作の最大の見所は、第67回 毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞した三吉彩花さんの名演。大泉洋さん、麻生久美子さんも絶賛する演技で、高校進学をひかえて進路や家族の関係に悩みながら成長していく少女の繊細な真情を見事に演じています。衝撃作というほど劇的な物語ではありませんが、山本透監督の家族のあり方についてというテーマについてのメッセージが込められたスピリチュアルな作品であり、コメディの要素、パンクバンドの演奏シーンまで楽しめる上質な娯楽作品になっています。三吉彩花さん、能年玲奈さんという二人の実力派の若手女優が出演しているという点も見所です。ロックファンの方が楽しめると思いますが、作品中に語られる有名ロックアーティストは、1960年代から1970年代に活躍したミュージシャンなので、かなりのロック通か、クラッシックロックのファンじゃないと分からないと思います。多分、若年層のロックファンだと意味が分からない部分もあると思います。一応、このページのガイドのコーナーで一部紹介しています。参考にしていただければと思います。

 個人的な好みの問題ですが、三吉彩花さんのファンなので、この作品は彼女の魅力がたっぷり味わえるという点だけでも個人的に点数が甘くなります。私はテレビを観ないので、テレビで人気のタレントとかはあまり知らないんですが、たまたま歯医者の待ち時間に読んでいた週刊誌に三吉彩花さんのグラビアが掲載されていて、その存在を知り、ファンになりました。ルックス、スタイルがいいのでモデル業がメインのような印象がありますが、この作品の名演は本当に強く印象に残りました。思春期を迎えて進路や家族のあり方などを深く考えて感情が揺らいでいく主人公を、自然な演技で見事に演じていて、その表情の繊細さに驚かされます。また、美人でスタイルがいいのでキャラクターの魅力だけでも輝きがありますね。本作では都会に住む中学生という設定なので、『旅立ちの島唄〜十五の春〜』で演じた島の少女とは一味違う、スタイルの良さを生かした都会的なファッションも見所になっています。三吉彩花さんのファンなら絶対に必見です。

みんな生き急いじゃうんだって

 この映画では、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソンという伝説のロックスターの名前が出て来ますが、この3人は、ほんの数年の活躍で、普通の人の一生分の仕事を成し遂げてしまったような密度の濃い人生を生きて去っていきました。生き急いでしまう人間は、自分では自覚していないのかもしれませんね。

自分の将来は自分で決めろ

 子供の立場からすると放任主義の親というのが理想的かもしれませんね。自分の才能を生かした仕事をしたいとか、人の為になる仕事をしたいとかいう希望を尊重してくれれば選択肢が広がります。自分の家業を継がせようとか、自分の果たせなかった夢を押し付けられたりしたら大変です。

気合いだけが俺たちのガソリンだ

 気合が一番大事ですね。結局、一番最後に力を振り絞らなくてはならない時は、コレが便りです。ジョー・ストラマーの名言ですが、若い人は知らないでしょうね。

いい高校行って、いい大学入って、いい会社入って、いい旦那見つけて・・・

 いわゆるエリートコースに進むことをアキはつまらないと言い切ります。そういう人生が最高という考え方に違和感を感じる人も多いと思います。でも、逆に、こんな事もあるかも。勉強嫌いだから進学せずに不良と付き合って妊娠して、シングルマザーになって子供を育てたけど、子供もグレて家出して一人になって・・・。私も学歴至上主義は嫌いですが、進学するかどうかが問題ではないような気がします。それよりも誰と一緒にいるかというのが重要な問題だと思います



自分の気持ちに正直に生きてきたから

 家を飛び出したハツキとアキが川原で話をするシーン。アキが自分の気持ち、ヤグの生い立ちや家族に対する憧れの気持ちを話します。一番盛り上がるのはエンディングのステージシーンですが、この映画のメッセージが要約されている重要なシーンで、一番泣ける場面です。



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ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソン

  ハツキがフリーマーケットで買い物をするシーンで出てくるアーティスト名は、1960年代に活躍した伝説のアーティスト、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソン。この3人は、短期間の活動ながら、社会現象となるほどの影響力を持つカリスマだった事、27歳という若さで他界してしまったという共通点を持っています。ジャニス・ジョプリンは、感情を込めたパワフルなヴォーカルで後の女性ヴォーカルに多大な影響を与え、その人生が『ジャニス』という映画で映像化されました。ジミ・ヘンドリックスは、ブルースを基盤にしたロックミュージックのスタイルと確立した一人であり、ギター奏法、作曲、アレンジなどの面で現在の音楽の基礎を築いたアーティストで、その影響力は計り知れません。『ジミ・ヘンドリックス』という映画も製作されました。ジム・モリソンは、圧倒的な存在感と独自の視点から創る詩の世界がロックミュージシャンだけでなく、多くのアーティストに影響を与え、オリバー・ストーン監督の『ドアーズ』という映画でバンド活動から死ぬまでが描かれています。。

ジョー・ストラマー

 1970年代から1980年代にかけて活躍したザ・クラッシュというイギリスのロックバンドのメンバー、ヴォーカルとギターを担当してましたが、メッセージ性の強い歌詞、シンプルでパワフルな演奏で世界的な人気のあるバンドのリーダーとして、カリスマ性のある方でした。その影響力の大きさは、ブルース・スプリングスティーンやボブ・ディランなどと同等だと思います。興味のある方は、ザ・クラッシュの名盤『ロンドン・こーリング』を聴いてみてください。ロックの代名詞のようなアーティストの一人です。

バックステージ オブ グッモーエビアン!

 映画のDVD、ブルーレイの他に、大泉洋さん、麻生久美子さんの楽器練習の苦労話などのインタビュー、演奏曲の歌詞が全て字幕で表示されたライブシーンなどが収録されてDVDも発売されています。ライブで演奏される曲は歌詞が最高です。この映画の音楽をもっと楽しみ隊という方は、こちらもオススメです。

 


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