2011年日本作品。監督は、前田弘二。出演は、『ロボジー』の吉高由里子、『沈黙-サイレンス-』の加瀬亮、『BANDAGE』の杏、『百瀬、こっちを向いて。』の石橋杏奈など。同時に5人の男と交際しているOLの恋愛を描いたコメディ作品。
吉高由里子さん主演のラブコメ作品。コメディ作品なので単純に笑えればいいという方にオススメの作品ですが、ハッキリ言ってしまえば吉高由里子さんの魅力が作品の魅力の50%を占めています。なので吉高由里子さんのファンなら間違いなく楽しめる作品です。都内で働くOLという役柄で、バリエーション豊富な衣装で吉高由里子さんの魅力が楽しめますし、いつみても彼女の笑顔は可愛らしいです。個人的には吉高由里子さんの主演作品ということで鑑賞しましたが、それなりに楽しめましたし、結婚というのは色々なパターンがあるんだなと、改めて感じたりもしました。主人公のチエちゃんが5人と交際中で、それぞれタイプの違う男性と交際しているのでデートプランも、相手に合わせてアットホームな付き合いだったり、不倫旅行だけとか、おしゃれななレストランでのデートとか付き合う相手によって全てパターンが違いますし、似たもの同士なのか、全く違うタイプの相手なのか、利害関係だけの付き合いなのか、男女の関係にも色々あるわけで自分はどのパターンなのかと閑雅ながら観ると一層楽しめると思います。コメディ映画なので恋愛映画としてのクオリティは低く、号泣できるような作品ではないので恋愛映画として観ない方が楽しめます。好みがハッキリ分かれる作品です。吉高由里子さんにも爆笑コメディにも興味の無い人はパスしてください。
結婚って本当は好きな人と一緒になるものだと思いますが、現実の問題としては、利害関係とか色々ありますよね。私の妹は面食いだったので社内恋愛で、ハンサムな彼氏を見つけて何年か交際していたんですが、なかなか結婚を申し込まない相手の優柔不断さに見切りをつけて、高校の教師をしているマジメな人とお見合いであっさり結婚してしまいました。他にも数年間、一途な片思いを貫いていた女性が、知り合ったばかりの男性からプロポーズされて、すぐに結婚してしまったり、唖然とするような切り替えの速さで結婚してしまうケースを何度も見てきました。一度被害者というか、置いてきぼりになった時は、辛かったですけど、あぁ、女性って結構、気持ちの切り替えって簡単にできるんだな、未練たらたらに苦しむには男の方が多いのかもと、勉強になりました。まぁ、強引にでも結婚しなかった私が悪いんですが、この作品を観ると複雑な気分になります。
結婚は一番好きな人としなきゃいけないんだ
コレが一番いいんですよね。本当は。でも考えてみると、今の世の中で、一番好きな人と結婚している人ってあまりいないような気がします。2番目、3番目、あるいはもっと好きな順位が下の人と結婚している人の方が多いような気がします。その方が幸せな場合もあるんでしょうね。
自分に帰ってくるよ、みんな繋がってるんだから、めぐり巡って
簡単に言ってしまえば因果応報ですかね。でも、聖書にも自分で巻いた種は自分で刈り取るという言葉もありますし、自分の行いの報いって必ず返ってくるのかもしれません。
相手に負担をかけないようにするのも思いやりだろ
互いに自己主張ばかりで相手の気持ちを考えないと夫婦関係は酷い状態になってしまいます。相手の負担を減らそうという意識を互いに持てれば、いい結婚生活になるでしょうね。