2015年日本作品。監督は、『図書館戦争』の佐藤信介、出演は、『永遠の〇』の岡田准一、『アントキノイノチ』の榮倉奈々、『悪魔の手毬唄』の石坂浩二など。有川浩さんの小説を元に、日本の近未来、表現の自由を奪う悪法を武力で強行するメディア良化隊と、その悪法に対抗する為に設立された図書隊との戦いを描いた人間ドラマ。前作『図書館戦争』の続編として製作されたテレビドラマ。
前作『図書館戦争』が大ヒットして、続編は前作のキャスト、監督をそのまま起用してテレビドラマとして放送されました。3作目は、映画として劇場公開作品になりますが、2作目の本作だけがテレビドラマという変則的なスタイルです。テレビドラマなので戦闘シーンなどは控え目で、主要登場人物の恋愛を中心に描かれていますが、シリーズ中最高の名作に仕上がっています。新キャストとして、土屋太鳳さんが出演していますが、実質的に本作の主人公という大役を見事に演じて鮮烈な印象を残しています。前作同様に岡田准一さん演じる堂上教官と、榮倉奈々さん演じる笠原郁のコミカルなやりとり、ちょっと複雑になってくる二人の関係も楽しめます。そして、笠原郁の両親との関係も描かれ、恋愛映画としても親子の愛情を描いた人間ドラマとしても楽しめる秀作になっています。テレビドラマなの過激なシーンは少なめで戦闘シーンはほとんどありません。個人的には、騒々しくなくて好きですが、戦闘アクションを楽しみにしているファンには期待はずれかもしれません。
土屋太鳳さんの魅力を生かした映像美は本当に見事で、ストーリーも土屋太鳳さんが演じる中澤毬江さんの恋愛がメインで泣ける恋愛作品として楽しめます。社会人と高校生の恋愛なので年の差カップルのような感じになっていますが、5,6歳の年の差カップルは珍しくありませんね。片方が中学一年生の時に、もう片方が高校3年なら5歳違うわけですから、社会人になってしまえば驚くほどの年齢差ではありません。私も昔結婚していた時、妻は6歳下でしたが、特別若い嫁さんという意識もありませんでした。ただし、20歳も違うと色々と問題が出てきますよね。世間体もありますが、20歳年上の方が、大体は早く死んじゃうわけですから残された伴侶の為に財産を残さなければとかプレッシャーもありますし、年齢差10歳ぐらいまでがいいのかもしれませんね。まぁ、運命の人なら年齢差は関係ないんでしょうけど。
世論はうつろいやすい
人間は忘れっぽいし、人の意見にも影響されやすい傾向があります。マスコミが何かを強調すれば、すぐに影響を受けてしまいます。最近では芸能人が、何かあるたびに意見をしてマスコミが取り上げますが、全て情報操作のようにも感じます。世論に惑わされない自分の価値観を持って生きる事が大事かもしれません。
親にとっては、子供はいつまでも子供だ
例え自分の子供が50歳、60歳と高齢になっても、親にとっては、自分の子供はずっと子供であり、ずっと親という立場は変わりません。いくつになっても子供の為に何かできないか、何か教えてやれることはないかと考えています。ウチもいまだに箸の持ち方が悪いとか、漢字の書き順が違うとか説教をされますが、そういう事も全て愛情なんですね。
みんなが人任せにしてるうちに、こんな世界に
誰かがやるだろうと考えて何もしない人って案外多いですね。自分の意見も意思も示さずに全て人任せにしてしまっていると、いつのまにか受け入れられない状況、環境に変わってしまう事もあります。今の世の中だって、そんな無関心な人が生み出してしまった世界なんでしょうね。
情報を生かすも殺すも、受け取り手次第です
有益な情報を手に入れても、その情報を無視して取り入れなければ全く役に立ちません。時々、命に関わるような大事な情報を伝えてくれる人もいます。買い物の時の値段がちょっと違うくらいの話ならいいですが、命に関わる問題なら無視できないはずです。誰かが親切に教えてくれたら、最初から無視しないで考えて見ましょう。受け取り手次第で全く違う結果になってしまうことも多いですよ。