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寅次郎心の旅路

ぼくの伯父さん

寅次郎の休日

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寅次郎の青春

寅次郎の縁談

拝啓車寅次郎様

寅次郎紅の花

ハイビスカスの花 特別篇

 

男はつらいよ

シリーズ1作(1969年)

●監督
山田洋次

●キャスト
渥美清
倍賞千恵子
光本幸子
志村喬

■ ストーリー ■


 父親とケンカして家出をした寅次郎が、20年振りに故郷の葛飾柴又に帰ってきた。懐かしいおいちゃんやおばちゃん、そして妹さくらと涙の再会をした寅さんだったが、さくらの見合いの席で酔っ払って大暴れ、見合いを台無しにした事で、おいちゃんたちと喧嘩になり、すぐに出て行ってしまう。その後、旅先で冬子という女性に恋をした寅さんは、再び柴又を訪れ、印刷工場で働く博という青年が、妹さくらに惚れている事を知り、一肌脱ぐ事になるのだが・・・。

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■ レビュー ■

 

 1969年日本映画。監督は『学校』『息子』『幸福の黄色いハンカチ』の山田洋次。出演は、渥美清、倍賞千恵子など。後に日本を代表する長寿シリーズとなる『男はつらいよ』シリーズの1作目。

 ギネスブックにも認定されている長寿シリーズ『男はつらいよ』の記念すべき第1作です。元々はテレビシリーズとして人気があった作品の映画化ですが、この作品はシリーズ化を考えての作品ではなく、1作で完結の予定で製作されていて、主人公の寅さんの恋愛、妹さくらの結婚、さくらの夫になる博の父親との和解など、笑いと涙がぎっしりと詰まった名作で、シリーズ中の最高傑作と考えているファンも多い作品です。妹さくらさんを殴ってしまうような、軽薄なチンピラというキャラクターにはハラハラさせられますが、とにかく若さにまかせて威勢のいい寅さんのドタバタぶりにはキレがあり、古典的なドタバタコメディが楽しめます。おいちゃんが寅さんをバカ呼ばわりするときに、バカという言葉に妙に力が入っているのも笑えます。そして、黒澤明監督作品の常連である名優、志村喬が、博さんの父親役で出演、出演時間は短いものの、抜群の存在感で、観客の涙を誘う名演を見せてくれます。人間的に丸くなってからの作品が好きな方にとっては、ちょっと違和感があるかもしれませんが、コメディ作品として、感動のドラマとしても最高傑作の一つだと思います。

 笑って泣ける文句無しの名作ですが、寅さんが若く、ヤクザ丸出しの言動、行動に迫力があるので、女性が観ると、ちょっと怖い人というイメージが先行してしまうかもしれません。でも、人情味のあるキャラクターとして親しまれる寅さんも、所詮は堅気の暮らしができない渡世人で、悲しい人間であるという事を知る上でも、絶対に外せない作品だと思います。個人的には、派手な暴れっぷりや目つきの悪さには違和感が無く、むしろ他人事とは思えない行動が多いので、自分の若い頃を思い出してしまいます。でも、ここまでガラが悪いと、女性の方は、怖いかもしれませんね。

人間はな、理屈じゃ動かないんだよ

 人間は、理屈では分っていても、必ずしも理屈道理で合理的な行動ができません。自分の得になるように、損得勘定だけで行動する冷淡な人間もいますが、ほとんどの人は、理屈よりも感情で生きています。自分の為にならないと分っていても、他人の為に尽くすような人間の方が人間らしいような気がします。

愛だとか、蜂の頭だとか、蟻の金玉だとか

 ブワッハッハッハ。寅さんが、まだ若いので、かなり威勢が良く元気ですが、口からでまかせの口上もなめらかです。ちょっと下品ですが、寅さんの数ある名口上の中でも一番笑えるセリフではないでしょうか。

俺みてえなバカになりえのか?

 旅に出ようとする寅さんが、舎弟の登を怒鳴りつけます。寅さんと一緒に旅をしたいと願う登ですが、そんな事をしても登の為にはならないと知っている寅さんは、心を鬼にして登を追い払います。自分が嫌われてもいいから、登るにはまともな人間になって欲しいと願う寅さんの気持ちが伝わってきます。


 

名シーン

さくらさん、博をよろしくお願いします。

 8年間も連絡を取らず絶縁状態だった博の父親が結婚式に現れ、無表情な博の父親に対して博も寅さんも、嫌悪感を感じますが、結婚式のスピーチで意外な言葉が。さくらと博の純愛など名シーンが多い作品ですが、このシーンには号泣してしまいます。

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ガイド

チーズがどうかしたんですか?

 旅先で御前様と偶然再会した寅さんが、御前様と娘さんの写真を撮りますが、御前様が『バター』と一言。これは言うまでも無く『チーズ』と『バター』を間違えているギャグですが、このネタは、吉永小百合さんがマドンナ役で出演したシリーズ9作目『男はつらいよ・柴又慕情』の有名なシーンにも生かされています。

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