１９７４年、ペンシルバニアの小さな町に住む少女ベーダは、学校の課題で母親についてのレポート書くことになり、ロサンジェルスに住む叔父の家を訪ねることを決心する。ベーダは、幼い頃に母親を亡くした為、母親の記憶が一切無く、叔父の住むロサンジェルスで、母の友人たちに会って、母親について知ろうとしていたのだ。一人で旅行する事に大反対だった父親の意見を押し切り、ベーダはロスへと向かうのだが・・・。

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　１９９４年アメリカ作品。監督は、『マイ･ガール』のハワード・ジフ、出演は、『ブルース・ブラザース』『大逆転』のダン・エイクロイド、『大逆転』のジェイミー・リー・カーティス、『マイガール』のアンナ・クラムスキー。少女の成長と彼女の家族、友人とのふれあいを描いた青春映画、名作『マイ･ガール』の続編。

　おませで感受性豊かなベーダの成長を描いた『マイ･ガール』の続編。キャストは前作同様で、物語も、その後のベーダの成長を描いていますが、本作では、亡くなった母親に対してのベーダの感情、家族や友人とのふれあいを通して、彼女の成長を描いた作品なので、ベーダの恋愛物語を期待してしまうとアテが外れます。家族の愛情、友情を描いた青春映画として考えれば楽しめます。やはり二番煎じの作品なので前作『マイ･ガール』以上の作品とは言えませんが、主人公を取り巻く心優しい人々のキャラクターの良さと、全編にＢＧＭで使用されているロックの名曲の効果もあって、なかなかの秀作になっています。『マイ･ガール』を観て感動した人なら楽しめると思います。

　ロックファン限定でのオススメ情報ですが、なんとウエストコーストサウンドの大御所Ｊ・Ｄ・サウザーが役者として本作に出演しています。ウエストコーストサウンドの人気グループだったイーグルスと親交が深く、イーグルスの名曲の何曲かに作曲で参加している事でも有名なアーティストです。彼は、デトロイト出身で、他のウエストコースト系のミュージシャンが、ジーンズにウエスタンシャツという、ラフなファッションだったのに比べると、いつもスーツ姿のダンディなスタイルでキメテいましたが、本作では、ベーダの母親の昔の彼氏で、ヒッピーという役柄なので、ウエスタン風のファッションになっています。他の映画には出演していないようなので、ロックファンにとっては、役者としてのＪ・Ｄ・サウザーを観る事のできる貴重な作品としても価値があります。

 

好きな子を、わざとイジメるのよ

　うーん。そうなんですよね。男の子って、好きな子の関心を引きたくて、わざとイジメたり邪険に扱ったりしちゃうんですよ。大人になってから考えると、バカなことしてたなぁって後悔するんですが、後の祭り。女の子は、自分の事が好きだからイジメてるなんて分からないから、相手の事嫌いになるんですよね。男ってバカですね。

身の回りで起こる事は、すべて意味があるのよ

　生きていると、楽しい事ばかりじゃなく色々と嫌な事も起こりますが、もしかしたら、いい事も悪い事も、本人に必要だから起こっているのかもしれません。悪い事が起きても、その試練を乗り越えて人間的に成長できるわけですから、そう考えればトラブルも必要かも。それに、生きている間に出会う人って、人間としての成長に大きな影響を与えてくれますよね。世の中で起こっている出来事、出会う人々は、全て意味があり、価値があるような気がします。

サントラもオススメ。

　本作ではＢＧＭにロックの名曲がたっぷりと使われていてサウンドトラックアルバムも豪華な収録曲でオススメです。クロスビー･スティルス・ナッシュ＆ヤング、ビーチ･ボーイズ、エルトン･ジョン、ザ・テンプテーションズ、ジャクソン･ブラウン、ロッド･スチュアートなどの名曲が満載です。

 

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