一般質問集
令和六年6月 一般質問
   6月25,26,27日
福川タカ子は25日1番にて登壇!

1. 地域公共交通の整備について
(1) 空白地域に新たな車を走らせる計画について
      空白地域に試験的に車を運行されましたが、その結果はどうでしたか。

福川鷹子
 おはようございます。
 着座にて質問をさせていただきます。
 1番目に質問をします福川鷹子です。
 今回、全部で4項目の質問をさせていただきます。全て市民の方からお願いされている事柄ばかりです。どうぞよろしくお願いいたします。
 では、1番目、地域公共交通の整備について、1、空白地域に新たな車を走らせる計画についてです。
 空白地域に新たな車を走らせる計画について、昨年度より膝折と根岸地域に、今まで走っていなかった公共通を走らせる計画に取り組んでいただきました。この経緯についてまず教えてくだ さい。

◎松岡里奈都市建設部長 
 膝折町4丁目地区及び根岸台7丁目地区につきましては、地域公共交通計画において公共交通空白地区の先行検討地区として位置づけられていることから、公共交通空白地区への導入ガ イドラインに基づき検討を進めてまいりました。
 根岸台7丁目地区については、令和4年1月に東かすみ台町内会、東南部町内会、三栄自治会が、膝折町4丁目地区については、同年12月に溝沼第一町内会、膝折宿町内会が地域組織を 立ち上げ、運行経路の検討や需要調査の実施など、市と地域組織の皆様と協議を重ねてまいりました。
 その際、過去に内間木地区において実施した市内循環バスの社会実験において、事前の運行要望と実際の利用状況に著しい乖離が見られたことを踏まえ、実態に沿った利用状況を把握す るために試験運行を実施することとなりました。
 具体的には、令和6年1月の地域公共交通協議会に報告した後、膝折町4丁目地区はひざおり号、根岸台7丁目地区はねぎし号として、令和6年2月19日から3月22日までの間、それぞれ週 4日のワゴン車による定時定路線、無償運行型の試験運行を実施したものでございます。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 空白地域に試験的に車を運行されましたけれども、その結果はどのようになっていたのか教えてください。

◎松岡里奈都市建設部長
 試験運行の結果につきましては、全体の利用者数が、ひざおり号が1日に18便、19日運行した結果、合計で989名、ねぎし号が1日に27便、19日運行した結果、合計で814名ございました。
 また、運賃300円と仮定した場合の試験運行の結果に基づく見込みの収支率は、ひざおり号が22.72%、ねぎし号が18.7%となっており、導入ガイドラインで定める持続可能な新たな公共交通 の運行導入要件である収支率30%には満たない結果でございました。
 なお、試験運行時に実施したアンケートでは、ひざおり号が146件、ねぎし号が87件の回答があり、年代や利用目的の内容から、60代以上の方の買物や通院での利用需要が高かったのでは ないかと捉えております。また、自由記述の項目では、希望する目的地や停留所として、スーパーや病院、市役所や郵便局が上げられていたほか、現在のルートがいいという意見も多く見ら  れました。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 それでは、走らせるに当たり、乗降率とかの目標を立てて行われたものの、計画のようにはいかなかったとお聞きしております。実際、収支率まで届かなかったことについて、なぜかお聞きし  たいと思います。
 また、今後はどのように進めていかれますか、お尋ねします。

