2003年アメリカ作品。監督はマーク・S・ウォーターズ 、出演は、『大逆転』のジェイミー・リー・カーティス、『ボビー』のリンジー・ローハンなど。突然、体が入れ替わってしまった母娘の戸惑いと騒動を描いたファミリーコメディ。
男女の体が入れ替わってしまうというパターンはよくありますが、この作品は母娘の体が入れ替わって、それぞれの立場で生活しなければならなくなるというコメディ作品です。主演は、昔セクシー女優で有名だったジェイミー・リー・カーティスと、アイドルとして人気のあるリンジー・ローハンが主演で、主演女優の魅力もあり、コメディだけでなく、ちょっと感動できるファミリー向け作品としてもオススメの作品です。更に、娘のアンナがバンド活動をしているというストーリーなので、上質のロックミュージックを楽しめるというオマケが付いています。ストーリー的には、期待通りというか、特に意外性も無く予想通りに展開して行きますが、笑って泣ける娯楽作品として誰でも楽しめる秀作です。
私生活でスキャンダラスな話題が多いリンジー・ローハンですが、この作品では、リンジー・ローハンが地で演じられるような、快活で奔放なキャラクターなので、自然な演技を楽しんでいるようにも見えます。リンジー・ローハンが演じるアンナのバンドの演奏曲が、意外に秀作で音楽的にも楽しめますし、アンナが使っているワインレッドのテレキャスターが異常にカッコイイです。似たようなギターを必死で探しましたが、見つかりませんでした。ギターが好きな方にもオススメです。
互いの目を通して理解し合う
親は親の価値観で、子供は子供の価値観で生きています。世代の違いによって価値観が大きく変わって、親には子供の気持ちが理解できず、子供も親の古い感覚で生活する事は難しいと思いますが、お互いの立場になって考えられれば、相手の気持ちが理解できるかもしれませんね。
道を誤らせたくないだけ
子供にしてみれば、親に命令されるのはウンザリで、親の古い価値観に従うのは苦痛でしかないと思いますが、多分、親にしてみれば、間違った道に進まないようにアドバイスしているだけなんですよね。親の気持ちは、自分が親になるまでは分らないんでしょうね。