ジェフ・ベックのお気に入りドラマー
イギリス出身のドラマー、エンジニア。プロのミュージシャンだった父親の影響もあり、幼少の頃からドラムをはじめ、6歳でプロのレコーディングに参加するなど、子供の頃から、信じられないほどの才能のあるドラマーだったようです。その後、ジューダス・プリースト、ゲイリー・ムーア、マイケル・シェンカー・グループなどのアルバムに参加し、有名になっていきますが、ジェフ・ベックのアルバム『ゼア・アンド・バック』に参加し、ジェフ・ベックのバックバンドのドラマーとして活躍するようになって、世界的な人気と、知名度を得るようになります。かなり、長い間ジェフ・ベックと共演していましたが、その後も、ピート・タウンジェントのバックバンドや、ザ・フーなどに参加し、TOTOのメンバーとしても、バンド解散まで活躍していました。
攻撃的で威勢のいいドラミングで、ハードロック系のアルバムに参加することが多かったようですが、元々ジャズ・ドラムからプレイしていたので、極めてテクニカルで、イマジネーション豊かなプレイを得意とするドラマーです。ジェフ・ベックと来日した時のステージを観ましたが、かなり小柄な体格で、小さな体で大きなドラムセットを叩きこなしていました。日本製のTAMAのドラムを愛用していますが、ラディックのドラムの音質に近いTAMAのサウンドで、小柄な体格を音質的にカヴァーしているようです。プレイの特長としては、左右両手利きということもあり、どこからでもタムを自由に移動し、ベースドラムもタムの一つとして使うような、幅広いアイディアで、次に何が出てくるか分らない緊張感があります。こういう意外性のあるプレイが、ジェフ・ベックに愛されている理由なのかも知れません。
マイク・オールドフィールドのアルバム『クライシス』にドラマーとして参加したときに、エンジニアとしての技術、知識を習得したことから、優れたエンジニアとしても信頼されています。
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