◎松岡里奈都市建設部長
 まず、今後の進め方につきましては、本年5月の地域公共交通協議会において、試験運行の結果と併せ、実証運行に向けて運行計画の見直しなどについて地域組織の皆様と協議を行って  いくことで了承を得ており、既に根岸台7丁目地区は6月15日に、膝折町4丁目地区は6月19日に、地域組織の皆様と協議を開始しております。
 市といたしましては、誰もが移動しやすい面的な公共交通ネットワークの形成に際し、公共交通空白地区の改善を進めることは重要なことと捉えておりますので、引き続き速やかな実証運行  への移行を目指し、運行計画の見直しについて地域組織の皆様と協議を進めてまいりたいと考えております。
 また、その要因につきましては、乗降者数が限られているということがございましたので、乗れないんではないかと懸念した方が乗ることを控えてしまったということであったり、期間が短かった ので、だんだんと乗客者は増えていたのですけれども、周知が最後まで行き届かなかったというところが要因ではないかと考えております。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 6月19日、地域組織との協議では、運行ルートは決定されたようなのですけれども、料金については、地域組織の方から意見があったとお聞きしております。料金についての市の考え方はどう でしょうか。
 また、試験運行のことを知らなかった市民もたくさんいたとお聞きしています。さらなる周知の方法を考えていくべきですが、どういうふうにされますか。答弁でもいただいておりましたけれども、 改めてお願いします。

◎松岡里奈都市建設部長
 運賃の設定につきましては、試験運行前に実施した需要調査の結果を基に算出した収支率が、導入の要件である収支率と比較し妥当と考えられていることも踏まえまして、現時点では300円 と設定しており、今回の試験運行の結果を踏まえた運行計画の見直しに際しましては、地域組織及び地域公共交通協議会において検討してまいりたいと考えております。
 また、周知につきましては、試験運行に際し、広報、ホームページ、各種SNSに掲載したほか、メール配信サービスやラジオ出演、運行経路周辺の市掲示板、店舗などの民間施設における  チラシの掲示、また地元町内会における回覧と、あらゆる手段を駆使して周知に努めてまいりましたが、今後、実証運行に向けて、より効果的な周知方法について地域組織の皆様と協議して 考えてまいりたいと思います。
 以上でございます。

福川鷹子議員
 ありがとうございました。
 空白地域に新たな車を走らせる計画については、大いに期待されている方々も少なくありません。様々な考えや環境の違う人たちの多様な時代での取組です。せっかく計画がされたのですか ら、スムーズに実施に実現に向けて行えるよう、いま一度みんなの考え、思いを考慮しながら、一日も早い実施に向けて取り組んでいただきますよう調査研究していただきたいとお願いします 。

(2)デマンドタクシーへの移行も考えているか
   公共交通空白地域と関連して、デマンドタクシーが便利で有効なサービスと感じたが、
      朝霞市でのデマンドタクシーの導入についての見解を問う。

福川鷹子議員
 次の(2)番目にいきます。
 デマンドタクシーへの移行も考えているかについてです。
 先ほどの公共交通整備と関連がありますが、もし先ほどの空白地域に新たな車を走らせる計画が計画どおりにうまく進まないようなことになった場合に、変更できるかということです。
 5月に建設常任委員会で熊本県に視察に行ったときのことを話させていただきます。
 熊本県荒尾市というところです。人口は僅か4万9,917人、面積は57.37平方キロで、朝霞市の人口は14万1,885人、面積は18.34です。面積の割には人口が少ない。しかし、高齢者は我が市  とどっこいどっこいかなと感じました。
 この荒尾市は、2005年に市営バスを廃止し、民間バス会社に路線を移譲し、2013年、市の東側区域のバス路線を廃止して乗り合いタクシーを導入されたということでした。しかし、コロナもあ り、路線バスの利用者が大幅に減少し、運行経費が上昇したことで、市が補填することにしたため、市の財政負担が増した。バスの利用者が減ると、採算が悪化し、バス路線が減り、利用者 の利便性が低下、また利用者が減少するといった悪循環に落ちていった。そのような折、2019年に荒尾市は、三井物産株式会社、株式会社グローバルエンジニアリングと、地域エネルギー  の有効活用等を中心としたまちづくりに関する連携協定を締結したことで、デマンドタクシーの導入に着手できたとのことでした。
 朝霞市でのデマンドタクシーの導入について、見解を聞かせていただきたいと思います。

