園長のアフリカ動物記
サイ


サイ3(クロサイ)
               奇蹄目サイ科 絶滅危惧種
体長は280〜290cm、体重は350〜1300sで、シロサイメスよりやや小さい。
シロサイが「ワイド」を「ホワイト」と聞き違えて名付けられたのに対し、
「シロ」に対し「クロ」という名前が付いた。
体色は灰褐色(はいかっしょく)で、生息地(せいそくち)の土(つち)の色(いろ)によって異なる。
シロサイとクロサイの見分(みわ)け方(かた)は体色ではなく、口元(くちもと)によって見分ける。
口元が平(たい)らで「ワイド」幅(はば)が広(ひろ)いのがシロサイ。
それに対しクロサイは口が尖(とが)っていて上唇(うわくちびる)がよく動くようになっている。
クロサイは木の葉(このは)を好(この)み、口元に大量の葉を引(ひき)き寄(よせ)せて食べることが出来る。
頭部(とうぶ)には2本の角(つの)があり前方(ぜんぽう)の角の方が長く、1mを超えるものもいる。
角は人間(にんげん)の髪(かみ)の毛(け)や爪(つめ)と同(おな)じケラチンという物質(ぶっしつ)でできている。
昔(むかし)は漢方(かんぽう)で重宝(ちょうほう)がられていたが、効果(こうか)の方はあまりないとか。
視力(しりょく)はあまり良(よ)くないが嗅覚(きゅうかく)が鋭(するど)く、聴覚(ちょうかく)も優(すぐ)れている。
皮膚(ひふ)は乾燥(かんそう)に弱(よわ)く、水浴びや泥浴びを好む。
主に背の低(ひく)いマメ科(か)の木の葉を食べるが、乾季(かんき)には地上(ちじょう)の草も食べる。
繁殖期(はんしょくき)は特にないが、出産(しゅさん)は雨季(うき)の終(お)わりの乾燥した環境(かんきょう)で行(おこ)われることが多い。
一夫一妻で、妊娠期間は15カ月といわれている。
授乳期間(じゅにゅうきかん)は1年で、次(つぎ)の子が生まれるまで一緒(いっしょ)に行動する。
5〜6歳で性成熟(せいせいじゅく)し、寿命は40〜50年といわれる。
ンゴロンゴロンのゴリゴル湿原(しつげん)にはクロサイがいてレライの森から水を飲みに来る。 
クロサイ

クロサイ1(マサイマラ国立公園)


クロサイ2(マサイマラ)


クロサイ3(マサイマラ)
   

クロサイ4(マサイマラ)
   
 
クロサイ5(マサイマラ)
   
 
おやすみ!クロサイ(ケニア)
   
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