天才少年と呼ばれて
1948年生まれ、イギリス出身のミュージシャン。なんと10代前半で、すでにジャズ系のバンドでプレイし、15歳で兄のマフと共にスペンサー・デイヴィス・グループに参加、バンド内で最年少にも関わらず、バンドの中心的な存在として『ギミ・サム・ラヴィン』などのヒット曲を発表し、天才少年として一躍有名になります。1967年にスペンサー・デイヴィス・グループを脱退し、ディヴ・メイソンらとトラフィックを結成して活躍を続け、1969年にはエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカーらとブラインド・フェイスを結成、スーパーバンドと騒がれ、アルバムも大ヒット、アメリカツアーも大成功に終わりますが、アルバム『スーパー・ジャイアンツ』1枚のみで解散。その後、トラフィックとしての活動を再開します。
1977年にソロ・アーティストとしてデビューし、1986年に名盤『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ』、1988年に『ロール・ウイズ・イット』を大ヒットさせてソロ・アーティストとして世界的な成功を手に入れます。その後、トラフィックの再結成での活動などもありますが、グラミー賞受賞、全米ナンバー1獲得など、トラフィック、ブラインド・フェイスの元メンバーとしてではなく、ソロアーティストとして名実共に世界最高のミュージシャンとして知られるようになりました。
80年代に大ヒットアルバムを発表した頃のイメージだと、ハンサムでポップなソングライター、ヴォーカリストというイメージがあるかもしれませんが、10代の頃から天才と騒がれた実力は、まさに本物で、マディ・ウォーターズ、B・B・キング、ハウリン・ウルフなどの伝説的なアーティストのバックでキーボーディストとしてプレイした経験があり、ジミ・ヘンドリックスが憧れて、スティーヴ・ウィンウッドとバンドを結成する事を夢見ていたというエピソードがある位に実力のあるアーティストです。ヴォーカル、キーボーディストとして有名ですが、ブラインド・フェイスでエリック・クラプトンと活動してからはギタリストとしても実力をつけています。数え切れない程多くのアーティストと競演していますが、ジミ・ヘンドリックスの名盤『エレクトリック・レディ・ランド』や、マクドナルド&ジャイルズの名盤『マクドナルド・アンド・ジャイルズ』にも参加している事が特に有名です。ヴォーカリストとしては、女性的なハイトーンなので線が細い印象がありますが、透明感のある美しい歌声は、ロックの苦手な方でも聴きやすいと思います。
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