◎松岡里奈都市建設部長
 熊本県荒尾市で導入されているおもやいタクシーは、AIを活用したいわゆるデマンドタクシーであり、ドア・ツー・ドアで利用できる便利な移動手段の一つであると認識しております。一方で、導 入するには多額の財源を要するほか、導入により既存バスの利用者と競合することにより、公共交通のサービス低下や撤退を招くおそれも想定されます。
 現在、バスやタクシーの運転手不足の深刻化により、既存バス路線の維持確保が困難な状況の中、本市の公共交通については、地域公共交通計画に基づき、市内循環バスの含め、市内の 面的な交通ネットワークの維持確保を目標に各施策に取り組んでおります。また、先ほど御答弁いたしました公共交通空白地区の改善に向けた取組も進めているところであり、引き続き持続 可能な公共交通ネットワークの維持確保に向けて検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 公共交通空白地域の改善に向けた取組も進めているところであり、引き続き持続可能な公共交通ネットワークの維持確保に向けて検討してまいりたいと考えておりますとのことです。
 では、根岸台のあさかリードタウンで積水化学工業が行っているデマンド乗り合いサービスの内容についてはどういうふうになっているかお聞きします。

◎松岡里奈都市建設部長
 あさかデマンド乗合サービスにつきましては、積水化学工業と飛鳥交通を主体とし、あさかリードタウンの住民の方を対象に、和光市駅までを結ぶデマンド型乗り合いサービスの導入に向けて 、令和4年7月から無償による実証実験が開始されました。令和5年1月からは水久保公園を経由するルートに変更となり、根岸台7丁目地区の3自治会の住民の方も利用できるサービスと  なりました。
 また、令和5年12月より有償による実証実験が開始され、運賃は大人300円、子供150円となっており、週4日間の運行を実施しております。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 今回、改めて変更があったことを協議会でお聞きしております。どのような点が変更となったのでしょうか。地域公共交通協議会の報告では、あさかデマンド乗合サービスの運行に変更がある とのことですが、その内容はどのようなものか教えてください。

◎松岡里奈都市建設部長
 あさかデマンド乗合サービスにつきましては、本年7月から8月をめどに、停留所を4か所追加することと併せ、利用対象者を拡大する予定であることが本年5月の地域公共交通協議会で報  告されております。
 市といたしましては、根岸台7丁目地区のねぎし号運行ルートと重複する箇所があることから、地域組織の皆様との協議に当たっては、当該サービスの動向を注視してまいりたいと考えており ます。
 以上でございます。

福川鷹子
 あさかデマンド乗合サービスは、停留所を4か所追加することに併せ、利用対象者を拡大する予定であることが地域公共交通協議会で報告がありました。また、根岸台7丁目地区のねぎし号 運行ルートと重複する箇所があることを知りました。どこの場所かお聞かせください。

