2015年日本作品。監督は、『図書館戦争』の佐藤信介、出演は、『永遠の〇』の岡田准一、『アントキノイノチ』の榮倉奈々、『悪魔の手毬唄』の石坂浩二など。有川浩さんの小説を元に、日本の近未来、表現の自由を奪う悪法を武力で強行するメディア良化隊と、その悪法に対抗する為に設立された図書隊との戦いを描いた人間ドラマ。
シリーズ2作目の『図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ』がテレビドラマとして放送され、その週の週末に本作が公開されました。テレビドラマとのタイアップなので宣伝効果も抜群で大ヒット、ドルビーサラウンド7.1chでの劇場公開作品としても注目されました。シリーズの完結編にふさわしい娯楽作品で、迫力アルリアルなアクションシーン、主人公の笠原と堂上の恋愛の行方などが楽しめる笑って泣ける作品になっています。ドルビー7.1chの効果を生かすのに十分な戦闘シーンは映像も音響も迫力があり、アクション映画のファンには魅力的だと思いますし、相変わらず、榮倉奈々さんと岡田准一さんのコンビネーションは最高です。表現の自由を守る、思想を守ると言うコンセプト、悪役として登場する未来企画の代表の意見にも重みがあり、娯楽作品として楽しめるだけでなく思想や現代社会の問題点についても考えさせられる秀作だと思います。今回は映画としての娯楽性を考慮して戦闘シーンが多めになっています。バイオレンスシーンが苦手な方や、2作目『図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ』のようなラブストーリーを中心にした作品を期待している方には、ちょっと騒々しいかもしれません。
本作では、茨城県水戸市が物語の舞台になっています。ちょっとネタバレですが、水戸の図書隊が戦闘に恐れをなして、降伏してしまうような物語になっています。私は、茨城生まれなので茨城県民の気質に関しては詳しいのでちょっと紹介させてもらいますが、茨城県民は好戦的で攻撃的な人が多いので、こういう状況になったら逃げずに戦うでしょう。まぁ、ハッキリ言ってしまえばケンカっ早い人が多いわけです。ついでに言うと、飽きっぽい、怒りっぽい、理屈っぽいと言われる県民性で、ヤンキーが多くて運転マナーが悪いので交通事故も多いですね。いまだに暴走族とかいるし・・・。住みたくない県ランキングで1位の県というのも納得がいきます。悪い点が多いですが、少しはいい所もあります。仲間内の結束力が強く、友達は家族と同じという感覚が強いので、滅多に仲間を裏切るような事はしません。好戦的な人が多いので、いざという時には逃げずに戦える人も多いでしょう。私は、個人的にあまり好きな場所ではないので、早く引っ越したいです。
環境が悪ければ実力を発揮できない
こういう事ってありますよね。まぁ、個人レベルの話ですが、自分の一番得意な事を生かせるかんきょうに身を置くのは結構難しいですね。得意なジャンルの音楽を演奏させてもらえないミュージシャンとか、得意なポジションでプレイさせてもらえないスポーツ選手とかも多いような気がします。あと人間関係のプレッシャーで実力を発揮できないとかもありますね。環境は大事だと思います。
偽物の平和で満足ですか?
平和かどうか?何を基準にするかによっても違いますね。数字の上で犯罪率が下がったとしても、数字に現れない犯罪、犯罪としてカウントされないモラハラだとかパワハラだとか目に見えない暴力が多くなった世の中を平和な世の中と呼べるでしょうか?それこそ偽物の平和になってしまいますね。
世の中は悪くなる一方
世の中には優しい人、情け深い人、善良な人がたくさんいます。そんな人たちに助けられながら私たちは生きる事ができます。しかし、他人を利用する人、悪意のある人、だます人が多いのも事実です。世の中は良くなっているのか?と聞かれたら、悪くなっていると応える人の方が多いかもしれません。
世界を歪ませているのは誰でしょう
最近では、人間の業とは思えないような凶悪犯罪が世の中に氾濫し、そんな最悪なニュースを聞くたびに気分が悪くなりますが、いったい、この恐ろしい世の中を支配しているのだ誰なんでしょうか?一部の権力者や支配層によってコントロールされているとも考えられますが、その背後にいるのは、多分、人間ではないでしょうね。