イワハイラックス イワダヌキ目ハイラックス科の動物で、ウサギ大の大きさ。南アフリカを除くアフリカ大陸の東半分に分布している。昔は大型のモルモットの仲間として、齧(げっ)歯目(しもく)と思われていた。その後、分類上はゾウに近い長鼻目といわれていたが、独立した目とされるようになった。和名は苦し紛れにイワダヌキとなっているが、もちろんタヌキとは近縁ではない。体は丸々としていて、四肢は短く、蹠(あしうら)は肉質のクッションになっていて、多くの汗腺があって、急斜面の岩場でも滑らないようになっている。毛は密で、全体としては灰褐色か灰色で、目の上、腹が白く、鼻鏡は黒い。背には分泌腺があり、その周りは黄白色の長い毛が生えている。草木のある岩山、崖などに集団ですみ、岩の隙間、穴などを巣にする。朝は巣穴から出て日光浴をし、また、お互いに体を密着させ温めあう。その後、採食するが、危険を避けるため、夜間にすることもある。ロッジの周りでは危険が少ないので、日中でも行動をしている。しかし、噛みつくので要注意。日盛りでは巣や物陰で日を避けている。主に草、木の実、果実などを食べる。天敵はヒョウ以下の肉食獣と猛禽類や蛇などで、小型の敵には敢然と戦う。 |
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イワハイラックス ウサギ大の大きさで、特殊な種類で、分類はゾウに近いといわれている。 岩が多い岩地に群れで棲み、ロッジにもいることがあるが、噛みつくのでご用心。 日中は岩場で活動し、群れで行動をしている。 |
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