◎松岡里奈都市建設部長
 ねぎし号の停留所との重複箇所につきましては、あさかデマンド乗合サービスの停留所のうち、ウエルシア朝霞根岸台店前、東かすみ台町内会館前、東かすみ台児童遊園地前、水久保公園 の4か所となっており、運行ルートについても一部重複箇所があるものと考えております。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 では、先日、群馬県にちょっと出かけたのですが、そのとき目にしたのが、みどり市というところのデマンドの取組でした。電話でバスとなっていて、利用者の利用方法は、乗りたいとき、乗りた い人が予約センターに電話をして事前に予約をし、乗るバス停、降りるバス停、乗りたい時刻、人数を伝え、予約センターが、乗るバス停にバスが到着する時間を教えてくださる。そして、乗り たい人は、予約した時刻に近づいたら乗り場に行き、待つ。運行時間は午前7時半から午後7時半、年中無休。運賃は1回大人が300円、子供、小学生以下が150円、定期券も購入できるよ うです。1か月9,000円より。回数券も買える。市内全体に234か所のバス停がある。人口の割にはサービスがいいなと感じました。
 同じ群馬県の太田市では、人口は朝霞市よりかなり多い22万2,171人、面積も広い。この太田市は、ワンボックスカー、朝霞市が今度導入しようとしている、地域公共交通事業で開発しようと している、7人乗りなのですけれども、運転手さんとか入れると5人しか乗れないような話でしたが、ここも事前に電話で予約して、でもちょっとここは年齢制限があるのですね。年齢が70歳以  上。70歳以下でも乗れるのですが、障害手帳のある人というふうに、ちょっと乗れる条件が決められている、そこがちょっと朝霞市ではそういうのは取り入れてほしくないなと思っております。
 今年4月から今まで7台で走っていたのですが、この4月からは2台追加して、9台が走っているそうなのです、太田市は。そのように、やはり利用が多いと、それに合わせて一生懸命取り組ん でいるのがすばらしいなと感じました。主に利用は病院と買物のようです。利用も、この太田市は200円だそうです。また、公用車の無料の車も午前2回だけ走らせているそうです。この車に乗 れることは週1回だけ、それも買物のみだそうです。これもやはり年齢が65歳以上ということでしたが、朝霞市もぜひ早い時点に、もう前々から、去年も私、質問のときにお願いした、デマンド  の会の人たちは市長に宛てて請願を出されたりとか、一生懸命取り組んでおられます。公共交通でうまく走っていないところへ行けるのもいいのですけれども、でもやはりバス停まで行く力が  ない、厳しいという方たちのためには、ぜひデマンドタクシーの導入も考えていただきたいと思っております。これは調査研究していただいて、一日も早い取組をしていただきたいとお願いして おきます。
 これで1点目の質問は終わります。

2. 学校における安全問題について
(1) 登下校の安全確保について
      朝霞警察署の前のマンションが完成して、入居が始まっています。
      第4小学校に通う父兄より登下校の交通安全について
     不安の声が聴かれます。こういう状況を市や学校はどのように把握されていますか。

 福川鷹子
 次、2点目、学校における安全問題についてに入ります。
 朝霞警察前にマンションが建設され、早い方は2月から入居されています。そのことで、一部の子供は3月から、第四小学校が学区になっていることから通学しています。また、4月から新入   学した子もいて、多少増えたようです。
 このとき、保護者と学校の間で通学方法について話合いがなされ、安全な通学方法にすることとして、保護者の方が交代でバイパスと254、旧道の先、フタバスポーツの裏、市道652号まで送 ることに決めて送っておられましたが、5月の連休明けからは送る方もいなくなり、幸町、上の原に住まわれている方々が心配され、見守られているそうです。その方法から、心配の声が寄せ られていました。私のところに来ました。  
 今現在入居している方たちの話によりますと、現在入居している方は全体の3分の1になっていて、近隣道路の混雑を避けるため、1日の入居者数は3件から4件に絞られているそうです。不 動産の声です。入居者の声もこういうふうに聞いております。こういった状況は、市の教育委員会や学校は把握をされていますか。また、全ての方が入居されたら、今の登下校の安全確保が 厳しくなるものと考えられます。現在の通学している児童の数は何人でしょうか、お聞きします。

◎小島孝之学校教育部長
 学校では、登校班において保護者の見守りが具体的にどのようにされているのかということについては確認はしておりません。
 当該マンションの入居状況の概要につきましては、学齢児童数の確認が必要なため不動産事業者から情報をいただいており、入居が全て完了していないということは把握しております。
 なお、現在、第四小学校に通う児童数は37人で、通学班は5班あるということになっております。
 以上です。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 最終的に全家庭が入居されるのは秋頃になると不動産の方からお聞きしております。であれば、その頃、もう一度保護者と通学方法の確認が必要となります。今までですが、通学路の登校と 下校のコースが違った通学方法になっていたことも保護者の方より聞かされています。朝は254のほうから来るけれども、帰りは朝霞高校のほうの橋を渡って帰るということを聞いております。 行きと帰りと通学路が違ってもいいとされたのはどうしてでしょうか。お聞きします。また、四小以外でも行きと帰りを変えて通学している学校があるのでしょうか、聞かせてください。

