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ザ・ウォール・ライブ アールズ・コート 1980-1981
 
Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81

ディスク:1
1. MC
2. イン・ザ・フレッシュ
3. ザ・シン・アイス
4. アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パートI)
5. ザ・ハピエスト・デイズ・オブ・アワ・ライヴス
6. アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パートII)
7. マザー
8. グッバイ・ブルー・スカイ
9. エンプティ・スペーシズ
10. ワット・シャル・ウィー・ドゥ・ナウ
11. ヤング・ラスト
12. ワン・オブ・マイ・ターンズ
13. ドント・リーヴ・ミー・ナウ
14. アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パートIII)
15. ザ・ラスト・フュー・ブリックス
16. グッバイ・クルエル・ワールド

ディスク:2
1. ヘイ・ユー
2. イズ・ゼア・エニバディ・アウト・ゼア
3. ノウバディ・ホーム
4. ヴィーラ
5. ブリング・ザ・ボーイズ・バック・ホーム
6. コンフォタブリー・ナム
7. ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン
8. MC
9. イン・ザ・フラッシュ
10. ラン・ライク・ヘル
11. ウェイティング・フォア・ザ・ワームス
12. ストップ
13. ザ・トライアル
14. アウトサイド・ザ・ウォール

Disk:1
1. Master Of Ceremonies
2. In The Flesh?
3. The Thin Ice
4. Another Brick In The Wall - PT1
5. The Happiest Days Of Our Lives
6. Another Brick In The Wall - PT2
7. Mother
8. Goodbye Blue Sky
9. Empty Spaces
10. What Shall We Do Now?
11. Young Lust
12. One Of My Turns
13. Don't Leave Me Now
14. Another Brick In The Wall - PT3
15. The Last Few Bricks
16. Goodbye Cruel World

Disk :2
1. Hey You
2. Is There Anybody Out There?
3. Nobody Home
4. Vera
5. Bring The Boys Back Home
6. Comfortably Numb
7. The Show Must Go On
8. Master Of Ceremonies
9. In The Flesh
10. Run Like Hell
11. Waiting For The Worms
12. Stop
13. The Trial
14. Outside The Wall

ザ・ウォールを完璧に再現、そして・・・

 2000年発売のピンク・フロイドのライブアルバム。2枚組アルバムとして史上最高のセールスを記録した『ザ・ウォール』を完全に再現したライブステージの音源です。『ザ・ウォール』が1979年の発売で、このコンサートツアーは1980年から1981年にかけて行われたコンサートツアーの音源ですが、発売は2000年。随分と待たされましたが、やっと、伝説のツアーの音源を手にすることができたロックファンは、まさに狂喜乱舞だったでしょう。このアルバムには、『ザ・ウォール』に収録されなかった2曲が追加され、まさに、このライブで『ザ・ウォール』が完成されたという気がします。

 完成度が高くスケールの大きなサウンドがセールスポイントのプログレッシブ・ロックのバンドは、ライブでアルバムのサウンドを再現するのが難しいですが、このアルバムは、見事に『ザ・ウォール』のサウンドを再現しているだけではなく、ライブならではのドラマティックで臨場感のある展開、リック・ライト、デイヴ・ギルモアのアドリブプレイが楽しめるという娯楽性豊かなアルバムになっています。コンサートの進行の為のMCもバンドの演奏を邪魔せずに、かえって効果的に使われています。『ザ・ウォール』は持っているから、ライブ盤は買わなくてもいいや、と考えている方は、考え直した方がいいでしょう。このライブアルバムは、スタジオ盤の『ザ・ウォール』を完全に超越しています。唯一の難点は、アルバムを最初から最後まで通して聴く時間がない時は聴けないことでしょうか。こういうコンセプトアルバムは、聴くのを途中で止めたくないですから。

映像は未発売

 このアルバムの発売広告は新聞などでも大きく宣伝されていて、ロックファンは大興奮だったとおもいます。当初の予定では、ライブアルバムとライブDVDの同時発売の予定でしたが、ライブDVDの発売が中止になり、このアルバムだけが発売になりました。映像を期待していたファンは、かなり落胆したと思いますが、結局いまだに発売になっていません。完ぺき主義者のロジャーウォータースが、映像に満足せず許可を出さないのか、権利の問題でデイヴ・ギルモアと揉めているのか分かりませんが、出来れば、生きている間に発売してほしいです。

 

 

■ ヤング・ラスト ■

 このアルバムに収録されている曲の中では、最もハードロック系のヘヴィな曲でしょう。スタジオ録音のテイクよりもデイヴ・ギルモアのプレイがパワフルで、リック・ライトのキーボードソロもフューチャーされています。ライブならではの魅力が詰まった名曲です。

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ブックレットを楽しみましょう

  このアルバムには、コンサートの写真を載せたブックレットが2冊、オマケのステッカーが付いています。美しいライティング、壁をテーマにしたライブらしくステージに巨大な壁が現れるなど、演奏力の高いライブパフォーマンスだけでなく、視覚的にも魅力的なステージだったことが、このブックレットの写真から分かります。この音源のライブDVDの発売が未定なので、とりあえず、このアルバムのブックレットの写真を見ながらステージをイメージして楽しむしかないですね。

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