デビュー40周年記念エディション(紙ジャケット仕様)
はじめてCD化された時の音源は、ノイズがあり、極端に音質が悪く、ファンの間で非常に評判が悪く、リマスター盤の発売が熱望されていました。後にリマスター盤が発売されましたが、すぐに、ロバート・フリップがリマスター作業に参加した音源が発売されるなど、様々なバージョンで発売されていて、このアルバムのファンは、何度も買い替えを経験していると思います。そして、ついに待ちに待ったDVDオーディオが発売されました。次世代の高音質ソフトとして注目されたDVDオーディオですが、ちょっと高めの価格と、CDプレイヤーではなくDVDプレイヤーでなければ再生できないという不便さで、企画倒れのような状態になり、過去に発売された名盤も、ほとんど廃盤で、このアルバムのDVDオーディオでの発売も絶望的でしたが、2009年、何とDVDオーディオと、HQCDの2枚組み紙ジャケット仕様という豪華盤で発売になりました。このアルバムは、CDとDVDオーディオ、それぞれのジャケットに封入されていて、紙質の違う紙ジャケットが2つ入っています。DVDオーディオには、MLP音源の2chと5.1ch、さらに、DTS5.1chとPCMステレオ2chの合計4タイプで再生が可能です。ボーナスとして映像やアウトテイクも収録されていますが、こちらはオマケ程度。何と言っても高音質化されたオリジナル音源の音の良さを体感できるのが、ファンにとっては嬉しい所です。各楽器の音の輪郭が明瞭になり、生々しい音のリアリティには、本当に驚かされます。聴きなれたアルバムでしたが、このDVDオーディオで聴いたときには、久しぶりに鳥肌が立ちました。ちょっと値段は高めですが、音質にもこだわるなら絶対にDVDオーディオがオススメです。現在、新品で購入が可能ですが、廃盤になってしまうと、他のDVDオーディオと同様に、1万円から2万円という価格に高騰する可能性が高いので、早めに手に入れたほうがいいでしょう。DVDオーディオは自宅で高音質なサウンドを楽しむために、HQCDは、カーステレオなどで楽しむ為に、車に置いておけるというのも嬉しいですね。もっとも、このアルバムを聴きながら運転すると事故ってしまいそうな気もしますが・・・。
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