◎小島孝之学校教育部長
 学校では、保護者の意向を確認して、そして相談の上、現在の通学路を決定しておりますので、今後も基本的にはそういうルートで、決められたそのルートで登下校していただくという形になり ます。児童数の大幅な増による登下校の状況や交通状況に大きな変化があれば、通学方法等についても確認、そして検討するという形になります。
 また、登校と下校の道が違うということについてもありましたが、他校においても児童がより安全に登下校できるようにということで、登校と下校の経路が異なるという例はあります。
 以上です。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 ある日の下校時のことなのですが、254号線、旧道を渡るのに、自分の目の前の信号ではなく、自分の家のほう、マンション側、バイパスのほうを見て大事故に遭いかけたときがあったことが あります。これも幸町、上の原の方々それを見てとても心配されています。私に相談してきました。これからますます入居者が増えると、第四小学校に通う子供たちも増えることでしょう。ぜひ  早めの安全対策をと思っておりますが、今後はどうされますか。

◎小島孝之学校教育部長
 現在、交通指導員の立哨のほか、保護者、そして地域の方など、多くの方々の御協力をいただいて子供たちの安全確保に努めているところです。
 議員御指摘の箇所につきましては、信号が整備され、児童が滞留してしまうということがないため、現時点では交通指導員の配置はしておりません。しかしながら、交通事情を含めて、通学の 状況に大きな変化があれば、学校と調整の上、交通指導員の配置についても検討していきたいと考えております。
 また、通学路については、学校が必要に応じて検討することになります。いずれにいたしましても、最も大切なことは、児童自身が登下校のみならず、日常生活上においても危険を回避する能 力を高めることだというふうに考えておりますので、引き続き交通安全教育の推進には努めてまいります。
 以上です。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 交通事情を含め、通学の状況に大きな変化があれば、学校と調整の上、交通指導員の配置についても検討したいと考えておりますとの答弁ですが、このことについては少し安心しました。
 市内全体を見回してみると、本町(六小区域)、溝沼、金子坂手前、これもまた六小区域です。第一小学校の前に戸建てっぽいのが建設予定、ドラッグストアの並びにマンションが建設中です 。これも第一小学校の区域です。また、朝志ケ丘(七小区域)にもマンションが予定されています。これからもどんどん建設が予定される土地がいっぱいあります。これらの予定地が整備され  た暁には、通学路のみならず、この見直しも考えていかなければならないのではと思っておりますが、このことに関しては、市はどのように考えていくおつもりでしょうか。
 また、通学路を変更することは大変なことだと思われます。以前、四小だったでしょうか、四小ができるときだったとうっすら記憶しているのです。このときも大変だったような思いがあります。で は、中学校のように自由選択制のことも視野に入れられる予定はあるかどうかお尋ねしたいと思います。

◎小島孝之学校教育部長
 新たな通学班ができたというときには、現在決まっている通学路を基本としますが、学校が保護者の意向をお聞きした上で、現場の状況を確認するなどして、児童の安全確保を最優先に、的 確な道路を通学路として決定することになります。
 なお、小学校の自由選択制については、登下校の安全の確保だけでなく、児童数が学校により偏りが生じてしまうという懸念があるため、現在は検討はしておりません。
 以上です。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 子供たちの登下校の安全確保については、以前にも質問しました。そのときよりは少し改善されてきているところもありますが、環境の違うところから朝霞市に引っ越ししてきた子供たちは、こ の市、この町、この地域に溶け込むまでの時間が必要です。このようなことから危機感を感じます。しっかりした対策を立てていただきたい。子供たちの安全確保に努めてくださることを願って おります。
 2番目、終わります。
 
(2) 第八小学校付近に新たに信号機の設置について
      朝霞第八小学校東側の市道7号線と市道12号線の交差点に信号機が
      設置できないか聞く。

福川鷹子
 2の(2)の第八小学校付近に新たな信号機の設置についてです。
 朝霞市第八小学校東側の市道7号線と市道12号線の交差点に信号を設置してほしいという要望が届いております。信号の設置はなかなか厳しいということは承知しております。ですけれども 、子供たちの安全のためにぜひ設置をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

