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男はつらいよ・噂の寅次郎

シリーズ22作(1978年)

●監督
山田洋次

●キャスト
渥美清
倍賞千恵子
大原麗子
志村喬
室田日出男
泉ピン子

■ ストーリー ■


 寅さんは、旅先のバスの中で博の父親に再会、その夜、芸者を呼んで勝手に盛り上がった寅さんは、宿代から飲食代などすべてを世話になる。古文書の研究で寺を巡っていた博の父親は、寅さんに『今昔物語』の物語を話して聞かせ、見かけの美しさに執着する事の愚かさに気付いた寅さんは、反省して柴又へ帰り、マジメに生きようと決心する。しかし、ちょうど、とらやで働きはじめたばかりの早苗という女性に一目ぼれしてしまい・・・。

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■ レビュー ■

 

 1978年日本映画。監督は『学校』『息子』『幸福の黄色いハンカチ』の山田洋次。出演は、渥美清、倍賞千恵子、大原麗子、志村喬など。日本を代表する長寿シリーズ『男はつらいよ』の22作目。

 少女のようなあどけない表情を見せる大原麗子さんの魅力的なマドンナが印象的な作品ですが、博の父親のアドバイスによって、寅さんが人生を考え直すという深いテーマが心に残る作品です。『男はつらいよ』『男はつらいよ・寅次郎恋歌』でも博の父親役で出演している志村喬さんは、出演時間は短いものの本作でも圧倒的な存在感で、寅さんの人生を変えてしまうほどの真理を伝授してくれています。仏教に関心のある方にとっては、目新しいセリフではないと思いますが、志村喬さんの口から出てくると不思議な説得力があり、強く印象に残ります。キラキラと光り輝くようなオーラを持った大原麗子さんの美しさは、寅さんの煩悩を呼び覚ましてしまう役としては最適で、離婚の悲しみに揺れる女心、寅さんという楽しい自分に出会って少女のように喜ぶ姿など印象的な名演が多く、マドンナとしての魅力は完璧です。『男はつらいよ・寅次郎恋歌』の頃よりも、博の父親が博と理解し合い、博の為に土地を購入していたというサイドストーリーも志村喬さんの好演で感動的に描かれ、寅さんが旅先で出会う、おしゃべりで喜怒哀楽の激しい瞳を演じている泉ピン子も、かなり強烈なスパイスになっています。寅さんの恋愛に関しては、大原麗子さんの好演でウキウキと楽しい恋愛になっていますが、従兄弟の肇との三角関係の結果がちょっと曖昧で、スッキリしないのが残念です。もしかしたら、この続編があるのかな?と期待してしまいました。ちょっと甘めの採点ですが、博のお父さんが出演する作品は、やはり重みがあり外せません。ちょっと評価は甘めですが、志村喬さんが演じる博の父親が郷里に帰る前に、『面白くもおかしくもない人間ですが、どうかよろしく』とさくらさんに頭を下げるシーンだけでも評価が高くなります。

 中学校の時の同級生で、『俺は面食いじゃない!』と公言している奴がいました。そいつは、本当に顔もスタイルも褒められない女の子と交際していて、周囲を驚かせましたが、面食いじゃないという事をアピールしようと焦っていたのか、顔もスタイルも性格も悪い女の子と付き合っていたので、みんな呆れていました。本人としてみれば、俺は外見に惑わされず、中身で判断できる人間だと主張したかったんでしょうが、これは致命的で、周囲からは、美意識が欠如した上に、人を見る目も無い男という評価を得る事になりました。今考えてみれば、ちょうどこの頃、顔が好みだというだけでバカ女に惚れていた私としては、批判のしようもありませんが、外見で判断すると失敗する事が多いから、美しくない女性を選べばいいというわけでは無いんですよね。彼は、高校に進学してからは、性格のいい彼女ができたようなので、まぁ、めでたしということで。それにしても、見かけも中身も最悪だと、何のフォローもしてやれませんよね・・・。

人にはそれぞれ任があるからな

 本来なら、とらやの跡継ぎである寅さんは相変わらずの旅暮らし、本人は反省していますが、おいちゃんは諦めているようです。家業を継ぐかどうかという問題は、本人の意思もありますが、向き不向きという問題もあるので、無理やりやらせてもうまくいかないことが多く、結局自分のやるべき仕事、使命のようなものがあって、その任に就くのかもしれません。

いくら美人でも、死んじまえば骸骨

 見かけの美しさに惑わされてしまいがちな人間に対する戒めと、人生の儚さを教えてくれる言葉ですね。人の見かけと中身が比例していれば、簡単に人間を判断できるんですが、ほとんどの場合は反比例していて、見かけ通りに内面も美しい人は、あまりいないような気がします。

結婚するからだよ、好きでもない人と

 好きで結婚しても離婚してしまうカップルが多いのに、好きでもない人と結婚したら、離婚する確率は飛躍的に上がってしまうような気がします。現代社会では、結婚相手を経済的に安定した生活を得る為のパートナーとして考えるような風潮もありますが、そんな気持ちで一緒になっても、うまくいかないんじゃないでしょうか。

本当にいい方たちで、嬉しいんです

 若くて美しい早苗さんは、仕事を選べる立場ですが、とらやで働きはじめます。とらやのおいちゃん、おばちゃん、さくらさんなど、いい人ばかりの環境で働けるというのが理由ですが、分るような気がします。給料が良くても嫌な奴ばかりの職場よりも、給料が安くてもいい人に囲まれて働いていた方が、精神的には豊かになれるような気がします。

こんな気持ちになるなんて

 この作品の中で、愛の無い結婚生活を精算し離婚した早苗さんが、泣き崩れるシーンがありますが、自分の意思で別れたり、離婚しても以外に悲しみが伴うという感情をうまく表現しているような気がします。自分の人生の中で重要な存在だった人との別れは、好き嫌いを別にして大きな喪失感があります。人によって感じ方の差はあると思いますが、別れる事によって手に入るものと同じぐらい失うものも大きいんですよね。


 

名シーン

あたし、寅さん好きよ

 早苗が、ちょっと恥ずかしそうに寅さんに声をかけて、笑顔を見せて走り出すシーン。んー、これはヤバイですね、この美しい顔で、この表情で好きと言われたら、寅さんでなくても本気になってしまうでしょう。

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ガイド

離婚か、妙なものがはやるんだな

 1978年度作品ですが、この当時は、離婚が流行っていたようです。ファッションや食べ物の流行ならともかく、離婚が流行る、不倫が流行るというのは恐ろしい気がします。テレビや新聞、インターネットなどで情報の洪水となっている現代では、流行っている!という情報だけで影響を受けてしまう人が多く、メディアの影響によって人生が左右されてしまうという状況になっています。これから何が流行るんだろうと考えると怖くなります。



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