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●監督 山田洋次 ●キャスト 渥美清 倍賞千恵子 浅丘ルリ子 船越英二
●監督 山田洋次
●キャスト 渥美清 倍賞千恵子 浅丘ルリ子 船越英二
寅さんは、家出したサラリーマンの兵頭という男と一緒に旅をしていたが、偶然リリーに再会する。リリーは離婚して旅暮らしの歌手に戻っていたのだ。楽しく旅をしていた三人だったが、リリーと寅さんが大ゲンカをして、寅さんは柴又へ帰ることになる。柴又に帰ってきた寅さんは、リリーに対して暴言を吐いた事を後悔して落ち込んでいたが、リリーも自分の言動を反省し、寅さんに謝ろうととらやを訪れる・・・。 ●日本映画特集のページへ
寅さんは、家出したサラリーマンの兵頭という男と一緒に旅をしていたが、偶然リリーに再会する。リリーは離婚して旅暮らしの歌手に戻っていたのだ。楽しく旅をしていた三人だったが、リリーと寅さんが大ゲンカをして、寅さんは柴又へ帰ることになる。柴又に帰ってきた寅さんは、リリーに対して暴言を吐いた事を後悔して落ち込んでいたが、リリーも自分の言動を反省し、寅さんに謝ろうととらやを訪れる・・・。
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■ レビュー ■
1969年日本映画。監督は『学校』『息子』『幸福の黄色いハンカチ』の山田洋次。出演は、渥美清、倍賞千恵子、浅丘ルリ子など。日本を代表する長寿シリーズ『男はつらいよ』の15作目。 シリーズ11作目『男はつらいよ・忘れな草』の続編のような物語で、リリーが離婚して旅暮らしの歌手に戻った事によって、再び寅さんとの恋愛の物語がはじまります。人生観に関する深い考察や重みのあるサイドストーリーはありませんが、寅さんとリリーの純愛だけでも十分に楽しめる名作です。愛情の感じられない家庭生活、サラリーマン人生に嫌気がさして家出する兵頭の身の上話や、彼が初恋の人に会いに行くエピソードは中途半端でインパクトに欠けますし、マドンナ役のリリーは2度目の登場なので、新鮮さにも欠けますが、似たもの同士の寅さんとリリーの相手に対する恋愛感情の揺れ、素直になれない悲しい展開などは、恋愛映画としては最上級の仕上がりで、『男はつらいよ』シリーズの最高傑作の一つとして、どうしても外せない作品です。寅さんの恋愛が最もハッピーエンドに近づくという意味でも楽しめますが、ハッピーエンドの期待が高まるだけに結末が悲しく、印象に残る作品になっています。山田洋次監督のお気に入りのマドンナであるリリーは、全48作中で4回登場していますが、リリーが登場する作品は、どの作品もグレードが高く、ハズレがありません。サイドストーリーとして描かれる家出したサラリーマン兵頭の初恋の人との再会にも、人生で最愛の人と結ばれなかった人間の後悔、悲哀が感じられて、人生について考えさせられ複雑な気持ちになってしまう人も多いと思います。マドンナのリリーのキャラクターは個性が強いので好みが分れると思いますが、内容的には最高の水準だと思います。 個人的には、マドンナのリリーがあまり好きなタイプでは無いので、星を減らそうと思ったんですが、これほど美しい恋愛ストーリーだとケチのつけようがありません。私個人の経験から考えると、気の強いタイプ同士だと、どうしてもケンカが多くなり気が休まらないというか、家庭の中でも疲れてしまうことが多くなって、うまくいかないような気がするんですよね。お互いに全く違うタイプの方が、お互いに無いものを補い合ってバランスが良くなるような気がするんですけど・・・。 幸せな姿を垣間見るだけで・・・ 初恋の人に一目会いたいと願う気持ちも分りますが、相手に気付かれないように見るならともかく、対面してしまうと、状況が複雑になってしまう事もあります。昔の恋人に会って不倫関係になってしまう事もあるでしょうし、再会しても迷惑がられたら最悪です。終わってしまった事は、無理に掘り返さない方がいいのかもしれません。 女の幸せは、男次第だって言うじゃねえか 現代社会では、女性でも夢を持って自活している人が多くなり、男性に依存して生活する事が幸せとは言えなくなりました。昔は、女は惚れられて結婚した方が幸せになるとも言われていましたが、愛する男性との結婚生活を幸せと考えられなくなってしまった現代では、そんな言葉も無意味なのかもしれません。でも、女性から、一緒に暮らせるだけで幸せと言われれば、男性の方も、大切にしようという気になり家庭も幸せになると思うんですが・・・。
1969年日本映画。監督は『学校』『息子』『幸福の黄色いハンカチ』の山田洋次。出演は、渥美清、倍賞千恵子、浅丘ルリ子など。日本を代表する長寿シリーズ『男はつらいよ』の15作目。