◎松岡里奈都市建設部長
 議員御指摘の交差点につきましては、北側約100メートルに第八小学校の押しボタン信号機が、南側約110メートルに第四中学校入り口の押しボタン信号機が設置されております。令和2年  度に朝霞警察署に確認したところ、短い区間に信号機が複数存在する場合、信号灯器を誤認するおそれがあるため、隣接する信号機との距離は原則150メートル以上離さなければならない という警察庁通達の信号機設置の指針に定める条件を踏まえ、引き続き検討したいとのことでしたが、現在も設置に至っていない状況でございます。市といたしましては、改めて当該交差点  への信号機の設置について、朝霞警察署に相談するとともに、その他実現可能な安全対策について検討してみたいと思っております。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 信号機の設置は、指針に定める条件の信号機と、信号機の距離が150メートル以上離れていないとつかないということは十分承知しております。しかし、私が不思議に思っておるのは、本町1 丁目地内、市役所の先、コモディイイダ付近の武道館入り口の交差点は、朝霞市役所前の交差点との距離が非常に短い。そのような気がしております。150メートルも離れていない。なぜ信  号機が設置されているのでしょうか、お聞きします。

◎松岡里奈都市建設部長
 議員御指摘の本町1丁目地内、武道館入り口交差点と南側の朝霞市役所前交差点との距離は約60メートル程度であり、現行の指針に定める条件の一つである、隣接する信号機との距離が 原則150メートル以上離さなければならないという基準には適合しておりません。朝霞警察署に確認したところ、当該信号機の設置は平成18年とのことであり、近接するコモディイイダ朝霞店  の開店が平成17年であることから、当該店舗開店に伴う交通状況の変化などを勘案し、設置に至ったものと推測されます。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 信号機がついたから絶対安全にということはないと思いますが、子供たちの安全確保のために信号機の設置を望んでいるところです。保護者からの要望です。ぜひ一日も早い設置に向けて 、朝霞警察と協議していただいて、信号に代わるものがつけられれば、そのようにお願いしたいと思います。
 続いて、3番目にいきます。

3. 施設の長寿命化について
(1) 各公民館の取り組みについて
      公民館の長寿化に伴い、各施設について、今年度は 
      どこが、いつ頃されるのかお聞きします。

福川鷹子
 3番の施設の長寿命化についてです。
 各公民館の施設の取組はということで、公民館の長寿命化に伴い、各施設の改修について、今年度の実施予定の施設はどこで、いつ頃されるのか伺いたいと思います。まず初めにお願いし ます。 

◎奥山雄三郎生涯学習部長
 令和6年度の公民館の施設改修ですが、中央公民館コミュニティセンターでは長寿命化改修工事に向けた設計業務委託を、南朝霞公民館では空気調和設備改修工事に係る設計業務を行っ ております。また、北朝霞公民館は、本年11月から来年3月まで休館し、空気調和設備改修工事を行う予定です。
 以上でございます。

◆21番(福川鷹子議員) 
 ありがとうございました。
 中央公民館コミュニティセンターの長寿命化改修工事は、令和7年度に改修工事が実施されるようですが、今年度は設計になるということで、この工事期間はどれくらいかかるのでしょうか、  教えてください。

◎奥山雄三郎生涯学習部長
 工事期間につきましては、現在、設計業者と調整の段階ですが、令和7年9月から1年程度を見込んでおり、その期間は休館とする予定です。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 来年の9月頃から1年間かけて工事をしていただくということで、利用者の方から、全館が休館になると、利用している私たちの行き場がなくなることがつらい。おまけに1年間も利用できない  のがつらい。できれば東公民館だったり南朝霞公民館だったりの休館日を開館していただいて、少しでも利用者の受皿が確保できるようにはしていただけないかと切実な声が届いております 。そのことについてはどのように考えられるか教えてください。

