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沈黙 -サイレンス-
 
Silence
★★★★★
沈黙 -サイレンス-

●監督
マーティン・スコセッシ

●キャスト
アンドリュー・ガーフィールド
アダム・ドライヴァー
リーアム・ニーソン
窪塚洋介
イッセー尾形

加瀬亮

■ ストーリー ■

 
 17世紀の日本でフェレイラという宣教師が、圧力に屈して棄教する。その噂はポルトガルのイエズス会にまで届くが、フェレイラを尊敬していた宣教師のロドリゴとガルベの二人は、フェレイラの魂を救うため、そして日本人に宣教する為に危険を冒して日本に密航する。キチジロウという名のの日本人の案内で無事日本に到着した二人だがキリシタンに対する弾圧は厳しく、二人は離れ離れになってフェレイラを探しながら布教するのだが・・・。

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■ レビュー ■

 

 2016年アメリカ作品。上映時間162分。監督は『最後の誘惑』『ディパーテッド』などのマーティン・スコセッシ監督。出演は『死にゆく者への祈り』のリーアム・ニーソン、『母べえ』の浅野忠信、『男はつらいよ 知床慕情』のイッセー尾形、『婚前特急』の加瀬亮など。遠藤周作さん原作の小説を映画化した人間ドラマ。

 『沈黙』は遠藤周作さん原作の名著で世界的にも評価が高く、1971年に日本でも映画化されていますが、『ディパーテッド』でアカデミー賞を受賞した名匠マーティン・スコセッシ監督が映画化。監督自身が、この作品は私の人生のテーマでもあると語っていますが、人間としての究極の選択、生き方、信仰心など重厚なテーマを持つ作品でヒットするかどうか、評価されるかどうかという事は問題ではないというメッセージを重視しているように感じます。原作者の遠藤周作さんはクリスチャンですし、監督もクリスチャンの視点から脚本を書き映像化してくれているので、原作のテーマを正確に伝えてくれていると思います。また、この作品の脚本の執筆には何年もかかったようですが、宣教師と日本のクリスチャンの天国に関する解釈の違い、太陽信仰など創造者の存在の概念を受け入れにくい国民性など、微妙な宗教観の相違をまで細かく描いていて、異国での宣教の難しさなどもリアルに描かれています。 スコセッシ監督は、『クンドゥン』という仏教をテーマにした映画で失敗していますが、仏教徒でもないのに仏教をテーマにした作品を撮るより、キリスト教徒というテーマで自分の宗教観を反映させた方が説得力のある作品になるような気がします。本作では、クリスチャンとしての感性を生かして大成功していると思います。若く有望な俳優、アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライヴァー、ベテラン俳優のリーアム・ニーソン、日本からも、イッセー尾形、窪塚洋介、浅野忠信などの実力俳優をキャスティングし、スコセッシ監督がすべての俳優が最高の演技をしてくれたと絶賛。出演者全員の熱演によって終始緊張感に満ちた名作になっています。スコセッシ監督のキャリアの中でもトップ3に入れたいほどの大傑作で、何度観ても泣ける傑作です。人生が変わるほどの体験ができる作品というスタッフの言葉も決して大げさでは無いと思います。クリスチャンの生き方を描いた作品なのでキリスト教徒の方には感動作として楽しめると思いますが、仏教徒の方や無心論者の方の感性だと感動できるかどうかは分かりません。残酷な拷問や磔刑、死刑のシーンがありグロテスクな映像、ショッキングなシーンが苦手な人にはオススメできません。

 私も今はクリスチャンなので、この作品で描かれているクリスチャンとしての生き方には共感できる部分が多く、試練に置かれた時の選択に関して自分ならどうするかと問いかけられているようで信仰心を試されてしまう作品でもありました。クリスチャンになるまえから遠藤周作さんの作品は好きで読んでいましたし、テレビドラマ化された『沈黙』を観た記憶もありますが、この作品が一番泣ける作品でした。クリスチャンと言っても色々と宗派があるので感じ方は様々だと思いますが、すべての国の人々に宣教せよというイエスの言葉を実行している人なら、宣教師の気持ちも分かると思いますし、信仰によって歓びに満ちている人々の表情を見ると、自分も神の愛に満たされて歓びに満ちた表情になっているかどうか自問できると思います。そして、本作の最大のテーマである神の沈黙jに関しても曖昧に終わらせるのではなく、最後に一言だけ神の言葉を聞くことができます。クリスチャンにとっては色々な意味で興味深い作品ですが、キリスト教の知識に乏しい方が鑑賞した場合は、残酷で悲しい物語の映画かもしれません。そういう意味では観客を選ぶ作品なのかもしれません。まず、『奇跡の丘』『新約聖書・ヨハネの福音書』などの作品を観てイエス・キリストの教えについて知ってから鑑賞した方が楽しめると思います。あなたの生き方が変わるかも!

私は主のために何をする

 神を愛することが信仰という言葉も出て来ますが、言葉だけではなく行動で神への愛を示さなければならないとしたら?神の掟を守り、イエス・キリストの指示に従って宣教する必要がありのではないでしょうか。

苦しみだけで終わることなく、救いがあると約束された

 もし神様がいないなら、人間も他の動物と全く同じで信仰も無駄、そしてどんなに努力しても、苦労しても死んでしまったら終わり、結局生きる事は苦痛で何も救いが無いという事になります。信仰による救いが無ければ虚無的な人生しか送れないかもしれません。

仏陀は死ぬ、我々と同じだ、創造主ではない

 私も昔、仏教の勉強をした事がありますが、仏陀は悟りを開いた人間であって創造者ではありません。つまり、神様という存在ではありません。仏教を否定するつもりはありませんが、この点に関しては間違いないと思います。

神の掟に従えば、人は皆、平和に暮らせる

 互いに愛し合いなさい、自分がして欲しいを思うことを他人にしなさいという教えを守っていれば争いもなく平和に暮らせるのではないでしょうか。みんなが神の掟を守って仲良く平和に暮らせる世の中になればいいですね。

試練を覚悟しています

 苦難や試練が人を強くし鍛えてくれるように、信仰心も強めてくれるかもしれません。どういう生き方をしても試練はあると思いますが、強い信仰心があれば、試練さえも好ましい事に思えるかもしれません。



信仰より形あるものを崇める傾向は不安です

 聖書では偶像礼拝を厳しく禁止しています。ですから十字架やキリストの絵や彫刻、ロザリオなどを崇拝に使用するのは間違ったことかもしれませんが、目に見える崇拝の対象を欲しがるのは仕方が無いのかもしれません。このシーンでのキリシタンの歓びに満ちた表情が忘れられません。

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悪いイエズス会士だな

 作品のテーマとは関係ないので余計な話ですが、キリシタン弾圧が日本のキリスト教徒への偏見から行われたように描かれている点に関しては疑問があります。宣教する事自体はキリストに従うクリスチャンとして重要な事ですが、イエズス会は、宣教だけでなく植民地政策の一部を担っていたという一面があり、日本人を奴隷として海外に売るなど日本の治安を乱していた為に弾圧を受けたという見方もあるようです。この作品では、そういった事情は一切触れられていませんし、日本人が観ても海外の方が観ても、日本の宗教弾圧に嫌悪感を抱くのではないかと心配になります。拷問、処刑、磔刑のシーンは、衝撃作として問題になったメル・ギブソン監督の『パッション』よりも過激ですから。

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