シリーズ11作目『男はつらいよ・忘れな草』の続編のような物語で、リリーが離婚して旅暮らしの歌手に戻った事によって、再び寅さんとの恋愛の物語がはじまります。人生観に関する深い考察や重みのあるサイドストーリーはありませんが、寅さんとリリーの純愛だけでも十分に楽しめる名作です。愛情の感じられない家庭生活、サラリーマン人生に嫌気がさして家出する兵頭の身の上話や、彼が初恋の人に会いに行くエピソードは中途半端でインパクトに欠けますし、マドンナ役のリリーは2度目の登場なので、新鮮さにも欠けますが、似たもの同士の寅さんとリリーの相手に対する恋愛感情の揺れ、素直になれない悲しい展開などは、恋愛映画としては最上級の仕上がりで、『男はつらいよ』シリーズの最高傑作の一つとして、どうしても外せない作品です。寅さんの恋愛が最もハッピーエンドに近づくという意味でも楽しめますが、ハッピーエンドの期待が高まるだけに結末が悲しく、印象に残る作品になっています。山田洋次監督のお気に入りのマドンナであるリリーは、全48作中で4回登場していますが、リリーが登場する作品は、どの作品もグレードが高く、ハズレがありません。サイドストーリーとして描かれる家出したサラリーマン兵頭の初恋の人との再会にも、人生で最愛の人と結ばれなかった人間の後悔、悲哀が感じられて、人生について考えさせられ複雑な気持ちになってしまう人も多いと思います。マドンナのリリーのキャラクターは個性が強いので好みが分れると思いますが、内容的には最高の水準だと思います。
個人的には、マドンナのリリーがあまり好きなタイプでは無いので、星を減らそうと思ったんですが、これほど美しい恋愛ストーリーだとケチのつけようがありません。私個人の経験から考えると、気の強いタイプ同士だと、どうしてもケンカが多くなり気が休まらないというか、家庭の中でも疲れてしまうことが多くなって、うまくいかないような気がするんですよね。お互いに全く違うタイプの方が、お互いに無いものを補い合ってバランスが良くなるような気がするんですけど・・・。
幸せな姿を垣間見るだけで・・・
初恋の人に一目会いたいと願う気持ちも分りますが、相手に気付かれないように見るならともかく、対面してしまうと、状況が複雑になってしまう事もあります。昔の恋人に会って不倫関係になってしまう事もあるでしょうし、再会しても迷惑がられたら最悪です。終わってしまった事は、無理に掘り返さない方がいいのかもしれません。
女の幸せは、男次第だって言うじゃねえか
現代社会では、女性でも夢を持って自活している人が多くなり、男性に依存して生活する事が幸せとは言えなくなりました。昔は、女は惚れられて結婚した方が幸せになるとも言われていましたが、愛する男性との結婚生活を幸せと考えられなくなってしまった現代では、そんな言葉も無意味なのかもしれません。でも、女性から、一緒に暮らせるだけで幸せと言われれば、男性の方も、大切にしようという気になり家庭も幸せになると思うんですが・・・。
甘ったれんのもいい加減にしやがれ 自分の分のメロンが無い事に腹を立てた寅さんが悪態をつき、とらやの中が暗くなってしまいますが、リリーが、そんな寅さんを一喝します。『ロクデナシのあんたを、こんなに大事にしてくれる家がどこにある!もっと感謝しろ』と怒鳴りつけるシーンが最高です。寅さんに気をつかってヒヤヒヤしているとらやの家族も、自分たちが思っていることを代弁してもらって、スッキリした表情になっているのも印象的です。 リリーの夢を叶えてやるのよ 『俺にふんだんに銭があったらなぁ』という言葉で、寅さんがリリーの夢を叶えてやりたいと話し出します。シリーズの中でも屈指の名場面で、撮影中は、リリーを演じている浅丘ルリ子さんをはじめスタッフも泣いてしまったというほどの名演に、涙をこらえられなくなります。 ●日本映画特集のページへ
甘ったれんのもいい加減にしやがれ
自分の分のメロンが無い事に腹を立てた寅さんが悪態をつき、とらやの中が暗くなってしまいますが、リリーが、そんな寅さんを一喝します。『ロクデナシのあんたを、こんなに大事にしてくれる家がどこにある!もっと感謝しろ』と怒鳴りつけるシーンが最高です。寅さんに気をつかってヒヤヒヤしているとらやの家族も、自分たちが思っていることを代弁してもらって、スッキリした表情になっているのも印象的です。
リリーの夢を叶えてやるのよ
『俺にふんだんに銭があったらなぁ』という言葉で、寅さんがリリーの夢を叶えてやりたいと話し出します。シリーズの中でも屈指の名場面で、撮影中は、リリーを演じている浅丘ルリ子さんをはじめスタッフも泣いてしまったというほどの名演に、涙をこらえられなくなります。
定年のある方はうらやましいですよ サラリーマンの生活も大変だと思いますが、とらやのような自営業の人も大変です。定年退職で退職金をもらい、年金生活ができる人と比べると、自営業の人は、退職金ももらえまえせんし、自分の蓄えで老後の生活の計画を立てなければなりません。どちらも一長一短で、どちらがいいとは言えませんが、自営業の人も、老後の事を考えると大変だと思います。 ●男はつらいよ特集のトップページへ
定年のある方はうらやましいですよ サラリーマンの生活も大変だと思いますが、とらやのような自営業の人も大変です。定年退職で退職金をもらい、年金生活ができる人と比べると、自営業の人は、退職金ももらえまえせんし、自分の蓄えで老後の生活の計画を立てなければなりません。どちらも一長一短で、どちらがいいとは言えませんが、自営業の人も、老後の事を考えると大変だと思います。
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