◎奥山雄三郎生涯学習部長
 改修工事の期間中には、近隣の地区公民館である東朝霞公民館と南朝霞公民館の休館日を臨時的に開館して、利用者の活動場所の確保を図ってまいりたいと考えております。

福川鷹子
 ありがとうございます。
 答弁では、東朝霞公民館と南朝霞公民館の休館日を臨時的に開館して、利用者の活動場所の確保をしていただけるとのことです。ありがとうございます。公民館を利用されて行き場のなかっ た方々は、とても喜ばれると思います。
 中央公民館を利用されている方々は、地区館に比べると人数的に大勢の方が活動されています。そのため、他の施設も代替えに利用されたいとも聞いています。代替え施設としてリサイクル プラザや産業文化センター、市民会館、市民センターなども利用することについてはどうでしょうか、お聞きします。

◎紺清公介市民環境部長
 市民環境部所管の産業文化センター、市民会館、市民センターにつきましては、通常の貸出しの基準にのっとって御利用いただくことになります。なお、利用条件は施設ごとに異なりますので 、御不明な点につきましては各施設にお問合せいただければと思います。  
 続いて、リサイクルプラザにつきましては、リサイクル活動室やリサイクル工房などの貸出し可能な部屋がございます。利用目的が環境に関する活動であればどなたでも御利用いただけます ので、周知に努めてまいりたいと思います。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 市民環境部所管の産業文化センター、市民会館、市民センターについては、通常の貸出しの基準にのっとって利用できるとの答弁をいただきました。しかし、リサイクルプラザ活動室やリサイ クル工房などの貸出し可能な部屋があるが、利用目的が環境に関連するものであればどなたにでも利用いただけるという答弁でもあります。
 ずっと借りるわけではありません。たった1年間だけです。そして、またその1年間も中央の人がそっちまで、朝霞台のほうまで行くかどうかということも懸念されるわけですけれども、そのリサ イクルプラザの活動は環境に関連しないと駄目という厳しいことをおっしゃいますけれども、まあ歌ったり踊ったりする方は多分借りないと思います、部屋的に狭いですから。でも、俳句や絵手 紙だったり、お習字だったり、パッチワークだったりのそういう人たちは、環境問題にも多少関連するようなこともありますので、もっと柔軟な考えになっていただき、貸出しをお願いしたいと思  っております。公民館が利用できない間だけです。また、中央からリサイクルプラザまでちょっと行かれるかどうか、先ほども言いましたけれども、分かりません。環境に関連するものであれば どなたにでも利用いただけると決めつけた貸出しではなく、空いているのならぜひ利用してもらえるようにお願いしたいと思います。これは要望しておきます。  
 続いて、4点目に入ります。

4. 高齢者問題について
(1) 高齢者がいつまでも元気で暮らせるまち朝霞について
      市が行っている介護予防事業についてお聞きします。

福川鷹子
 高齢者問題についてです。
 人生100年時代と言われている現在、個人的、積極的に老人センターに通っていける人、朝それぞれの地域で行っているラジオ体操に通う人、歌が好きでカラオケに通っている人、歩くことが 好きで歩いている人と、様々に動けている人はいいのですが、外に出ないで家の中でテレビを相手に過ごしている人たちへの働きかけはどうなっていますか。高齢者がいつまでも元気に暮ら せる町として市が行っている介護予防事業について、現在はどのようなことを行っているのでしょうか、教えてください。

◎佐藤元樹福祉部長
 本市では、65歳以上の方が参加できる各種一般介護予防教室を実施しております。今年度は、健康な方でも将来介護の状態になることを防ぐことや、現在の状態を維持し、または改善する  介護予防が重要であるとの考えから、体操教室のフレッシュトレーニング教室、軽めの運動や健康講話を聞くフレイル予防のためのいきいき教室、栄養改善指導のけんこうサロン、そのほか 太極拳、ノルディック・ウォーク、切り絵など、各種事業を実施しているところでございます。
 以上です。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 健康な方でも、将来介護の状態になることを防ぐことや現在の状態を維持するため、運動や健康講座を聞く機会と事業を実施していただいていることはよく分かりました。
 当市では、社会参加や生きがいづくりを目的とするポイント事業として取組をされているでしょうか。1人でも多くの高齢者が生きがいができたり、外出する機会になる取組としてどういうふうに されているかお聞きしたいと思います。

◎佐藤元樹福祉部長
 ポイント事業の関係でございますが、県内では31の自治体がポイント事業を実施していると伺ってございます。主な事例といたしましては、さいたま市のシルバーポイント事業、川越市の介護  支援いきいきポイント事業がございまして、高齢者がボランティアとして参加することにより、ポイントを取得できる取組を行っていると伺っております。
 以上でございます。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 高齢者の方がポイントを取得できる、また楽しみも併せて生き生きと事業に参加できることが望ましいと思います。
 県内の自治体でも積極的に事業を進めているところがあるようです。その主なものは、さいたま市の事業かと思います。さいたま市の事業はどのようなものですか、お尋ねします。

◎佐藤元樹福祉部長
 さいたま市内在住の65歳以上の方を対象に、登録団体等で健康づくりなどの活動をした場合に付与される長寿応援ポイントと、受入れ施設等でボランティア活動をした場合に付与されるいき いきボランティアポイントがございまして、ポイントが一定数たまると奨励金や市内で使えるお買物券などに交換できる事業と伺ってございます。
 以上です。

福川鷹子
 ありがとうございました。
 さいたま市のような事業、長寿応援ポイント、いきいきポイント事業のような事業の導入を本市でもぜひ取り入れていただけたらと思っておりますが、いかがでしょうか。

◎佐藤元樹福祉部長
 現在本市では、さいたま市のようなシルバーポイント事業というものは行っていないところでございます。埼玉県が実施するコバトンALKOOマイレージについては、本市も参画しているところ  で、こちらにつきましては引き続き実施してまいりたいと考えてございます。
 また、新たなポイント事業の実施につきましては、財源の状況だとか、ポイントをどのように還元するのかが課題と捉えてございまして、本市としては引き続き県内自治体の取組事例や情報を 収集するなど、調査研究してまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。

福川鷹子 
 ありがとうございました。
 県内では、さいたま市や川越市、富士見市が先駆けて、ポイントが奨励金として還元されているとの答弁もありました。しかし、相当の予算が計上されて実施されていく状況のようです。当市の 敬老の日の祝い金の経費をそちらに回し、一部の高齢者だけが、それもたった1日だけ楽しむということでなく、日頃から高齢者がいつでも元気に暮らせるまち朝霞市になるよう、引き続き県 内自治体の取組事例や先進市の情報を収集するなど調査研究していただきたいことをお願いして終わります。ありがとうございました。
一般質問
平成31年3月 増える外国人の子への対応 ほか 令和元年6月   プラスチックの今後について   
令和元年9月 鳥獣・害虫に関する相談、実態について 令和元年12月   児童・生徒をSNS,インターネットの犯罪
            から身を守ることについて
令和二年3月  コロナ関連にて、一般質問休止 令和二年6月   子どもたちの命を守る取り組みについて
令和二年9月   障害児保育について  令和二年12月   交通安全対策について ほか
令和三年3月  おむつ、ミルクの自動販売機設置について 令和三年6月   居心地の良いまちについて 
令和4年1月   ヤングケアラーについて 
令和4年6月    学校における課題について  令和4年9月    ケアラーについて
令和4年12月   児童相談所について ほか  
令和5年3月    障害のある子どもの幼稚園、保育園への入園の状況はどうなっていますか ほか 
令和5年6月    朝霞台駅のエレベーター設置について 令和5年9月    窓口休日開庁について 
令和6年3月    放課後児童クラブについて ほか  令和6年6月    デマンドタクシーについて ほか